老舗居酒屋チェーン「天狗」を運営するテンアライド社が出店拡大中の『神田屋』が東京駅八重洲地下街に新規オープン。14時30分から17時は、1,500円で最大10杯も飲める「せんべろ」を実施中。実際に何杯飲めるか体験してきました。
東京駅直結で一番安いレモンサワー
(※当サイト調べ)
チェーン居酒屋のブランドは、お客さんとともに年齢を重ねていきます。継続するためには常に若返りが必要です。天狗を運営するテンアライドは、ネオ居酒屋のエモさとセンベロという、20代・30代が好む要素を取り入れつつも、「いつまでも飾らない”中年の癒やし”」をテーマに、2019年『神田屋』を開発しました。
店名にもなった神田駅前を1号店に、都内の主要なターミナル駅周辺に出店を続けており、テンアライドが運営する居酒屋の約3割が神田屋になりました。そして、いよいよ東京駅にもオープン。場所は、東京駅八重洲地下街、愛称「ヤエチカ」。JR各線から屋外にでることなく行ける駅直結の店舗です。
オープン初日、時刻はまだ16時にもかかわらずビジネスパーソンでにぎわっています。お昼は定食屋「湊や磯吉食堂」として営業する二毛作店で、休みなく通しで営業しています。つまり、お昼から時間を気にせず飲めるということ。
とくに、14時30分から17時までの時間限定で注文できる「せんべろ」は、空き時間に軽く飲みたいという人たちに大人気。
ルールは簡単。1,500円(税込み)で10点分を購入し、1点を1品・1杯と交換するというもの。制限時間は60分。料理・お酒のランクによって点数がかわりますが、1点でもレモンサワーや厚揚げ豆腐と交換できるため、内容次第ではかなりの杯数になります。
つまり、実質、レモンサワーは1杯150円ということ。しかも、レモンエキスは、キレートレモンやポッカレモンでおなじみ、日本を代表するレモン果汁企業・ポッカサッポロフード&ビバレッジがつくる、酸味とコクが強い「パンチレモン」です。
このあたりをしっかり選んでいるのがテンアライドらしいと私は思います。
目指せ7杯以上!?
一般的な居酒屋のアイドルタイムと言われている15時前後。それでも店はほぼ満席です。スーツ姿の皆さんが飲むのは、もちろんレモンサワー。多くのお客さんがせんべろを楽しんでいます。
私も目指せ、7杯以上!?ということで、1杯目からレモンサワーでスタート。それでは乾杯!
レモンサワーだけ飲めば10杯も飲めますが、体のためにも何かつまみながら飲まないといけません。ということで、秘伝の鶏からをオーダー。1個1点、つまり150円です。もちろん揚げたて。
ザクザクと頬張り、ハフハフとなりながらパンチレモンサワーをグッと。
二杯目ももちろんパンチレモンサワー。甘すぎないので飲みやすいです。
もう少しつまみましょう。二品目は、かっぱ巻。こちらも1点(実質150円)。今回は杯数チャンジなので料理も1点のものしか注文しません。
もうちょっとつまみたいと思い選んだのも、1点のカレーポテトフライ。
その後も順調にレモンサワーのおかわりを続け、合計レモンサワー5杯、料理3品を頂いたところで、時計を見ると飲み始めてから50分が経過しています。(前述の通り、せんべろは60分制限)
そう、実は60分で10杯飲もうと思うと、単純計算で1杯6分ということになるのです。おつまみを多少注文しても、「お酒は自分のペースで」という飲み方の”お約束”の中ではこれが限界です。
残りの2点は、日本酒のおでん出汁割りを選びました。あごだしのおでん出汁を入れた熱々の一杯。あたたまります。
これで無事、60分10点です。1,500円で6杯飲めました。どうですか、時間限定とはいえ、東京駅直結範囲内でこんなに安い店ができました。
ごちそうさま
せんべろを飲みきったところで、別途注文した生ビールでホッと一息。提供品質の良いサッポロ生ビール黒ラベルは、何杯目でも美味しいです。
変形コの字カウンターで、どのカウンター席からも厨房を見渡せる関西のスタンド風のつくりは、一人で飲んでいても楽しめます。
割烹やハイクラスの店では、こうした調理風景を見せるところがありますが、この価格帯では珍しいです。
お昼は焼き魚定食が900円~、ランチタイム後から夜の定番メニューは下の写真の通り。
今回は注文しませんでしたが、天然インドまぐろぶつ切り(539円)、牛すじ煮込み大根(649円)、とろたくタワー(539円)など、神田屋各店の人気メニューを集めているとのこと。
メニュー
店名 | 大衆酒場 神田屋 東京駅ヤエチカ店 |
住所 | 東京都中央区八重洲2-1八重洲地下街中4号 |
営業時間 | <営業時間> 月~金曜日 11:00~23:00 土、日曜日・祝日 11:00~22:00 |
オープン | 2024年4月23日 |