創業は昭和3年。かつて市民酒場にも加盟していた『やきとり井筒屋』は、老舗の居酒屋好きにはたまらない一軒です。刺身が豊富でやきとりも美味しい。日曜日もやっているため、休日の飲み会にもオススメ!
目次
幅広い層にオススメしたい清潔で家庭的な酒場
横浜・伊勢佐木町近くにある『井筒屋』は、かつては横浜独自の飲食店組合「市民酒場」にも加盟していた1928年から続く居酒屋。横浜は大都市ながら、東京都心部のような再開発があまり行われていないこともあってか、こうした歴史ある個人店が元気に営業しています。
外観
長年通い続けた常連さん向きで、一見としてはハードルの高さを感じることも多い老舗酒場。ましてや、居酒屋巡り(バーホッピング)を日常的にしていない人と一緒に行くとなれば、お連れする相手が楽しんでもらえるか心配になることもあります。
今回ご紹介する井筒屋はそんな心配はいりません。アットホームな雰囲気ながら、しっかりとした老舗らしいピンとしたムードがあり、店内は清潔で料理も美味しいお店です。
戦後の市民酒場は、ふぐ料理で差別化を図るようになり、それが横浜にふぐ食文化定着に繋がりました。『井筒屋』もふぐ料理をだしており、鍋がセットできるテーブルもあります。
内観
一枚板をつかったカウンター席は、調理の様子を眺めながら飲めるので、一人飲みならば特等席でしょう。
店の奥にはテーブル席も多く、8人程度までの飲み会に使えます。食いしん坊・お酒好きが集まるとき、こういう酒場の存在は実にありがたいものです。
品書き
お酒
- 樽生ビール アサヒスーパードライ:620円
- 瓶ビール アサヒスーパードライ・サッポロ黒ラベル中瓶:650円
- サワー各種 炭酸割り・レモンサワー・緑茶割りなど:各450円
- 日本酒 松竹梅・八海山・浦霞・磯自慢・いづみ橋など:450円~
日替わり
- インドマグロ中とろ
- かつお刺し
- 青柳刺し
- クジラ刺し
- あじ刺し
- いわし刺し
- 芯さんま刺し
- 石垣貝
- 赤貝
- 白魚
- 金目鯛焼き・煮付け
- 地ハマグリ焼
- やきとり(とりねぎ・とり皮・とりもつ・砂肝・軟骨つくね・ぼんぼち・手羽先・赤玉・うずら):180円~
- もつ(タン・カシラ・レバー・ハツ・ナンコツ・白モツ):各200円
- もも塩焼き:800円
- 牛もつ煮:750円
- 湯豆腐:800円
- ふぐ鍋:時価
日替わりは要チェック!時価でも良心価格の刺身を食べよう
サッポロ黒ラベル中瓶(650円)
まずはビールでしょう。瓶ビールのサッポロ黒ラベルをもらって、それでは乾杯!
青柳刺し
日替わりメニューが気になります。旬の秋刀魚があって、高級魚のキンメダイまであります。青柳刺しがあるのも嬉しいですね!ピンとしたハリツヤがある新鮮な青柳です。弾力があって甘い!
かつお刺し
二品目もお刺身で!脂がのった腹皮を含む部位の違いが楽しめる楽しい盛り付けです。ネギ、生姜だけでなく、にんにくまで薬味たっぷりです。
緑茶割り(450円)
酒場の緑茶割りってなんだかホッとします。レモンサワーと違って刺身とのペアリングもばっちり。
やきとり(各200円)
長年継ぎ足しつづけているのであろう濃厚でコク深いタレにつけて焼いた飴色の焼鳥です。カッコつけてない酒場らしいシンプルな美味しさ。
松竹梅(450円)
このあたりで、そろそろ日本酒を。標準的に松竹梅は、飲み飽きることないいいお酒です。
青森にんにく(300円)
となりのテーブルではお店の方がひたすらにんにくの皮を向いています。フレッシュなにんにくは焼くだけで美味しいですよね!ホクホクです。
ごちそうさま
関内・伊勢佐木町でこうした落ち着いた雰囲気の酒場は貴重です。いつもの野毛ももちろん良いですが、少し違った雰囲気の街でのんびりと過ごしたいときに、ぜひ!日曜日も営業しています。
近くの酒場
(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
店名 | 井筒屋 |
住所 | 神奈川県横浜市中区曙町1-3 |
営業時間 | 営業時間 16:30~23:30 日曜営業 定休日 木曜日、第2水曜日 |
創業 | 1928年 |