西武新宿線の中井駅すぐ、妙正寺川沿いに位置する『錦山(きんざん)』。ご夫婦で営まれているアットホームな酒場です。毎日市場で仕入れるという刺身類を筆頭に、天ぷら、そして酒場らしい炒めものなど、多彩な料理が揃っています。
目次
川の畔の酒場という風情
外観
細い路地には、数々の小さな飲食店が軒を連ね、どこか懐かしい雰囲気が漂う街、それが中井です。この街の趣は、駅の脇を流れる神田川の支流である「妙正寺川」が形作るものと言っても過言ではありません。江戸時代には染物の村として栄えた歴史を持ちます。
毎年2月には、「染の小道」という染物を飾るイベントなどが行われ、情緒に満ちた雰囲気を楽しむことができる妙正寺川。そしてその遊歩道に沿って立ち並ぶ飲食店も魅力的です。その中でも、酒場好きにはたまらない魅力が漂う『錦山』は、60年続いてきた地元の人々で毎晩賑わうお店です。
内観
“いらっしゃい!”とベテラン大将と気さくな女将さんが温かく迎えてくれました。
厨房の前には、常連さんで賑わうカウンター席が広がり、向かいにはテーブル席が配置されています。年配のご夫婦や家族連れ、仕事帰りの方々など、幅広い客層が訪れるこの酒場。地域に根付いた酒場の魅力を改めて感じさせてくれます。
品書き
お酒
- 生ビール サッポロ黒ラベル:小400円・大600円
- キリンクラシックラガー大瓶:630円
- 酎ハイ:300円
- レモンサワー:300円
- 桑茶割り:320円
- 生オレンジ・生グレープフルーツ・生レモン:各380円
- ホッピー(ホッピー・黒ホッピー)
- 菊正宗 辛口:小350円・大680円
- 全国の地酒(甘口、中口、辛口):450円~
本日のおすすめ
- 白エビから揚げ:490円
- 初夏のおつまみ三品:490円
- ゴーヤチャンプル:490円
- ブリかま塩焼き:490円
- 鶏つくね焼:140円
料理
- 刺身ちょっと盛り:920円
- 刺身三品:620円
- 貝三品刺身:880円
- マグロぶつ切り:450円
- 生カキ:430円
- 魚あに塩焼き:430円
- 魚あらと豆腐煮 人気品:490円
- 季節の天ぷら:520円
- 納豆かき揚げ:490円
- 鶏のから揚げ:390円
- 串カツ:250円
- 酢の物盛り合わせ:490円
- マグロ納豆:390円
- 自家製ポテトサラダ:390円
- 肉カナ味噌炒め:390円
- インディアン炒飯(ドライカレー):630円
まるで、昔から通っていたような気分
サッポロ生ビール黒ラベル(400円)
一度腰掛けると、ほっとして動けなくなるような酒場です。
ホッと一息ついたら、ビールが欲しくなります。まずはサッポロ生ビール黒ラベルで乾杯!
お通し
小さな丸い椅子が並び、隣の方との距離も近い。景色が目に入るわけではありませんが、それでもなぜか座っているだけで心地よく、離れたくなくなります。そんな酒場ならではの魔法を感じることができるのが『錦山』です。
タル酒
看板料理は大将自慢のお刺身。切ってもらうのを待つ間に、女将さんに日本酒をお願いしました。定番のキクマサだけでなく、地酒も7種類取り揃えています。物価上昇にも関わらず、400円台という価格設定に驚かされます。
樽酒をお願いすると、この通り、マスで出してくれます。
マグロぶつ切り(450円)
数量限定のマグロぶつ切りはサービス品。真っ赤な赤身と、脂がのった部位の2種類が楽しめます。
切り方は酒場らしい豪快さですが、ねっとりとした良い赤身です。
桑茶割り(320円)
お茶割りが好きでいろいろ飲み比べていますが、桑茶割りは珍しい!常連さんも注文されている人気の酎ハイです。
串カツ(250円)
ささっと揚げて出してくれました。串カツは1本から注文可能。豚肉は分厚くてとってもジューシー。食べごたえある一品でした。
ごちそうさま
常連さんグループがこぞって注文していたインディアン炒飯や、自家製のポテトサラダなど、ほかにも気になるものはたくさん!
川のほとりにある小さな酒場で、のんびりリラックスした時間を過ごすことができました。お近くを訪れた際はふらっと立ち寄られてみてはいかがでしょう。
近くの酒場
店名 | 錦山(きんざん) |
住所 | 東京都新宿区中井1-3-6 |
営業時間 | 営業時間 17:30~23:00 日曜営業 定休日 月曜日・火曜日 |
創業 | 1961年 |