JR八戸駅近くで30周年を迎えた居酒屋『きたのや』は、地元食材を使った晩酌セットが魅力的。新幹線の発車15分前まで飲んでも間に合う立地ですので、八戸帰りの〆の一杯にもオススメ。どっしり構えた家族経営型の店なので、老舗居酒屋好きの方にも安心してオススメできます。
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新幹線改札から徒歩7分、八戸の便利な郷土料理居酒屋
東京から八戸まで、鉄道で約630km。かつて7時間以上かけていた区間を2時間40分で駆け抜けるのですから、新幹線は本当に早い。せっかく短縮された所要時間は、居酒屋で美味しい肴をつまみに地酒を楽しむ時間に使いたいものです。
さて、青森県第三の人口規模を誇る八戸ですが、飲食店が集まる八戸の中心街は沿岸から駅に向かう路線バスで約12分ほど先にあります。ですが、サクッと飲みたいときは駅前がいいでよね。
駅近く、特にカウンターをメインとした郷土料理がある居酒屋は少ないです。そんな中で訪ねた駅前通り沿いの『きたのや』は素晴らしい居酒屋でした。
外観
北国の酒場らしい実に情緒がある店構えです。レトロな雰囲気ですが、創業は平成初期のころ。まだ老舗とはいえませんが、十分に味わいがあります。
ガラガラと引き戸を開けると、若い店員さんが落ち着いた雰囲気で丁寧に迎えてくれました。女将さんや料理人さんも挨拶してくれます。店内は席数に比べて広く、そのためやや照度は低めですが、飴色に染まった空間を暖かく照らしていて、実に素敵な雰囲気です。
テーブルなど、随所に一枚板が使われていることも、店の雰囲気を落ち着かせています。
品書き
晩酌セット:1,500円
ドリンク1杯(600円以下のビール・サワー・日本酒等)、小鉢2品、刺身1品、串焼き3本
お酒
- 生ビール キリン一番搾り:600円
- 瓶ビール アサヒスーパードライ・キリンラガー中瓶:750円
- レモンサワー:450円
- ハイボール:500円
- 地酒 八戸酒類 如空:500円
- 地酒 桃川:500円
- 地酒 桃川にごり酒:600円
- 地酒 桃川 ねぶた 純米:650円
- 地酒 盛田庄兵衛 作田 特別純米:700円
- 地酒 菊駒 一滴入魂:800円
- 地酒 西田酒造店 喜久泉:850円
- 地酒 八戸酒造 八仙 特別純米:850円
- 青森の日本酒飲み比べ:1,100円
日替わりのオススメ
- 八戸産 〆サバ刺:550円~
- 八戸産 タコ刺:600円
- 八戸産 天然ホヤ:700円
- 青森県産 メバル刺:600円
- 青森県産 アブラメ(アイナメ)刺:600円
- 青森県産 ホタテ刺:700円
- 青森県産 アンコウともあえ:500円
- 八戸産 イカバターしょうゆ:550円
- 青森県産 カスペ唐揚:550円
料理
- 串焼き盛り合わせ5本:700円
- 串焼き(もも・ねぎま・かわ・すなぎも・ネック・やげん軟骨・ぼんじり・かしら・とんとろ・カン・レバー・白もつ):各150円
- 八戸産宗八カレイ焼:500円
- 八戸産イカ焼:550円
- ホルモン焼:650円
- 八戸産タコ唐揚:600円
- 八戸せんべい汁:700円
飲み慣れた地元客が集まる店の刺身は美味しい
晩酌セット(1,500円)
一人飲みの利用であれば、晩酌セットから始めたい。ビールやお酒1杯、刺身、焼鳥がついて1,500円(別途お通しあり)という大変魅力的な価格です。
このセットでは地酒も選ぶことができますが、最初の一杯はやはりビールでしょう。仙台で製造されたキリン一番搾りで乾杯!
お通しは日替わり。
小鉢はお新香とめかぶ。とくにめかぶは日本有数のめかぶ産地である三陸の街らしく、フレッシュでコシのある食感と濃厚な旨味が楽しめます。
晩酌セットの主役はお刺身。八戸産や水タコやイカ、サバがでてくるそうで、この日はタコ刺でした。港町だから美味しいよね!という期待に応えてくれるモチモチとしたタコです。
もうひとつの主役、串焼きが焼き上がりました。ねぎま、砂肝、ネック。とろみのある甘さを効かせたタレをまとって登場。こうなれば、欲しくなるのは日本酒です。
にごり酒(600円)
桃川のにごり酒は、しつこさがなく、酸味も感じられる飲み心地の良いどぶろくです。味が濃い目の焼鳥とも相性がよく、お代わりするほど飲んでしまいました。※お酒は適量で。
ごちそうさま
そろそろ上りの東北新幹線の時間ですので、お会計を。丁寧な接客で、しっかりと美味しい料理を地元食材を使って食べさせてくれる店『きたのや』。八戸駅前で居酒屋をお探しでしたらオススメです。
八戸の酒場
(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
店名 | きたのや |
住所 | 青森県八戸市一番町2-5-20 |
営業時間 | 営業時間 17:00~23:00 定休日 無休 |
開業時期 | 1993年 |