新橋は日本有数のオフィス街であり飲み屋街です。
汐留には大手企業が入る高層ビルが建ち並び、一方で西新橋は中小企業が多く集まります。また、少し歩けば霞が関もあります。17時を過ぎた瞬間、ビジネスパーソンたちが新橋の酒場へと続々と集まってきます。
そのため、新橋は飲み屋の軒数が多い割に17時開店のお店が多く、昼飲みできる店はさほど多くはありません。でも、せっかく新橋でお昼から時間ができたなら、やっぱり飲みたくなりますよね!今回は出張者にもオススメ、新橋のお昼飲みスポットを10軒ご紹介します。
目次
1,『立呑処 へそ 新橋本店』
新橋発祥で、本場大阪にも上陸を果たした串カツ立ち飲みの『へそ』。本店は11:30から営業しています。土日祝日もお昼から営業しているので、店選びで悩んだらまずはゼロ軒目として『へそ』スタートがおすすめです。
『へそ』は、お店によって品揃えやサービスメニューが異なりますが、本店のセットメニューは、串カツとビールの大定番の組み合わせです。手頃な価格のセットメニューを注文すれば、1,000円台でも十分満足できます。
住所 | 東京都港区新橋2-8-2 TMビル 1F B1F |
営業時間 | 営業時間 《立呑処へそ新橋本店》 平日11:30~24:00(DLO23:30) 平日ランチ11:30~14:00 土曜12:00~24:00(LO23:30) 日祝12:00~21:00(LO20:30) 日曜営業 定休日 なし |
予算 | 1,500円 |
2,『外呑処へそ新橋0号店』
新橋に点在する『へそ』。本店は前項でご紹介した店舗ですが、創業の地は異なり、現在『新橋0号店』の場所です。ビル横の隙間に作られたテーブル席で風を感じて飲めば、「そんな東京もいいかな」なんて思えてきます。
他店と違い、0号店は串カツではなく、大阪西成風のホルモン焼きです。豆腐容器に無造作に守られたピリ辛ホルモンをつまみに、サッポロ黒ラベルで乾杯しましょう!
住所 | 東京都港区新橋3-12-3 アスティル新橋ビル 1F |
営業時間 | 営業時間 11:30~24:00(LO23:30) 日曜営業 定休日 年末年始 |
予算 | 1,500円 |
3,『立ち呑 こひなた』
新橋駅前ビル2号館にある老舗の立ち飲み店です。築50年になるレトロなビルの地下にあり、昭和で時間が止まったままのよう雰囲気。横に長い店で、長いカウンターが特徴的です。営業開始は11時と早く、以前は築地帰りの市場関係者も飲んでいました。
名物はソース焼きそばを卵で包むオム焼きそば。小銭数枚から楽しめますので、10分だけの利用も可能。
住所 | 東京都港区新橋2-21-1 新橋駅前ビル2号館 B1F |
営業時間 | 11:00~22:00(日祝定休・駅前ビル休館日休み) |
予算 | 1,200円 |
4,『赤札屋 新橋店』
武蔵小金井や赤坂、四谷しんみち通りなどに展開するローカルチェーンの「赤札屋」。ここの特徴はなんといっても、チューハイ1杯100円という、驚異の安さ。
キムチ炒めなどの中華系おつまみがオススメですが、刺身や煮魚なども揃っており、何を食べたいか決まっていなくてもとりあえず赤札屋へ行けばお昼から安く楽しめます。二階もあり、人数の多い宴会でも頼れる存在です。
住所 | 東京都港区新橋2-15-3 |
営業時間 | 営業時間 月~土 13:00~04:00 祝日 13:00~22:30 定休日 日曜日 |
予算 | 2,000円 |
5,『ニュー ニコニコ』
ニュー新橋ビルの地階にある歴史ある食堂兼酒場、ニューニコニコ。店名に「ニュー」を冠していても、創業は昭和46年と非常に歴史があります。ニュー新橋ビルに入る最古の飲食店で、昭和22年からはニコニコという名の食堂をヤミ市で営業していました。ビル完成後に移転して『ニューニコニコ』と改名しました。
新橋駅前を代表する老舗酒場ですが、営業時間は11:30からと早く、なんと通しで営業しています。オススメは肉豆腐と創業当初から売り続けてきた赤星ことサッポロラガービールです。
住所 | 東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル B1F |
営業時間 | 営業時間 [月~金] 11:30~22:00 [土] 11:30~19:00 定休日 日曜日・祝日 |
予算 | 2,500円 |
6,『酒処かっぱ2nd』
新橋西口商店街の奥で営業していた老舗酒場『かっぱ』が移転再開し、「2nd」となった店です。まぐろ刺身やコンビーフ炒めなど、昔から人気の定番メニューが楽しめます。
駅から少し離れており、穴場的な存在です。店内はあまり大きくなく、お店の方との距離も近いため、新橋で「馴染みになれる店」を探している方にはぜひ訪れてほしい一軒です。営業時間は15時から。
住所 | 東京都港区新橋2丁目2−4 新橋パイオニアビル2 1FA室 |
営業時間 | 営業時間 [月~金] 15:00~23:00 [土] 16:00~22:00 定休日 日曜日、祝日 |
開業年 | 1979年(2021年に2ndとして移転再開) |
7,『タカマル鮮魚店 新橋日比谷通り店』
豊洲市場の買参権を持つ「鷹丸」が、西新宿に一号店を開店して以来、行列のできる人気店として知られる「タカマル鮮魚店」が、2019年ついに新橋にもオープンしました。
店の雰囲気は市場の食堂風。元気な店員さんが迎えてくれます。
桶に山盛りで提供される刺身が名物。切り方が分厚く食べごたえある豪快な刺身が人気の理由です。
寿司食べ放題(約3,000円)や15時~17時限定のおつかれさんセット(1,000円)など、お得なセットやコースも充実しています。
住所 | 東京都港区新橋2-12-16 明和ビル 1F |
営業時間 | 営業時間 [月~土] 11:00~23:00 (LO22:00) 定休日 毎週水・日 |
予算 | 3,000円 |
8,『能登治』
安政年間創業という新橋きっての歴史を持つ老舗蕎麦店。木鉢会加盟店。明治16年に赤坂から新橋に移り、現在の店主さんは6代目。
みりん、醤油、砂糖のかえしをカツオ出汁と合わせる江戸のそばつゆは、ぬる燗の日本酒と相性抜群。「もみいか」や「江戸野菜 千寿ねぎの天ぷら」などが店のおすすめおつまみ。はつゆをしっかり楽しめる「天抜き」も最高の酒の肴です。
蕎麦は北海道産のそば粉を使用した二八そば。ランチのピークを外して、通し営業の蕎麦屋でゆったりお昼酒というのもいいものです。
住所 | 東京都港区新橋3-7-5 能登治ビル 1F |
営業時間 | 営業時間 [月~金] 11:00~20:30(L.O.20:00) [土・祝] 11:00~15:30(L.O.15:00) 定休日 日曜日 |
予算 | 2,300円 |
9,『ビヤホールライオン新橋店』
銀座7丁目のライオンビヤホールは国の登録有形文化財に指定されるほど歴史ある店舗ですが、新橋駅前の店の歴史も長く昭和32年(1957年)に開店しています。
数年前にビルの建て替えがあり、2階がビヤホール、3階は宴会もできる広間となっています。ビールはサッポロ生ビール黒ラベルをはじめ、エーデルピルスや白穂乃香など他ではあまり飲めない銘柄もあるので、いろいろ飲み比べてみるのも楽しいです。洋食プレートをメインにしたランチはライスをサラダに変更すれば、リーズナブルなビールのつまみにもなります。ライオンをお得に楽しむならば昼飲みがおすすめ!
住所 | 東京都港区新橋1-15-5 ペルサ 2・3F |
営業時間 | 営業時間 営業時間 月~木 11:30~22:00(料理L.O21:15、ドリンクL.O21:30) 金 11:30~22:30(料理L.O21:45、ドリンクL.O22:00) 日・祝11:30~21:00(料理L.O20:15、ドリンクL.O20:30) 日曜営業 定休日 年末年始(12/31・1/1・1/2) |
予算 | 4,000円 |
10,『オールドインペリアル バー』
帝国ホテルのメーンバーで、日本を代表するオーセンティックバーのひとつ『オールドインペリアルバー』。
非常に有名でハイクラスなバーではあるものの、実は11時30分から夜まで通しで営業しています。店内はゆとりのある空間に落ち着いた照明、ゆったりとしたソファがあり、敷居は高く感じるかもしれませんが、一度訪れてみる価値はあります。
壁のテラコッタや大谷石など、フランク・ロイド・ライトが設計した旧帝国ホテル本館の面影を残す店内は建築系ファンでなくても必見です。
住所 | 東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテル東京 本館 中2F |
営業時間 | 営業時間 11:30~22:00(L.O.21:30) 日曜営業 定休日 無休 |
予算 | 5,000円 |
気になるお店はありましたか
老舗酒場、立ち飲み、ビヤホール、そして蕎麦屋からオーセンティックバーまで、新橋の昼飲みは多彩なラインナップがあります。
今回ご紹介しきれなかった特徴的なお店や、チェーン居酒屋なども一部お昼から営業しています。下記もご参考いただき、お昼から楽しい新橋飲みをお楽しみください!
- 信州おさけ村(13:00開店・日本酒立ち飲み)
- 野焼(12:00開店・もつ焼き店)
- 一軒め酒場新橋店(12:00~・養老乃瀧時代から通して半世紀以上続く歴史ある店舗)
- 大衆スタンド神田屋 新橋西口通り店(土日は14:00~・天狗系チェーン)
- 立呑み 晩杯屋 新橋SL広場店(土日は11:00~・立ち飲みチェーン)
- 魚金本店(新橋発で全国区になった魚料理チェーンの本店・土日祝のみ13:00から営業)
- 馬力新橋店(13:00開店)
(取材・文・撮影/塩見 なゆ)