【閉店】大手町「全や連 東京」 便利な立地でご当地やきとりを食べつくせ

【閉店】大手町「全や連 東京」 便利な立地でご当地やきとりを食べつくせ

2014年6月19日

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にほんの居酒屋料理にはなくてはならない「やきとり」。
日本酒にも焼酎にもよくあい、当然ビールのお供としても最高です。最近は女性を中心にワインをあわせるなんて飲み方も増えてきました。

私は一週間毎日焼き鳥を食べ続けることも多く、この文章を打ち込んでいるエネルギーも、おそらくやきとりパワーではないかと(笑)

やきとりと言っても、鳥のことを指すだけではありません。諸説ありますが、鶏肉が手に入らない戦後の混乱期に酒場で「肉」を求める需要に答えるために豚モツを使い始めたのですが、串に刺さったお肉のことを「やきとり」と呼ぶのが一般的だったことから、豚モツであっても「やきとり」と呼ぶようになったと言われています。

もう少しウンチクを書きますと、「やきとり」とひらがなでかいた場合は豚モツで、「焼き鳥」と漢字で書くと鶏専門をあらわすことが多いです。

ね、勉強になるでしょう?
今夜の職場の飲み会でこのネタを話せば、あなたも立派な酒場マスター(笑)

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全国各地にご当地のやきとりがありまして、埼玉の東松山では辛味噌をつけて食べるなど、地域によって「やきとり」といってもそれぞれ個性があります。
そんな各地の焼鳥を食べてみたいけれど、焼鳥のために全国をまわるのは普通の生活をしていると難しい。
あぁ、どうしよう。

そんな課題を解決してくれるお店が大手町に出来ました。東京メトロ各線から直結のサンケイビルに登場。その名も「全や連」。
正式には、全国やきとり連絡協議会なのだとか。きになるでしょ?気になっていたでしょ?ということで、年間500本近くのやきとりを食べているワタクシが飛び込み取材をしてきました(笑)

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もともとフリースペース的な場所で、以前はビッフェを提供していた場所にオープン。
全国から7軒の人気店が出店していて、お会計などは全部一緒になっています。

それぞれのお店が個室っぽく区切られていますが、独立したお店ということにはなっていません。シチュエーションに合わせて好きな場所で飲みましょう。

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私は真ん中のひろい空間に陣を。
両側がお店なのならば、ここは道路ということになりますね。いいですよー、私、路上飲みが趣味ですから(笑)

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ビールやアルコール類はキリンが入っています。
フローズン一番搾りなど、ちょっと珍しいビールも揃いますが、ここは王道の一番搾りでしょう。もちろん大ジョッキ(780円)で乾杯!

お通しのキャベツは甘辛いタレがかかっています。これだけでもおつまみになりますねー。

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準備万全!さぁ食べ始めましょう。

福島県福島市からやってきた「鳥安」さんのセット。
食べ比べなんて滅多にできるものではありませんからワクワクしますね。

つくねはもっちりしていて食べごたえも十分。ねぎまに玉ねぎをつかっているのは東京ではなかなかお目にかかれないです。

タレはやや甘め。震災を乗り越えてがんばっています。

そして奥が我らが関東勢、やきとりの聖地と言われている埼玉県東松山のお店。東松山は言わずと知れたやきとり密集地帯で、特長は辛味噌を塗るようにたっぷりつけて食べること。
このサイトでいまだ東松山が紹介されていないのは、ただ掲載が間に合っていないだけ。あと、聖地だから隠しておきたくて…。

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白味噌ベースににんにくや唐辛子などの香辛料がたっぷりはいった複雑な味の味噌は絶妙です。
ここは豚肉専門で、東松山駅前にどんと構える大型店の「ひびき」が提供しています。

カシラにたっぷりの味噌。美味ですよー。

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四国からはやきとりタウンの今治のお店が登場。
今治の焼き鳥屋の数は東京の酒場街と並ぶほど。その中から「まる屋」が東京にやって来ました。

今治のやきとりは串に刺さっていません。変形というか、やきとりというのか難しいところですが、地元ではこれが定番のスタイル。鉄板で焼いていますので、鉄板焼きのイメージ。
鳥の皮炒め、ピーマンの肉詰め、れんこんの3種がセットになっています。

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サイドメニューも豊富で、各お店の周辺にある名物や焼き鳥のタレで味付けをしているピザ(600円くらい)も。
鶏皮ののったピザ、鶏好きにはたまらないものがありそうです。

煮込みや唐揚げ、丼ものも揃っているのであまり飲まずに食べたいという人も楽しめそう。食のテーマパーク的なポジションなので、毎日通ってしっぽり飲むのではなく、会社のグループできて、出身の地元に近いやきとりを食べながら郷土話をしたり、そんなほうが向いているかな。

全体的に場所柄割高ではありますが、アクセスの良さやいろんな焼き鳥が食べられるというものに価値は十分感じられます。土日はお昼から通しでやっているので昼酒派御用達。

やきとり好きさんはぜひ!
軽く飲んで、それから八重洲や神田へ繰り出すのが良さそうです。

ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/なゆ)

全や連総本店 東京
03-3231-7705
東京都千代田区大手町1-7-2 東京サンケイビル B2F
17:00~23:00平日
12:00~22:00土日祝
予算3,000円