『神田屋のスタンド 夕やけ 新宿南口ルミネ前店』ワインも充実、低価格バル誕生!デリ99円~

『神田屋のスタンド 夕やけ 新宿南口ルミネ前店』ワインも充実、低価格バル誕生!デリ99円~

2022年10月24日

神田屋』は都内を中心に店舗数を増やしている旬鮮酒場天狗(テンアライド)の新業態です。料理やお酒の品揃えは基本的には各店共通ですが、都心の一部店舗では特別なメニューを出しています。新宿南口の神田屋は、ワインやデリ、欧風料理を充実させた低価格バルとなっています。

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新宿駅前、ありそうでなかった大衆バルの店

外観

以前のような大箱での宴会が減少し、少人数でふらりと飲みに行くスタイルが一般化した昨今、大手居酒屋チェーンは業態転換を進めてきました。旬鮮酒場天狗でお馴染み、1969年に創業した老舗居酒屋チェーン「テンアライド」も、ちょい飲み利用、少人数向けの『神田屋』を増やしています。店の数は20店舗を越え、主要なターミナル駅周辺で見かけるようになりました。

そうした状況で、神田屋の中でもさらに個性を高めた店舗が現れています。新宿南口で2022年10月6日にオープンした『神田屋のスタンド 夕やけ 新宿南口ルミネ前店』は、他店にはないバル・ビストロのようなスタイルとなりました。

店名には、「夕焼け小焼け」のチャイムに連想される『夕暮れとともに帰るノスタルジーな空間』という意味が込められています。

看板料理の熟成ハラミのビフテキや豊富なデリ、ピザなどを揃えています。お酒のラインナップは従来の酎ハイ類をメインにしたものに加え、バル・ビストロ業態らしくワインが15品以上登場。低価格業態(いわゆるセンベロ)ながら欧風料理とのペアリングが楽しめます。

内観

店舗はもともと古くから旬鮮酒場天狗だった場所です。最近ではランチタイムにステーキ・ハンバーグ専門業態「ジュークステーキ」としても営業していました。従来のテーブル席を一部立ち飲みスペースに切り替えていて、ヨーロッパのスタンディングバルのような雰囲気になっています。

店の奥は昔からのボックス席、8人用テーブルなども完備。少人数向けとはいえ、ちょっとした宴会にも使えます。

黒板には本日のデリが10種類。手頃な価格で、ちょい飲みがてら軽くつまみたくなります。

品書き

お酒

樽生ビールは夕陽の麦酒・宵(ビアブラウン):319円、瓶ビールはCOEDOビール瑠璃:649円など。

酎ハイ類は、パンチレモンサワー:209円、日本の紅茶ハイ:297円、バイスサワー:297円、ホッピーセット:429円、ハイボール:219円など。

日本酒は加藤嘉八郎酒造(山形 鶴岡)の大山:279円、宮坂醸造(長野 諏訪)の真澄 辛口生純米吟醸:429円、大七酒造(福島 二本松)の大七純米:429円。

ワインは本日のワイン3種セレクト:649円。グラスワインはスリー・メダルズ カベルネ・ソーヴィニヨン:429円、ベリンジャー カリフォルニア メルロー:550円、マルティーニアスティスプマンテ こぼれスパークリング:529円など。

本日のワイン・本日のデリ

赤ワイン、白ワインそれぞれ6銘柄ずつ。本日のデリは手頃な価格で10種類。

料理

本日のデリ:99円~、熟成ハラミのビフテキ:429円、ゴルゴンハニー:429円、こぼれいくらクリームチーズ豆腐:550円、純レバー夕焼け煮込み:429円、マリナーラ アンチョビとオリーブのピザ:429円、青唐辛子のキッシュ:319円、濃厚レバーパテ:429円、ゴルゴンゾーラトリュフオムレツ:429円など。

夕やけ店で新たに加わった料理やお酒

夕陽の麦酒・宵 ビアブラウン(319円)

グラスには店のロゴマークになっている八咫烏(やたがらす)が描かれています。注がれるビールは、テンアライドでのみ飲むことができるサッポロビールが製造する「ビアブラウン」。夕空を思わせる琥珀色をしたビールが、店のコンセプトにひったりです。

本日のデリ10種盛り(1,089円)

ヨーロッパのバル・レストランにあるようなデリ(デリカテッセン)が一通り用意されています。4人くらいならばいろいろ少しずつつまめる盛り合わせが良さそう。オススメはガーリックシュリンプ。

本日のワイン グランポレール余市ケルナー(759円)

デリをつまみながら、美味しいワインを。日々入れ替わる黒板メニューから、選んだ銘柄はグランポレールの余市ケルナーです。ドイツに気候が煮ている北海道余市で育つケルナーを100%つかった白ワイン。蜂蜜のような香り、上品な甘味が心地良いです。

こぼれいくらクリームチーズ豆腐(550円)、こぼれいくらねぎとろアペタイザー(649円)

北海道のワインということで、ペアリングにはいくらを使ったアペタイザーを選んでみました。ワインと相性抜群。

切り立て生ハム(429円)

古くから天狗を利用している人にはお馴染みの生ハム。ここ、神田屋のスタンド 夕やけにもあります。情勢の変化などで調達が難しい昨今ですが、同社ではこだわりをもって取り扱っています。

こぼれスパークリングタワー(935円)

新宿でスパークリングタワーなんて、贅沢!といっても、お手頃価格の神田屋ですから、これでも1,000円以下。マルティーニのボトルを空にする勢いで注いでくれます。

レバーパテ(429円)

バル系の定番料理、レバーパテ。派手さはなくシンプルな一品ですが、これがかなり本格的でいい味しています。

本日のワイン3種セレクト(649円)

飲み比べ用の3種セットがあるのが嬉しいです。

クレパクボンバー(649円)

香草系好きにはたまらない、ドレッシングと個性的な味がマッチした一品。

純レバー 夕やけ煮込み(429円)

主菜も従来の神田屋から大きく内容が変わっています。煮込みはまるでシチューのよう。

赤ワイングラス(429円~)

肉料理には赤ワインを。熟したぶどうの風味、ミディアムボディの辛口よりのベリンジャーメルローが、筆者のオススメ。

熟成ハラミのビフテキ(429円)

店の看板料理的な位置づけにある料理がこちら。牛ハラミのビフテキです。天狗のサイコロステーキで長年使われてきたニュージーランド産の牧草牛。値段は税込429円とお手頃ですが、しっかりと食べごたえのあるステーキです。

タワーサングリア赤(539円)

タワーレモンを脚付きグラスに刺したサングリア。飲み干したら、追加で普通のサングリア(429円)をもらって二度・三度と楽しめます。

青唐辛子のキッシュ(319円)

バルといえば欠かせない料理がキッシュ。厚みもある本格的なものです。

ゼッポリーニ(209円)

ナポリ料理の定番、ゼッポリーニは、ここでは最もお手頃なホットスナックです。外はカリッとしていて中はモチモチ。のりの風味は、ワインだけでなく酎ハイを誘います。

パンチレモンサワー(209円)

通常の神田屋の手頃なメニューから、パンチレモンサワーを。ほんのり苦味があり、飲み飽きない定番の味。レモン果汁大手のポッカ(現ポッカサッポロ)のノウハウがつまっています。

活どじょう唐揚げ(385円)

バル業態に似合わないからとスルーできない、天狗系の定番「活どじょう唐揚げ」。昔は酒場でお馴染みの料理でしたが、最近は活どじょうを置く店も少なくなりました。こうして身近なチェーン店で食べられるのは実はすごいこと。ザクザクに揚がっていて、ほんのりとした苦味・甘味がお酒を進ませます。

新宿駅に近く、気軽にバル気分が味わえる新店舗へ、ふらりと立ち寄ってみませんか。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/テンアライド株式会社・株式会社岡永・サッポロビール株式会社・ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社)

店名神田屋のスタンド 夕やけ 新宿南口ルミネ前店
住所東京都新宿区西新宿1-18-2 晴花ビルB1F
営業時間16:00~23:00(土日祝は14:00~・日祝は22:00まで・基本無休)
開業年2022年10月6日
公式サイトホームページ