有楽町と新橋を結ぶJRの高架下。ここに2026年8月7日、ビール専門店『ソソギタテ 日比谷OKUROJI店』がオープンしました。運営はなんと、あのキリンシティです。お馴染みの「キリン一番搾り生ビール」などをグラスや注ぎ方で味わいの変化をつけて提供。燻製にフォーカスした料理も魅力的。オープン2日目に飲んできましたので、その様子をご紹介します。
キリンシティの新たな挑戦

日比谷駅や新橋駅からほど近い、100年以上の歴史を持つレンガ造りの高架下空間「日比谷OKUROJI」にオープンしました。鉄道高架のアーチを活かしたどこかヨーロピアンな雰囲気がビール業態と相性ぴったり!

運営はキリングループの飲食企業、キリンシティです。1983年にビアレストラン「キリンシティ」1号店を開いて以来、長年培ったビール提供技術を生かして新たに立ち上げた新店舗とのこと。

キリンシティでは、創業時から「3回注ぎ」でつくる「ご馳走ビール」を提供してきましたが、「ソソギタテ」は新たなスタイルを考案。

日本酒の酒器で味が変わる原理をビールに応用し、グラスの違いで味が変わる飲み方を提案しています。大樽のタップは一番搾りと一番搾り黒生の2種類のみに限定。

グラスの厚みや流速、舌に当たる位置を徹底的に計算した注ぎ分けは、キリンビールの新たな可能性を感じさせるアプローチです。

店内は無垢の木や薪の装飾をあしらったロッジ調のデザイン。都心の喧騒を忘れさせる落ち着いた雰囲気が漂う空間に仕上がっています。

全58席の店内には、一人飲みに向くカウンター席からテーブル席、店外のスタンド席まで完備。値段も比較的お手頃で、手軽に立ち寄れる工夫が凝らされています。

オープン二日目は土曜日ということもあり、オフィスワーカーよりも買い物客が中心でした。
注ぎ分けで変わる一番搾りと絶品燻製料理

まずは看板の「Totonoi(トトノイ)」(650円)からスタート。薄造りで開口型の薄はりタンブラーを採用し、ドイツ製タップを用いて粗い泡を溢れさせ、きめ細かい状態だけを残しています。

液体と泡の境目を感じないほどクリーミーで、甘味や苦味が舌の中央からバランス良く広がる仕上がり。

お通しはポップコーンか日替わりの燻製が選択制となっており、今回はつぶ貝を選びました。

素材ごとに丁寧に冷燻などを施したスモーク香が、最初の一杯にピタリと寄り添います。

高い位置からビールを落とし、グラスにあたった液で泡をつくり液内のガスを適度に抑えた「Ajiwai」。バランスがよくてビアホールのビールのようなみずみずしい印象です。

続いて、一番搾りジョッキを専用クーラーで冷却した「Soukai(ソウカイ)」(650円)を追加。角度をつけず側面に沿わせてゆっくり注ぐことで、炭酸の刺激とキレをダイレクトに味わえる爽快な喉越しを堪能しました。

合わせる肴は「もうかの星のお刺身」(750円)を注文。気仙沼産などで知られるサメの心臓をごま油でいただく一皿で、クセのない新鮮な味わいに驚かされます。



濃厚でまろやかな「燻しレバー」(540円)や、にんにくが効いた「小海老のガーリックアヒージョ」(930円)、モルトビネガーでさっぱりと味わう「鱈のフィッシュ&チップス」(730円)など、小皿メニューのバリエーションも豊富。

一番気に入った注ぎ方は、黒生1に対して一番搾り5の割合で注がれる「Totonoi-Akane」(650円)。

黒泡が溶け込むやわらかなコクとほんのりとした甘みがあり、いつものハーフ&ハーフとは一線を画す美味しさです。

一番搾り黒生を丁寧に注いだクロは、最後の一杯にも最適。コクのある味わいをゆったりと楽しみました。
銀座・日比谷エリアに加わった新たなビールの選択肢

注ぎ方やグラスを変えるだけで、飲み慣れた一番搾りがここまで多様な表情を見せることに驚きました。大手ビールメーカーの定番銘柄はまだまだ奥が深いと実感。
銀座・日比谷界隈は、こだわりの注ぎ分けを提案するビール専門店がひしめく激戦区。そこにキリンビール直系の新たな業態が誕生し、ビール好きにとって頼もしい手札が増えた形となります。
一人でふらりと立ち寄ってその日の気分を整えるのにも最適。毎日お昼から通し営業なので、観光の合間に休憩がてらカフェ感覚で利用するのも良さそうです。
| 店名 | ビールと燻製小皿 ソソギタテ 日比谷OKUROJI店 |
| 住所 | 東京都千代田区内幸町1丁目7−1 日比谷OKUROJI H 2 |
| 営業時間 | 11時30分~23時00分 |
| 創業 | 2026年8月7日 |
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