水戸『英国風パブ キャメル』1杯だけでもお気軽に!宮下銀座ラクダ系列のPUB

水戸『英国風パブ キャメル』1杯だけでもお気軽に!宮下銀座ラクダ系列のPUB

2022年7月29日

水戸の人気店「大衆酒場ラクダ」の系列店が宮下銀座に誕生。店名は『英国風パブ キャメル』。由来は英語でラクダを表すキャメルから。一部スタンディングで、パブの本場イギリスのスタイルを再現しています。ビールやウイスキーは400円からと、大衆酒場ラクダ同様リーズナブルな価格設定です。

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PUBはラクダのオーナーが酒場とビールを好きになった原点

水戸で飲み歩く人ならば『大衆酒場ラクダ』を知らない人はいないでしょう。300円前後の料理と手頃なお酒を揃えた、立ち飲み価格で楽しめる店です。開業は2018年9月とまだ新しいですが、宮下銀座の本店のほか、南町にも支店を構えています。

店を始めたオーナーは水戸の出身。以前大手酒類メーカーに勤務しており、その後、東京の飲食チェーン「アクティブソース」を経て、水戸でUターン開業をしました。とてもビールと酒場が好きな方で、酒類メーカー時代から取材等でお世話になっており、一緒に何軒も梯子したことがありました。※適正飲酒の範囲内で


(イギリスのパブのイメージ ロンドンにて筆者撮影)

そんな大衆酒場ラクダのオーナーが酒場の道を歩んだキッカケは、イギリスへの留学体験だったそうです。パブの本場でみた光景と多種多様なビールに心がひきつけられたといいます。

外観

パブは日本でいえば大衆酒場。水戸へ戻ってからは得意とする大衆酒場業態をはじめたオーナーですが、3軒目を開業するというタイミングで、原点となったイギリスのパブに挑戦しようという考えが浮かんだと話しています。

酒類メーカー勤務時代の知識も活かし、地元企業の協力もあって、水戸市中心街では珍しい本格的な英国風パブを開店させました。

店のつくり

1階バーカウンター

JR水戸駅からは徒歩5分ほど。水戸東照宮の参道である宮下銀座に誕生。大衆酒場ラクダの本店からは目と鼻の先です。

フロアは2層となっており、一階はバーカウンターと立ち飲みスペース。二階は落ち着いて飲めるベンチソファを配置したテーブル席が並んでいます。バーカウンターにはクラフトビール用のタップマルシェやドラフトタワーが設置され、ウイスキーをはじめ様々な洋酒が並んでいます。

1階立ち飲みスペース

お客さん同士や店員さんと適度に会話ができるほどのコンパクトな店内。お酒好き同士の一体感がうまれるような空間です。取材時も、一足早く飲酒を楽しむ会社員の皆さんや、近隣飲食店のオーナーさんたちの姿がありました。

2階席テーブルスペース

二階からは宮下銀座を見下ろすことができます。着席しても値段は同じです。

品書き

お酒

大樽はキリン一番搾り ハーフ:400円、パイント:700円。地元茨城のクラフトビールもあり、常陸野ネストビールホワイトエール ハーフ:500円、だいだいエール ハーフ:500円、ゆずラガー ハーフ:500円。近隣では珍しいギネス:600円もあります。ボトルで、取手うまれのキリンハートランド:700円もあります。

ウイスキーはソーダ割り、水割り、ロック、ストレートが選べ、ホワイトホース:400円、ジョニーウォーカー黒:500円など。

国産ウイスキーはキリン富士御殿場蒸留所のブレンデッドウイスキー陸:400円、シングルグレーンウイスキー富士:700円など。

サワー類、カクテルは400円から。

フードメニュー

キャロットラペ:300円、フィッシュ&チップス:500円、鶏むね肉のから揚げ:300円、オマール海老ビスクコロッケ:200円、生ハムとサラミ:500円など。

間違いなく美味しいビールが飲める店

ピカピカのビールサーバーから丁寧に注がれるドラフトビール。洗浄、温度、樽の管理も完璧です。ここでなら、気軽に完璧な樽生ビールが楽しめます。

キリン一番搾り(400円~)

銘柄はキリン一番搾りです。品書きの英語表記が海外向けの「KIRIN ICHIBAN」と書かれているところも、外国でキリンを飲んだことがある人には「おっ」となるところではないでしょうか。

それでは乾杯。一口目からわかる美味しさ。やっぱりビールは嬉しい!パイントグラスでお代わりしちゃおうかな。

クリームチーズ&クラッカー(500円)

パブですから料理はすべてお酒と相性を考えたもの。軽くつまんで、メインで食べるのは別の居酒屋で。パブはそういう「ちょい飲み」利用に最適です。

ドラフトサイダー(400円)

サイダーといっても、清涼飲料水ではありません。欧米でサイダーといえば、りんごの発泡酒のこと。パブではビールやウイスキーと並ぶ定番のアルコール飲料です。

使い方いろいろ、一杯だけ飲んでいける場所

16時開店と、水戸の夜業態としてはスタートが早いです。本場のパブも昼間から飲めることが多いのです。キャメルなどスタートダッシュできる店舗がきっかけとなり水戸に昼飲み需要が生まれることを期待したいですね。

「待ち合わせのゼロ軒目」や「はしご酒の合間」に、夕食前の気分転換に、気軽にふらっと立ち寄りたい明るく居心地のよい一軒です。若い人の一人パブデビューにもおすすめ。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名英国風パブ キャメル(BRITISH PUB CAMEL)
住所茨城県水戸市宮町2-5-4
営業時間16:00~23:30(日は22:00まで・月定休)
開業年2022年1月14日