大阪・北浜『ひらやま』キタの立呑の魅力を知る、★生380円が極上の店

大阪・北浜『ひらやま』キタの立呑の魅力を知る、★生380円が極上の店

2022年1月6日

2004年創業、北浜・淀屋橋近くの人気立ち飲み『ひらやま』。ビジネス街の立ち飲みが注目を集めている大阪で、人気を牽引してきた酒場のひとつ。名物はどじょうの蒲焼き。酒類は380円均一の明朗会計。なにより、ここの生ビールが格別に美味しいです。

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重厚でいてどこか軽快。センスのいい酒場

大阪取引所をはじめ、金融、製薬などの本社や西日本拠点が集まる、大阪経済の中心・北浜。オフィスビルに囲まれた街なのですが、よく見れば、ちらほらと立ち飲みや大衆酒場がみつかります。いずれも”新進気鋭”の若い店で、店内は界隈で働く人々で大いに賑わっています。

2004年(平成16年)に開業した『ひらやま』は、そんなビジネス街の立ち飲みを牽引してきたグループのひとつ。店主の名前から『大衆酒場ひらやま』と名付けたそうです。

店構えはポップ過ぎず、古材を多用し、昔から存在していた酒場のような雰囲気があります。といっても、過度にレトロ調にしているわけでもなく、重厚さと軽快さの絶妙なバランスがあります。

間口が広く開放的な店構えで、店内は立派な一枚板のカウンターが鎮座。立ち飲み店ながら、長居したくなるような居心地の良さは、このカウンターが持つ力でしょう。

生ビールが抜群に美味しい

樽生ビールは大阪で最近見かけることが増えたサッポロ黒ラベル

1杯380円とリーズナブルながら、期待を超える生ビールがでてきました。あえてのタンブラー。泡のバランス、クリーミーさ。泡と液の間にみられるフロスティミスト。間違いのない一杯です。

取材に同行いただいたサッポロビールの方も太鼓判を押す、極上の生です。それでは乾杯!

品書き

黒板と短冊にかかれた品書き。料理は日々入れ替わるようで、出張で外食慣れしたビジネスパーソンでも、日々通いたくなるメニューなのだと思います。

お酒

生ビールサッポロ黒ラベル):380円、半々(ハーフ・アンド・ハーフ):380円、黒生:380円、赤生(レッドアイ):380円、燗酒:380円、レモンチューハイ:380円。ハイボールグララスワイン泡ワインだって380円均一。割り勘しやすくてありがたい。

料理

刺身は、カンパチお造り:480円、明石ダコお造り:380円、まぐろ中落ち:380円、鯖きずし:480円など。

名物料理は、どじょう蒲焼き:120円、和牛ホルモン煮込み:480円など。そのほか、ポテトサラダ:280円、焼しゅうまい:280円、鯨おばけ:380円、サワラ西京焼き:380円など。スタンダードなもの以外は入れ替わります。

美味しい生、安定のおつまみ

地鶏ささみタタキ(380円)

モノの良さと値段のバランスが絶妙です。これをこの値段で!?と驚かせてくれる料理が魅力。たとえば、この地鶏たたき。ボリュームもありますし、白ネギやわさびなどの盛り付けもきれい。なにより鮮度・味がよいです。

オムレツ紅生姜(380円)

とろとろのオムレツは、具に紅生姜か牛ミンチから選べます。見た目も華やかで、お酒を誘います。

ピーマン肉味噌(380円)

温かくもちもちの肉味噌と、冷やしてバリバリにしたピーマンのコントラスト。

黒生(380円)

ビールは生ビールの黒ラベルのほか、黒ビールも同じ値段で用意あり。何杯か飲んだあとは、〆の黒を。

気軽に、ほどよく上質

仕事帰りにさっと飲んでいくスーツ姿の人々。女性の姿も多いです。楽しそうに飲む光景に、こちらもなんだか嬉しくなってきます。

こってりとしたレトロな立ち飲みに限らず、やはり大阪の酒場は魅力的な店が多いです。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/サッポロビール株式会社)

店名大衆酒場 ひらやま
住所大阪府大阪市中央区伏見町2-3-4 伏見町ホンダビル1F
営業時間16:00~22:00(日祝定休)
開業年2004年