鶴橋『串まつ屋』古い高架下酒場街でカイノミ串。★生350円と安い!

鶴橋『串まつ屋』古い高架下酒場街でカイノミ串。★生350円と安い!

2022年1月12日

駅と一体化した線路下の飲み屋街にある、牛ホルモン串の専門店『串まつ屋本店』。大阪鶴橋市場で仕入れの新鮮な希少部位を手頃な価格で食べさせてくれる人気店です。特製の辛味噌タレをたっぷりつけた牛串を”アテ”にサッポロビールで乾杯しませんか。

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鶴橋で飲む楽しさは焼肉だけではない

大阪を代表する焼肉・韓国料理店街の鶴橋。夕方になれば駅のホームまで焼肉の香りが充満し、環状線や近鉄電車の乗客が「今夜は焼肉」と思うくらい、街全体が美味しい匂いでいっぱい。

ただ、すべてが焼肉かというとそうではなく、はしご酒好きの”ノンベエ”向きの中小の大衆酒場もちらほら。焼肉では満腹になって一日が終わってしまいますが、酒場でならば数品アテにして「ごちそうさま」とできます。

1932年に省線城東線(現在のJR大阪環状線)鶴橋駅が開業した当時から使い続けている、年季のはいった高架鉄道の下。至るところから狼煙のように煙があがり、駅全体を燻しています。

外観

串まつ屋本店もそういう立地にある一軒。ご多分に漏れず、こちらも店先はホルモン焼きの香りでいっぱいです。2021年にファサードのテントを張替え新店舗風の店構えになりました。

内観

こういう立地ですから店は大きくなく、焼台に向いたカウンターに7席、テーブルは4人用が4卓。人気店ということもあり、18時頃には満席になります。カウンターの焼台前は一人飲みの特等席。店長さんと雑談しながら飲めるかもしれません。

乾杯はサッポロ生ビール黒ラベルで

鶴橋の個人店系のホルモン串屋でサッポロビールは珍しいかも?しかも生中1杯350円と良心価格です。そんなこともあり、一杯目は樽生黒ラベルで乾杯!

品書き

お酒

生ビールサッポロ黒ラベル)中:350円、メガ:750円、サッポロラガー中瓶:500円、ヱビスビール中瓶:500円、チューハイサッポロ氷彩レモンサワー):380円、ハイボールバカルディデュワーズ):500円。自家製コーヒー焼酎ロック:500円が人気です。

料理

一品料理は、スピードメニューのホルモン煮込み:300円、ハツ刺し:600円、むし豚:600円、ウルテポンズ:500円、日替わりキムチ:300円など。

刺し系:各600円は、コブクロブツ切り生センマイミノ

看板メニューの牛ホルモン串焼きは、カイノミ:300円、ハラミ:200円、上ミノ:180円、アゴ肉:180円、コリコリ:150円など。串は2本からの注文が必要です。

炭火で豪快に焼き上げる牛串を辛味噌で

カイノミ(300円/本)とハラミ(200円/本)

カウンター目の前、赤く光る炭を一面整えた焼台の上には、次々と入る注文に応えるべく、次々と牛串が並べられていきます。圧巻の光景をみていると、私が注文していた串も焼き上がりました。お好みでどうぞ、と特製のピリ辛味噌ダレも添えられます。

焼肉ならば高級部位のカイノミと、予め下味がつけられているようなハラミは深い味わい。同じように牛で飲もうと一人焼肉をしたらボリュームが心配になりますが、串ならば食べたい部位を少しずつ楽しめます。

東京は焼鳥ややきとんはあっても、焼肉に使うような部位を串打ちした牛串の店はそれほど多くなく、「大阪はいいなあ」と思うものです。

コクがある辛いタレはビール、チューハイをいつもより一杯多く飲んでしまいそうになります。※お酒は適量で。

西日本限定・氷彩サワーレモン

樽詰めサワーを多く飲む習慣がある西日本では、レモンサワーも樽詰め品があります。コンクでレモン味にするのではなく、最初からレモンサワーなのです。サッポロで昔から人気の樽詰めチューハイ「氷彩サワー」もここではレモン味です。

電車のゴトゴトという音や、にぎやかな飲み屋街の喧騒をBGMにして、牛串で一寸一杯の楽しい時間を過ごしました。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名串まつ屋
住所大阪府大阪市天王寺区東上町1-64
営業時間16:30~23:00(日祝は15:30~22:00・基本無休)