阪東橋・黄金町『甘粕屋酒店』創業1世紀。名門酒会加盟店で地酒を。

阪東橋・黄金町『甘粕屋酒店』創業1世紀。名門酒会加盟店で地酒を。

2021年3月16日

伊勢佐木町通りで明治期創業、4代目が暖簾を受け継ぐ老舗酒販店「甘粕屋酒店」。午後3時を過ぎた頃から店内で立ち飲みできる「角打ち」営業をはじめます。

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日本名門酒会加盟店

京急線ならば黄金町駅、地下鉄ならば阪東橋駅が最寄り駅。伊勢佐木町通りに面したビルの路面で営業する「甘粕屋酒店」。横浜では珍しい秩父錦の文字入の看板が目印です。

日中は先代の女将さんが店番をされており、夜は4代目も一緒になって角打ちを始めます。黄昏時、近隣の会社員が集いはじめると、酒屋の片隅は街のちょっとしたオアシスへ姿を変えます。

外観

グルメ系の雑誌の表紙を飾るようなキラキラ系とはまた違った、長く続くどっしりとした地酒蔵のお酒を集めた甘粕屋。蔵の定番酒だけでなく、杜氏の技がひかる数量限定の希少な品種が多いのも特長です。

品書き

小売の一升瓶の豊富な品ぞろえは、角打ちにも反映され、季節感ある全国のお酒が1合単位で提供されています。ディープな雰囲気はあるものの、並ぶお酒は日本酒好きも満足させてくれるような顔ぶれ。

カラフルな手書き品書きに誘われて

キリンクラシックラガー

角打ちですから、もちろんビールの取り扱いがあります。横浜発祥のキリンラガーをはじめ、各社の銘柄が並びます。また、女将さんてづくりのちょっとしたおつまみが100円程度で販売中。

キリンクラシックラガーで乾杯

安曇野のお酒・大雪渓や、同じく信州のアルプス正宗など、筆者が個人的に好きな銘柄が多く、テンションがあがります。ビアタンになみなみ注ぐ素朴さも素敵です。

緑茶割り

お店で作る酎ハイも魅力。ただし焼酎が濃いのでご用心。ポッカサッポロの業務用玉露茶を使用した緑茶割り(380円)。

横浜の中心街は歴史ある酒販店が多く、角打ち営業する店舗も多い密集地帯。硬派だけど優しい接客のお店ばかりで、お酒好きならばきっと楽しい時間が過ごせます。

お酒のプロを訪ねてみませんか。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名甘粕屋酒店
住所神奈川県横浜市中区伊勢佐木町7-152
営業時間15:00頃~・酒屋としては10:00~21:00(日定休)
開業時期明治期創業