青砥『一笑一杯』超親切接客!飲食畑を歩んだご夫婦による笑顔になれる店。

青砥『一笑一杯』超親切接客!飲食畑を歩んだご夫婦による笑顔になれる店。

2021年1月9日

京成本線と京成押上線が接続する青砥駅を中心に発展した住宅街・葛飾区青戸。地名と駅名で漢字が異なる珍しいパターンです。

隣の立石や高砂と比べそれほど飲食店街は大きくない駅前でしたが、近年は新店舗の出店が続き、街の賑わいが増しています。

評判の酒場「一笑一杯」も、2019年10月にオープンした新しい酒場です。大手飲食企業に勤めていたご主人が独立し、奥様と二人三脚で開業されました。

お昼から飲める店として、新しいお店ながら近隣の黒帯のんべえさんたちが集う街のオアシスです。また、女将さんは開店前は人気の立ち飲みチェーンの名物スタッフだった方で、同店の常連さんは女将さんを追いかけ「一笑一杯」の常連さんにもなっています。

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割材をドブ漬けしているカウンター席は縁日みたい

笑顔満点、サービス熱心の女将さんは、まさに明朗闊達。どんな気分で訪れても、最後は笑顔でごちそうさまって言える酒場です。

コの字カウンターの1階と、二階はグループで利用しやすいテーブル席というつくり。コンパクトなようで意外と席数はあります。※時節柄、一人あたりのスペースは広々。

女将さんご自身が普段から飲んでいるビールがイイ!ということで選ばれた、サッポロ生ビール黒ラベル。愛情がある人が注ぐビールはもちろん樽生感動品質。フロスティミストも漂う素敵な一杯をいただきます。

乾杯。

肉料理が充実(品書き)

生ビール(390円・以下税別)は黒ラベル、瓶ビールでは赤星ことサッポロラガー(中びん480円)。

酎ハイ類が豊富で、ベースの甲類はキンミヤ(すきやねん)焼酎を使用しています。バイスビアや青砥ビアなど、オリジナルビアカクテルが気になるところ。

お通しなしで、料理も手頃。ほとんど一人用サイズなので、一人飲みでも色々食べられます。

実家が精肉店と話す女将さん。お店の料理は肉料理が豊富で、イチオシはぶり大根ならぬ「肉大根」(450円)です。

ホワイトボードの日替わりをチェック。刺身や小鍋が登場します。

ホワイトボードから、「酒豪の友」(480円)。一品料理の明太おろし、クリームチーズ西京焼き、レッドオニオン甘酢漬の盛り合わせ。

名物は肉大根

こちらが名物の肉大根。甘く濃厚な出汁でじっくり煮込まれた、美しい琥珀色の一品。豚バラの脂はホロホロと溶けていきます。

同様に甘いつゆではおでんのようには煮玉子やんぺんも煮込まれています。いい染み具合。

ディスペンサーは2タップあり、片方は黒ラベル。もう片方は、現在はサッポロのプレミアムビール「ヱビスマイスター」(500円)がつながっています。お昼から飲むお店で、贅沢な一杯。

贅沢ヱビスには、単品として一番贅沢なおつまみを、ということで「牛たたき」(700円)。居酒屋風、ローストビーフですね!

珍しい割材が勢揃い

さてさて、一笑一杯の魅力は、カウンターに埋め込まれたドブ漬けスタイルの割材たち。自分で好きなものを取り出するスタイルは、子供の頃の駄菓子屋を思い出します。炭酸は珍しい水元飲料商会製。

シロップも単品売りがあり、乳製品で使うような小さな瓶に、天羽の梅ポン酢男梅などが1個100円で販売されています。

これに甲類焼酎(60ml・150円)をもらえば、あとは各々自由に酎ハイがつくれます。例えば、色付きの焼酎ハイボールなんていう飲み方も。

店名を冠した「青砥ハイボール」は、バカルディのデュワーズをベースに、コダマの青りんごサワーで割ったもの。青砥だけに、青りんご?

甘く奥行きのある味わいです。

煮込み(380円)。根菜いり、大ぶりのモツがごろっと入るスタミナ系。

海老クリームコロッケ(300円)。揚げたてサクサク、俵型で食べごたえ十分。

酎ハイばかりではなく、日本酒も常連さんに人気です。なんと徳利に受け皿を敷いて、あふれるほど注ぐという驚きの方式。

日中から飲める昼酒処

明るい時間からお酒を片手に楽しい気分になれる店「一笑一杯」。一人飲みでも心地よいリフレッシュになると思います。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名元気酒場 一笑一杯
住所東京都葛飾区青戸2-7-15 1F・2F
営業時間営業時間 
平日11:30~22:00
金曜日、土曜日11:30~23:00
定休日 日曜日
開業年2019年10月1日開店