吉祥寺の老舗やきとり店「吉祥寺いせや総本店」の流れを汲む店が、2012年、もつ焼きの本場・葛飾区立石に開店。中央線沿線に根付くやきとり文化は下町でも受け入れられ、今では、早い時間から満席となる地域密着の人気店となりました。
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親戚が開いた、いせや唯一の支店
吉祥寺の「いせや総本店」は、本店のほかに公園店と北口店の3店補を構えていますが、実は下町(広い意味での)の立石にも、知る人ぞ知る支店が存在しています。それが、『いせや総本店立石支店』です。
吉祥寺のいせや総本店とは親戚の関係にあるご主人が開きました。
立石といえば、城東エリア有数の飲み屋街であり、とくにもつ焼きは行列をつくる有名店が何軒もありました。そんな場所に開いた『いせや立石支店』。
オープン当初から週数回通っているという常連さんによると、オープン当初はお客さんが少なかったものの、安さや品揃えの豊富さ、接客の良さ、なにより味の良さで次第に地元の人でいっぱいになったそうです。
いまでは16時(土日祝は15時)の開店を目指して飲みに来る人で早い時間から満卓近い賑になります。
地元の人に評判の理由は、宴会で利用できるテーブル席の多さ。もとはお好み焼き店だったとのこと。立石は小箱の酒場が多く、4~8人程度で宴会できる個人店は実は貴重です。
構造は独特で、店の両側がテーブル席(小上がり)、中央に配置された大テーブルが簡易的な敷居を設けたカウンター風になっています。
いせや総本店や公園店は店先が焼台になっていますが、こちらは店の中央奥が焼き場です。店内を見渡しながら大将が次々串を焼いていきます。なんだかDJブースみたい。
ホタテ殻で提供されるやきとりは本店より大きいかも
サッポロラガービール 550円
使い込んだ団扇が飾られている程度で、店の雰囲気だけでは吉祥寺「いせや」らしさは弱いですが、品揃えをみれば、間違いなく「いせや」だとわかります。ビールはもちろんサッポロラガービール!
それでは乾杯!
特製しゅうまい 380円
「いせや」といえばしゅうまいという方は多いでは?
私も、まずはしゅうまいを注文し、それから「いせや」飲みが始まると考えています。
見た目は本店のしゅうまいに似ていますが、サイズは一回り小さく、そのかわり4個盛られています。
味付けは甘めで旨味が濃厚、ぎゅっと豚肉が詰まった硬い食感がたまりません。
玉露ハイ・コーン茶ハイ 各330円
驚いたのが、お酒類の安さ。酎ハイ類は300円ほど。清酒はなんと220円。ゆったり落ち着いて飲んで食べてこの価格。お通し・席料もありませんから、日常的に楽しめます。
もつ焼き100円/本 ※2本単位
左は鶏もも(タレ)、右はタン(塩)。なんと、帆立貝の貝殻に盛られて提供されます。
1本100円とは思えないほど大きくカットされており、かなりの満足感があります。一度にたくさん注文せず少しずつ頼んだほうが安心です。
炭火で焼き上げたタンは風味が心地良いですね!大将の腕の良さが感じられます。
ごちそうさま
アットホームで居心地の良いお店です。一人での利用の場合は相席に近い大テーブルに通されますので、しばらく飲んでいると隣のお客さんとの会話が始まることもあると思います。
2,000円ほどで大満足のひとときでした。
ごちそうさま。
店名 | 吉祥寺いせや総本店 立石支店 |
住所 | 東京都葛飾区立石8-6-1 アルファホームズ |
営業時間 | 火・水・金 16:00 – 22:00 土・日・祝日 15:00 – 21:00 定休日 月・木 |
創業 | 2012年 |