浅草「ほていちゃん浅草店」 ひさご通り入口に誕生!煮込み380円、酎ハイ290円

浅草「ほていちゃん浅草店」 ひさご通り入口に誕生!煮込み380円、酎ハイ290円

2020年3月8日

休日を中心に多くの観光客で賑わう浅草煮込み通り(ホッピー通り)。そのつきあたりには1853年開園、日本最初の遊園地「浅草花やしき」があります。そんな花やしきの向かいに、上野や小岩で人気のセンベロチェーン「ほていちゃん」9店目となる浅草店がオープンしました。

煮込み通り(ホッピー通り)の飲食店より、さらにひとまわり手頃な価格で飲めるということもあり、今後注目が集まりそうです。

 

ひさご通り入り口すぐの場所。観音裏へ抜けるときなど、よく歩く場所ではないでしょうか。

 

入ってすぐの場所に立ち飲みカウンター。立ち飲みは会計時に10%引きの値引きがあるのでお得です。瓶ビール赤星大ビンは立ち飲みでのみ注文が可能。

 

ドブ漬けで冷やす瓶ビールは見ためのシズル感だけでなく、中までよく冷やす効果もあります。ほていちゃんの赤星は全店こうして冷やされています。

 

気候がよいときは扉を開放し、外飲み屋台のような雰囲気にできるようになっています。

 

浜松町店を除き、比較的大箱のお店が多いほていちゃんですが、浅草店はコンパクト。年中お祭りムードの町ですし、みんなでワイワイ楽しみましょう。

 

花やしき側に向いて着席可能なカウンターもあります。カフェテラス気分になれるかも?

まずはサッポロ黒ラベル(420円・以下税別)で乾杯!

 

各店で微妙にメニューの内容が異なっています。今回新たに加わった飲み物は北海道「七福神 濃いとろレモン酒」(450円)。一升瓶で売られる宇和島レモンのお酒で、ソーダかロックでいただきます。

このお店の前までが別名ホッピー通り。浅草店ですし、ホッピーセット(380円・ナカ180円)を飲んでみませんか。白・黒、置いています。

 

滋賀県・高島の萩乃露がつくる「和の香のしずく れもん酒」、広島県・呉の千福がてがける「ウキウキレモン酒」と、一升瓶系レモンサワーが3種類もあります。甘いレモン酒好きを狙い撃ち。

 

続いて料理をみていきましよう。煮込みは2種類。従来からの牛煮込み(380円)と、新登場の赤から牛味噌煮込み(420円)。新たに加わったメニューは、よだれ鶏(290円)、ゴマだれ棒々鶏(320円)、梅ぽんおろし鶏(290円)。いずれも低温調理で茹でるようにつくるため、しっとりジューシーだそう。後ほど頼んでみましょう。

 

そして、目玉商品は取引先の鮮魚卸との関係から誕生したメニュー、数量限定のアナゴ刺し(450円)。従来からのあなご天に加え、一本焼きも登場しています。そして、なんと浅草店のあなごは、東京湾で水揚げした「江戸前」のものだそう。低価格路線のお店とは思えない、スペシャルな食材の登場です。

 

穴子は皮、ホネ、血の処理などに技能と知識が必要なため刺身向きではないと言われています。ほていちゃんのアナゴ刺しはそんな下処理を卸側で行うことで、提供を可能にしているそうです。

 

鱧刺しと同じように、アナゴの刺身もその濃厚な脂に驚かされます。エンガワ刺しに近いといいましようか。ぷりっぷりの身は上品な甘さもあり、楽しい一品です。

 

赤から牛味噌煮込みは見た目はかなり辛そうですが、コク・ウマでほどよい辛さが追いかけてくるような味。煮込みはお店ごと(上野にある3店舗は、1箇所で一括調理)に作っているそうです。

 

あなご一本焼き(450円)。江戸前あなごの白焼きがこの価格で食べられるのは、いやいや、すごいこと。甘タレがついてきますので、蒲焼き風にして食べることもできます。

 

低温加熱で調理した鶏もも肉の棒々鶏(320円)。うっすらピンクで、かなりしっとりな味。ゼリーとまでは言い過ぎですが、とろっとした食感はくせになります。

 

ホッピーのナカ(甲類焼酎25度)の量は、ナカ3、ソト1でちょうどホッピー1本を飲み切る量。夕暮れの浅草で飴色の黒ホッピーを飲みながら、のんびりいい気分。

浅草で貴重な数人で入れる低価格なお店。浅草観光の合間に、軽くつまんで飲んでみませんか。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/株式会社フォートップス)

 

ほていちゃん 浅草店
東京都台東区浅草2-15-2
営業時間などの詳細は公式Twitterアカウントでご確認ください。
https://twitter.com/hoteichantokyo1