東武東上線と東京メトロ副都心線・有楽町線が乗り入れるベッドタウン・成増。東武成増駅の南側は商店街や飲み屋路地が広がるちょっとした繁華街。対して、駅の北側は駅に隣接する商業ビルを過ぎるとすぐに住宅街となります。東京大仏や赤塚城址もこの近く。
そんな成増で地元の皆さんに評判の肉料理店といえば「肉の宝屋」です。成増駅から徒歩5分ほど。住宅に囲まれたところにぽつんと構える一軒家です。
もともとは精肉店で、併設だった直売食堂が現在はメインになっています。食堂とはいってもお酒のつまみになるメニューが豊富で、お酒もビール、酎ハイはもちろんワインまで揃っていて、夕方からの営業は飲み屋そのものです。
駅から離れているというのに、17時のオープンに合わせて次々常連さんが来店し、あっという間に満卓となるほど賑わいます。どんな魅力があるか、一緒に覗いてみましょう。
レンガ調の外観とはことなり、店内は昭和テイストたっぷりの雰囲気。カウンター席と小上がりという配置で、お一人様も家族連れも、みんな美味しそうに食事とお酒を楽しまれています。
樽生ビール(中380円)、瓶ビール(中450円)ともに、ビールはサッポロ。キンキンに冷やしたジョッキに注がれます。それでは乾杯!
酎ハイは300円(取材時)、ボトルの甲類焼酎「トライアングル」は1,800円と、肉料理レストランながら手頃な値段が嬉しいところ。
鶏、豚、牛、馬をつかった肉料理がびっしりと書かれた品書きは、今宵の献立を考える楽しさがあります。とんかつ、唐揚げ、コロッケ、餃子など。とんかつもハンバーグも480円、その他ほとんどが400円均一と料理もお酒同様にとってもお手頃価格。
ローストビフ※品書きの記載に準ずる/(ローストビーフ500円)。庶民的な感じに、背筋を伸ばして食べていたローストビーフがいつもより身近に感じられます。
豚牛皿焼き鳥や牛タン塩焼きなど、あれもこれも食べたくなります。こちらは合鴨ステーキ(780円)。具の少ないナポリタンにトマト、ハムや千切りキャベツを添えた洋食屋らしいお皿にたっぷりと盛られて登場です。
馴染みのある醤油味に胡椒多め、あまからの味がお酒を誘います。
ご夫婦で切り盛りされている優しい雰囲気に包まれた「肉の宝屋」。忙しいタイミングはちょっと待つこともありますが、それも含めて店の個性。
肉料理なら何でも食べられる町の肉料理専門店です。
ごちそうさま。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ Special Thanks/こうめさん おいしい店・うまい店・安い店 http://www.hkoume.xyz/ )
肉の宝屋
03-3977-4429
東京都板橋区赤塚3-38-8
17:00〜22:00(ランチあり・日月定休)
予算2,000円