石垣「あけぼの」南の島で美味しい寿司に出会う。南国の魚もいいものです

石垣「あけぼの」南の島で美味しい寿司に出会う。南国の魚もいいものです

日本最西端の市である石垣市。八重山諸島の玄関口的な存在で、繁華街の美崎町は日中から通しで営業している居酒屋や老舗酒場、しっかりとしたカクテルを提供するバーもあり、お酒好きにはまさに南洋のパラダイス。

この三崎町で、美味しい魚と握りを食べさせてくれると地元の人々に人気の大衆割烹が「あけぼの」です。地元の漁業関係者も美味しいと太鼓判を押すお店で、早い時間は満席になることもしばしば。40年ほど続く老舗で、街に根付いた酒場をお探しならば、間違いなくここがおすすめです。

 

石垣島の中心地。夕暮れ時は道に人通りはそれほど多くはありませんが、早くからやっているお店はすでに満席ということも。日暮れとともに、どこからともなく大勢のお酒好きが集まり、なかなかの賑わいとなります。

 

ネオン輝く通りから少し外れて、市役所に近い場所にある「あけぼの」。冬でもさほど寒くならない石垣島。ホテルからぷらぷらラフな格好で飲み歩きたい。

 

立派な杉の一枚板をつかったカウンターは、大将のしごとを目の前で楽しめる「砂かぶり」な特等席。落ち着いて団らん飲み交わすならば、小上がりです。

 

お隣の方と大将に会釈して、さぁはじめましょうか。沖縄といえば、大衆割烹でもドラフトオリオン(昔ながらの中ジョッキサイズ・600円)!それでは乾杯です。

 

ショーケースに並ぶ魚は、本土でみる魚のようで、どことなく違います。八重山諸島周辺でとれる近海物を中心としたネタを揃えているとのことで、品書きも島の個性でいっぱいです。

寿司店と紹介されることもある「あけぼの」ですが、この一品メニューをみれば、酒場寄りな割烹であることはおわかり頂けるかと思います。夜光貝やアバサー(ハリセンボン)、シマダコなど食べてみたいものばかり。

 

握りのメニューがこちら。沖縄も近海マグロ漁は盛んで、地元のメバチマグロが店の定番です。ふるさと納税で石垣市の返礼品にもなっている車海老や、沖縄らしくミーバイを握ってもらうのはいかがでしょう。

 

定番メニューはこちら。飲み屋利用ならば、そこそこの飲み方で3,000円ほどといった感じです。「アカマチの煮付けが絶品」と、カウンターでご一緒した常連さん。

 

少なめに、地元の食材の美味しいところを大将チョイスで握ってもらいました。ミーバイ、アカマチ、イラブチ、マグロに夜光貝、軍艦はアサヒガニです。

 

アサビガニは蟹と海老の中間のような形状をした南洋の蟹。沖縄の市場ではみかけますが、いただくのはこれが初めて。ささっと塩ゆでしてたものを蟹の味噌と軽く和えて盛り付けています。奇抜な形状の蟹ですが、味は非常に繊細。なかなかの美味しさです。

 

ウムズナー(手長のイイダコ)とシマダコ。ともに採れたての鮮度抜群のもので、ジューシーで磯の美味しさが口いっぱいに広がります。

 

そうこうしている間に、泡盛もだいぶ進んでいます。泡盛は一合(600円)単位ですが、度数が高いお酒なのでそれをほどよい濃さになるまで水で割ると何杯かになります。2合も飲めば、なかなかいい気分に。

日本酒も数種類を用意されていますので、島のお酒から少し離れたいときにもいいですね。

 

アオリイカのレモン握り。軽く甘じょっぱく味つけされています。お土産の貝として知られている沖縄を代表する二枚貝のひとつ、シャコガイもこちらでは2カンで400円ほどと手ごろな値段でお刺身、握りでいただけます。

 

そんな沖縄の魚介類のアラと島の味噌でつくったお味噌汁で〆。

落ち着いた飴色の空間で、ベテラン大将と朗らかな女将さんの人柄に触れながら泡盛傾ける素敵な夜。石垣島でカウンターがある老舗飲み屋をお探しでしたら、こちらをぜひ。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

あけぼの
0980-82-7759
沖縄県石垣市美崎町12-11
18:00~23:00(日定休)
予算3,500円