本部町『居酒屋 ちゅら12』リゾートからタクシー5分 泡盛珊瑚礁とソーキを満喫ローカル酒場

本部町『居酒屋 ちゅら12』リゾートからタクシー5分 泡盛珊瑚礁とソーキを満喫ローカル酒場

沖縄本島北部、本部町にある「オリオンホテル モトブ リゾート&スパ」。目の前に伊江島を望む素晴らしいロケーションですが、夕食はホテル内ではなく、あえて街へ繰り出してみるのも旅の醍醐味です。ホテルからタクシーに乗ればわずか5分ほど。観光客だけでなく地元の人々も集う『ちゅら12』へ。そこには、飾らない沖縄の日常と美味しい泡盛が待っていました!

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リゾートのすぐそばにある、ウチナーンチュの日常

美ら海水族館や備瀬のフクギ並木など、観光スポットが多い本部町。大型リゾートホテルが立ち並ぶエリアですが、一歩外に出れば、そこには昔ながらの沖縄の生活が広がっています。ホテルのレストランで優雅に過ごすのも素敵ですが、連泊するなら一晩くらいは地元の空気にどっぷりと浸りたい。とはいえ、歩いて行くには少し距離があり、夜道は暗い。そこで提案したいのが、タクシーの活用です。

ホテルからお店がある浦崎地区までは2キロほど。タクシーなら初乗り運賃に少しプラスする程度、千円でお釣りがくる距離です。ハンドルキーパーを決めてレンタカーで移動するのも手ですが、せっかくの沖縄の夜、全員でお酒を楽しみたいならタクシー移動が正解でしょう。

「ちゅら12」と書かれた看板を目印に暖簾をくぐると、そこは畳敷きの座敷が広がるくつろぎの空間。靴を脱いで上がれば、まるで親戚の家に遊びに来たような安心感に包まれます。

店内は清潔感があり、高い天井のおかげで開放的。地元の方が家族連れで食事を楽しんでいたり、お一人の常連さんがグラスを傾けていたりと、リゾートエリアとは違った「本物の沖縄」の空気が流れています。

私、こういう観光地に隣接したローカルなお店を尋ねるのが大好きなんです。観光も立派な産業。職場と酒場は対の関係ですから。

オリオンビールと山盛りのソーキ

オリオン瓶ビール中瓶:500円

席に着いたら、まずはオリオンビールで乾杯。沖縄の湿気を含んだ温かい風を浴びたあとに飲むオリオンビールは、水のように身体に染み渡ります。東京で飲むそれとは、やはり味が違うように感じるから不思議です。

メニューやおすすめボードを眺めながら、沖縄らしい肴を選んでいきます。わぁ、ヤギ刺しまである!

とうふサラダ:600円

まずは「島豆腐のサラダ」と「ふーチャンプルー」。島豆腐のどっしりとした豆の味、そして出汁をたっぷりと吸ったお麩の優しさ。

ふーチャンプルー:800円

これぞ沖縄の居酒屋の味です。味付けがいい。コクが強いのに塩は控えめ。豚やカツオの効かせ方が抜群です。それにしても、安いのに二人前はある盛りの良さでびっくり!

お酒が進んできたところで、泡盛へ移行します。選んだのは、ここ本部町にある山川酒造の「さんご礁 ブラック 30度」。せっかくなのでボトルでいただきました。30度ならではの芳醇な香りと、黒麹のコク深い味わい。

珊瑚礁:1,800円

酒の生産地でご当地料理とともに味わう。今風に言えばテロワールですが、こういうのがノンベエ旅の醍醐味です。

ソーキの味噌煮:1,000円

メインディッシュには「ソーキ味噌煮」をお願いしました。運ばれてきた皿を見て驚きます。ゴロリと大きな骨付き肉が山盛りに。箸で簡単にほぐれるほど柔らかく煮込まれており、軟骨までトロトロです。味噌仕立ての濃厚な味付けが、力強い「さんご礁」の味わいと実によく合います。

口の中で脂の甘みが溶け出し、そこへ泡盛を流し込む。これ以上の幸せがあるでしょうか。

本部町の夜は、タクシーで少し足を延ばして

美味しい料理と泡盛に酔いしれ、気づけばすっかりいい気分。帰りのタクシーは、お店の方にお願いして早めに呼んでもらうのが安心です。このあたりは流しのタクシーがほとんど走っていないため、事前予約や早めの手配を心がけましょう。

リゾートホテルのラグジュアリーな空間と、地元密着の居酒屋のアットホームな雰囲気。このコントラストを楽しむことで、沖縄への旅はより深く、思い出深いものになります。

店舗詳細

お酒のメニュー
泡盛・一品料理のメニュー
定食・メインのメニュー
店名ちゅら12
住所沖縄県国頭郡本部町浦崎200
営業時間18時00分~20時30分
日曜日定休
創業2017年