二俣川「じぃえんとるまん二俣川駅前店」 相鉄沿線で昼酒するならば、おとなの駄菓子屋へ

二俣川「じぃえんとるまん二俣川駅前店」 相鉄沿線で昼酒するならば、おとなの駄菓子屋へ

2018年11月5日

上大岡から始まり、新杉田や桜木町(野毛)などに出店する立ち飲み店「国民酒場じぃえんとるまん」。戸塚へも出店し、いよいよ横浜を代表する立ち飲みローカルチェーンと言っても過言ではないほど。

横浜のベッドタウン、相鉄沿線にも二俣川駅前に店を構え、こちらも地元のお酒好きに慕われています。営業は14時(日祝は12時)からと早く、明るい時間から喫茶店や立ち蕎麦感覚で”一寸一杯”を楽しめます。

 

新たに駅ビルも完成し、明るく賑やかになった二俣川駅。いよいよ来年度はJR線との直通線路も完成し、新宿・渋谷から乗換なしでアクセスできるようになります。そんな変化する街の、ほっとできる酒場で一献楽しみましょう。

 

駅から徒歩2分ほど。小さな店構えで縄のれんが目印です。店内は奥に長く、厨房に向いたカウンターが続いています。利用方法は上大岡や桜木町と同じ、好きな場所に立って、カゴにお金を入れて注文をする「キャッシュオン式」です。

ビールは上大岡同様に生、瓶ともにアサヒスーパードライ。大びんが今時珍しい400円。トトトと大びんを注いで、まずは乾杯!

 

料理は揚げ物で100円から。ちょっとした乾き物は30円からと、これぞ駄菓子屋価格。プロチ(プロセスチーズ)90円をつまみに男うめサワー(280円)を傾ければ、童心に返る?(笑)

 

こういう立ち飲みだと、酎ハイ、ビール、ハイボール程度とお酒の種類を絞りがちですが、じぃえんとるまんは一般的なチェーン店より多いほど。会津ほまれ大吟醸や白菊、司牡丹などの全国の地酒や、ラムハイ、バリキング、酎ハイも250円均一で、青汁豆乳ハイまで揃います。甲類も標準的なビール社系甲類焼酎とキンミヤ焼酎の二種類から選べます。

 

大びん400円というビールの安さが話題になるじぃえんとるまんですが、他のお酒もぜひ楽しんでみて。本格焼酎ならば、アサヒの本格芋焼酎「金黒」が最近のイチオシです。

 

一品目は定番メニューから選ばず、ぜひ日替わり限定メニューからチョイスを。白板メニューも炙り〆鯖、コハダ、さつま揚げ串、スモークチキンなどバリエーション豊富です。コハダ(300円)をおつまみに、のんびりお昼酒いい気分。

 

じぃえんとるまんと言えば、上大岡の本店でみんな食べているピザ。二俣川でも人気料理です。口開けのタイミングでしたので、ちょうどピザを仕込んでいる最中。ひとつずつ丁寧に仕込み、もちろん注文を受けてから焼き始めます。

 

チーズたっぷり、とろっと垂れるこのピザ。昔のトリスバーで出されていたような、あの味。お酒が進むに決まっています。値段は350円とさすが安い。

 

ピザにはワイン?それとも、ちょっと気取ってバカルディラムのハイボール「ラムハイ」?

ここのラムハイ、ものすごく濃くて、このあとの取材に響きそうなほど(笑)

 

そうそう、二俣川のじぃえんとるまんで忘れてはいけない飲み物が、樽詰の白・黒ホッピーです。ホッピーの樽詰は取扱店が少なく、見かけたらラッキー。しかも、白・黒揃っていることはめったになく、340円で氷なしの一杯が楽しめるのは好きな人にはたまりません。

せっかくなので、ハーフアンドハーフはいかが?

 

人気の手作りポテトサラダは200円。ホッピーとポテトサラダ、このありふれた組み合わせがホッとします。マヨネーズを追いがけしてくれただけで、なぜか嬉しくなる。酒場アルアルです。

お店の皆さんは親しみやすく優しいことも人気の理由のひとつでしょう。気持ちよく飲ませてもらってお昼からいい気分。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

じぃえんとるまん 二俣川店
045-392-2286
神奈川県横浜市旭区二俣川1-5
14:00~23:00(日祝は12:00〜 土日祝は~22:00)
予算1,500円