【リニューアル】宮城「菅原酒店」 広瀬通りの角で杜の都の酒文化の一躍を担う老舗

【リニューアル】宮城「菅原酒店」 広瀬通りの角で杜の都の酒文化の一躍を担う老舗

2017年7月3日
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仙台『PUB THE SWAN』としてリニューアルしました

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角打ち時代の記事

東京から宮城は東北新幹線で最短90分ほどで結ばれています。憧れの地・杜の都はいつのまにかだいぶ近くなりました。

仙台駅周辺は徒歩で歩ける範囲に雰囲気のことなる飲み屋街が点在しており、それぞれ香りを感じて階子するのも楽しいです。いまでは日帰り圏かもしれませんが、出張やご旅行の際はぜひ宮城市内に一泊して、豊かな東北の幸を満喫してみては。その際にも、「Syupo」がお役に立てますように。

さて、宮城は実は角打ちが多い。しかも、繁華街の中心やJR仙台駅前にもあるのだからノンベエにはたまりません。通行量も多く賑やかな一番町四丁目商店街と広瀬通りの交差点にも、創業から120年以上続く老舗の酒屋「菅原酒店」があり、一角では立ち飲みコーナー「日本酒バー」を営業中。

 

宮城は一ノ蔵をはじめ日本酒の一大生産地。東北一帯も言わずと知れた酒所です。ここ菅原酒店では、そんな東北のお酒を中心に個性派の「甘旨」系を揃えています。90ml480円で、普段はあまり飲めない貴醸酒などを味わえることができ、酒好きにはたまらない角打ちです。

 

880円の飲み比べセットがお得で、味の方向性が異なる銘柄を3種類を試せます。タバコや宝くじも販売されていますが、本業の酒に対する想いがとても強いお店で、店頭にたたれている皆さんとても丁寧な説明をしてくださいます。旅先の角打ちで優しくしてもらえると、もうその街全体が好きになります。

 

菅原酒店はかつて広瀬通りが玉澤横丁と呼ばれていた時代から続く老舗で創業は1895年(明治28年)。

現在の菅原酒店の店舗がある場所の一部は、以前はヱビスビヤホールがありました。ヱビスビヤホールは名前を変え「銀座ライオン 一番町店」となり、同じ一番町を南に進んだ青葉通り側に移転しています。

 

文明開化の象徴のひとつである「ヱビスビヤホール」は宮城の人たちにとっての誇りだったそう。当時の建物はもう残っていませんが、ビヤホールのあとを受け継いだ菅原酒店は、同じ場所で同じようにヱビスドラフトビールを提供されています。

 

ゆかりの地のビヤカウンターで、琥珀ヱビスやヱビスクリーミートップで乾杯し、お店の方とお話しながら仙台の料飲文化の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょう。

気さくなお店の方々との会話も楽しい素敵な一軒です。

ごちそうさま。

お詫び:文中の店名に誤りがあり、修正いたしました。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

菅原酒店
022-222-6381
宮城県仙台市青葉区一番町4-3-1 菅原酒店ビル1F
9:00~21:00(金土は23:00まで・原則無休)
予算1,500円