【閉業】五反田「一風堂スタンド 西五反田店」 ラーメン屋もせんべろに参入する時代

【閉業】五反田「一風堂スタンド 西五反田店」 ラーメン屋もせんべろに参入する時代

2016年11月4日

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今日はホットな話題。博多ラーメンの一風堂が立ち飲み業態「一風堂スタンド」の2号店を五反田にオープン。7月に浜松町にオープンした一号店の好評をうけての出店とのこと。

五反田駅から大崎広小路に向かう都道317号、ソニー創業の地・御殿山を抜けることからソニー通りの愛称がつく五反田のメインルート沿いに登場。オープン初日の口開けに合わせて取材をしてきましたので、その様子をレポートいたします。

ラーメンカテゴリーの専門家ではないので、一風堂の説明はさほどできませんが、誰もが知っている人気店ですね。

 

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11時から15時はランチタイムとなり、通常の椅子席が並ぶラーメン店らしい雰囲気です。メニューも15時までは一部のおつまみの提供はお休みしているので、しっかり飲むというよりはラーメンのついでに一杯いかが?という印象を受けます。

 

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ランチメニューにはいっているサイドメニューでも十分に飲めるので、ここはあえてラーメンではなく、昼飲みという視点でみていきます。ラーメン店と立ち飲みの二毛作という表現がぴったりくるかもしれませんが、その合間の”いいとこ取り”を楽しんでみましょう。

 

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ビールはナショナルビールがアサヒスーパードライの中びん、ドラフトビールは木内酒造・常陸野ネストのラガーとアンバーエールの2種類が用意されています。カウンター奥にはクラフト専用のオシャレなパイプタップが鎮座。ラーメン店でクラフトビールが飲めるなんて時代の変化を感じます。

なお、浜松町店ではクラフトの取り扱いは現時点ではありませんのでご注意を。

 

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隣で早めのランチでラーメンをすするお父さんの横で、クラフトビール。取材という名目で堂々と昼酒していてごめんなさい。アンバーエール(680円)で乾杯!

 

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おつまみには、あんにパクチーの風味がしっかりついた水餃子(280円)と豚丼を。

もちもちの皮のにじゅわっと肉汁したたるあんがぎゅっと詰まっています。甘辛いタレはビールとの相性がいいのはもちろん、しっかり味の芳醇な日本酒が飲みたくなります。豚丼はご飯を少なめにしてもらい、おつまみ的に。明太子がのっているのが一風堂らしい。

 

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日本酒のセレクトは博多の人気角打ちもやっている「住吉酒販」(▶Syupoの記事)が手がけています。JR博多シティ内の住吉酒販の角打ちでみかけたのと同じ、十字で味のベクトルがわかりやすいメニューが壁に直接書かれています。お酒は変わっていくそうで、住吉酒販セレクトを日常的に五反田で楽しめるようになったのは嬉しい。

 

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午前11時のオープンと同時に日本酒とビールは提供されているので、ランチビールやオフの日の昼酒に軽く飲みにくるのに丁度いい。

 

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せっかくの住吉酒販セレクトということで、今回は同じ福岡の「美田」(500円)を合わせてみることに。メニューには難しいことは書いていなく、「”こんな感じ”という味の希望で選んでね」という住吉酒販と同様のスタイルがとられています。

ですが、提供時に目の前にボトルを持ってきていただけるので、詳しい情報はボトルでチェック。福岡糸島産の山田錦を使った山廃。料理の構成から、やはり味がしっかりしたものを揃えていらっしゃいます。

 

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パクチー風味の餃子に美田。世間は餃子バルブームですが、さらに進んで餃子で日本酒というチョイスも十分にありだと思います。
あれ、でも昔から街の大衆中華の赤いカウンターでコップに入った普通酒を飲んでいたような(笑)

 

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ランチタイムを過ぎると丸天やめんたいこ、かまぼこバターなどのメニューが加わります。博多うどんや鉄板餃子など、最近、福岡グルメの東京進出が熱いですね。

 

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五反田界隈を飲みのテリトリーとされていらっしゃる方は、一度覗いてみてはいかがでしょう。ビールも日本酒もトレンドをしっかり掴んでいるので、これまでの立ち飲みとは違った刺激を受けるはずです。

私はしばらく昼酒スポットとして愛用したいと思います。五反田は早くから飲めるお店が数えるほどしかありませんでしたから、重宝しそうです。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

一風堂スタンド 西五反田店
03-6459-0068
東京都品川区西五反田1-25-5
11:00~24:00(金土祝前日は27:00まで・日定休)
予算1,800円