いまや東京の立ち飲みの代表的存在の晩杯屋。武蔵小山から始まった安く、美味しく、早いの三拍子に魅了された人々が足繁く通う大人気の酒場です。
そんな晩杯屋が飲兵衛の聖地こと新橋についにオープンしました。もともと、毎日通えるお財布に優しい立ち飲み酒場が無数にある新橋ですが、晩杯屋ができたことでより一層立ち飲みが盛り上がりそうです。
そんな新橋でみんなが気になる晩杯屋烏森①店に、オープン初日に取材に伺ってきましたので、ご紹介いたします。
場所は西口商店街から少しそれた酒場が密集する路地のなか。この街で梯子している人はすぐにどこか判ると思います。口開けと同時にあっという間に満員になった店内。その後も次々とお客さんがやってきて、店先にはちょっとした行列ができるほどです。
ドリ場(ドリンクを用意する場所のこと)を中心にしたコの字のカウンターが一つだけと晩杯屋の中では一番小さなサイズで、25人くらいが定員でしょうか。内装、カウンターの形などは他の立ち飲み型の晩杯屋と同じです。
店長はもともと大井町、高円寺をしきっていたベテランの方なので、晩杯屋好きの方なら顔見知りかもしれません。
さて、まずは飲みましょう。取材なんだけれど、やっぱり飲まなきゃ始まりません。ということで、乾杯!
変わらず500mlジョッキで410円。水道橋に続きキリンビールが入っています。晩杯屋のビールはどこのお店もジョッキやディスペンサーの洗浄も鮮度も完璧ですごく美味しいです。
美味しいビールを飲めば笑顔になる。しあわせの一番搾りです。
それでは恒例の晩杯屋品書きウォッチ。今飲んでいる通り、ビールは一番搾りてす。しっかり度数の緑茶割りや宝ゴールデンなどは他店と変わらず。日本酒は富久娘。右の列、ホッピー、バイス、ホイス、ハイッピー、天羽飲料と東京大衆酒場のマニアックな顔ぶれがずらり。ホイスや天羽は幻の割材ですが、案外身近なところにあるものです。
続いてフードがこちら。どこのお店も定番料理は同じですが、お店の状況に応じて多少の違いがでています。季節感のある食材もしっかり入り、生しらすやホヤなども提供されています。
さぁ、ビールのあとは今はコレ!馬ハイ(290円)です。ホワイトホース(スコッチ)のソーダ割りで、水道橋店から入った新メニュー。ネーミングセンスはやっぱりキリンぽくないなー(笑)
乾杯の音頭は「馬ハイ 馬ハイ 馬ハイハイ」が公式。
今まであまりホワイトホースのソーダを飲んだことがなかったのですが、これはいいですね。フレッシュでほのかに甘く、余韻はすっきり。くいくいと飲んで爽快感を楽しむドリンクです。
定番のマグロ刺身(200円)をもらって、飲み進めましょう。晩杯屋に通っているので当たり前に感じてしまいますが、これが200円なのは本当にすごい。スーパーでお惣菜を買うよりも安い。
お刺身は日本酒がいいね!富久娘の冷酒を1本。くせのない味でバランスのとれたすっきりとしたお酒です。お刺身やおでんなど、優しい味のおつまみに合います。
最近はまっているんです。晩杯屋ののり明太ポテサラに。そして、お祝いなので鰻も一皿お願いします。
合わせるお酒は、富久娘の濁りで。きりっとした味でしつこくないのですが、お米の味が感じます。
串とはいえ、うなぎの蒲焼を2本で250円で食べられるなんて、企業努力ってすごいなー。山椒をふって、日本酒片手に口へ運びます。うんうん、美味しい。
ビールに戻ってきました。ベテランの店員さんなので、注ぎ方が早いし上手。そんな様子をぼーっと眺めながら飲む。お酒って誰かが仕事をしている様子を見ながら飲むともっと美味しく感じると思いません?(笑)
ビールはちくわ磯辺揚げ。お腹が空いているときにはやっぱりこれでしょう。こんなに大きくて130円なんですよ、揚げたてホクホクで柔らかく、ビールが進まないはずがありません。
えー、続いての飲み物は…今日は晩杯屋のお酒のカタログ状態ですね。喉も乾いているので、どんどん飲んでいきます。
今度は宝ゴールデンです。下町ハイボールはほのかに色のついた甲類焼酎のソーダ割りですが、それをモチーフにした酎ハイです。甘くない絶妙な、なんとも言えない味なのですが、これがハマるんですよね。
どんどん飲もう、どんどん乾杯しよう!続いては甲類焼酎をトニックウォーターで割ったチュートニックです。昨年、静かに発売されたポッカサッポロのトニックウォーターを使ったもので、ベースは宝焼酎です。
トニックウォーターといえば、ジンなどのスピリッツと合わせるイメージしかありませんでしたが、甲類を割ってもとても美味しい。ガス圧が強く甘さ控えめ、これも飲兵衛好みの味です。
最後に梅酒も飲んでいきましょうか。ビールが一番搾りになっていますが、実は梅酒もお店によって異なります。こちらはメルシャンの濃厚梅酒です。ロックやソーダなど割り方は自由に選べるので、甘い系のお酒がお好きな方は梅酒ソーダなんてよいのでは?濃厚なのですが酸味が抑えられいてすっきり美味しい。
ふぅ、よく飲みました。まだまだ梯子酒するので今日はこれくらいにしておきましょう。
晩杯屋新橋店は、どこか昔の武蔵小山の旧店舗時代を感じられる雰囲気です。周辺の酒場もそうですが、いい感じで立ち飲み特有の一体感が感じられます。どちら様もつめあわせてダークスタイルで乾杯しましょう。この界隈がますます活気づきそうですね!
ごちそうさま。
【特報】
水道橋店での馬ハイ人気をうけ、東京23区内のすべての晩杯屋で馬ハイが登場します。そして、なんと新橋店を含み、馬ハイはどのお店でも2016年5月24日まで、通常290円がなんと110円で提供されます。※10分以内に飲みきるのが条件
※(追記)開始は店舗により異なります。新橋及び水道橋は本日から開催されています。
※(追記2)当初の取材では各店で実施予定とのことでしたが、新橋店限定となった模様です。
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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
立呑み晩杯屋 新橋烏森①店
03-6452-8966
東京都港区新橋4-15-2 日建1号館1階
15:00~23:30/土日祝13:00~23:30(無休)
予算1,500円
(Special Thanks/キリンビールマーケティング株式会社 宝酒造株式会社 富久娘酒造株式会社 ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社)