横浜「クラーテル」 駅前一等地で静かに賑わう角打ち酒場

横浜「クラーテル」 駅前一等地で静かに賑わう角打ち酒場

2016年10月24日

dsc06765

横浜駅から徒歩1分の場所に角打ちがあることをご存知でしょうか。

しかも路地裏やネオン街ではなく、本当に一等立地の場所にあるんです。横浜駅東口、そごうへ続く地下街に降りずに地上にあがると、横浜を代表する企業・崎陽軒の本店や横浜中央郵便局が立ち並ぶ一画にその酒屋はあります。

日産グローバル本社よりも横浜駅寄りという、とんでもなく好アクセスなところにある「キンパイ酒店」です。一階が酒屋で二階が立ち飲み(椅子席もあり)の系列店「クラーテル」があります。一階の酒屋さんの店長は休養中でお店は休業していますが、クラーテルも角打ちと同じシステムで利用ができますので、シャッターの閉まった一階で諦めずに、二階へ登ってみてください。

 

ヱビスビールの立て看板とジンジャーハイボールのちょうちんが目印。左隣が崎陽軒本社、右隣がみずほ銀行という、本当にすごい場所にすっぽりはまり込む不思議なお店です。

 

dsc06772

階段をてくてくと登っていくと見えてきます。赤星にクラシックにと、サッポロのPOPで溢れかえっています。サッポロビールファンの方はこれだけで吸い込まれたくなるのではないでしょうか。

 

dsc06770

店内は厨房を囲むL字カウンターと、いくつかP箱で組み立てた立ち飲みテーブルで構成されています。奥には吸われるテーブル席があり、こちらはお通し代として250円のチャージが発生します。といっても、飲み物が角打ち価格なので十分に安い。

お酒は通常の小売価格に近い値段で、缶ビール・缶酎ハイ・カップ酒などを扱っていて、キャッシュオンで飲んでいく角打ち方式になっています。

 

dsc06769

ビール券が使える旨が書かれているのがいかにも酒屋さんらしい。角打ちの定番肴の乾き物のほかにも、厨房があり飲食店形態をとっていることから調理品も豊富に用意されています。

 

dsc06771

ゼロ軒目のときは乾き物、数人で飲みに来る二次会にはボリュームのある調理品がちょうどいい。23時までと角打ちにしては驚くほど遅くまで営業しているため、二次会でやってくる常連さんも多い。

 

dsc06767

缶ビールで各社のものが揃い、めずらしいのでは北海道限定のサッポロクラシックも缶ビールではありますが取り扱っています。今回は宝カンチューハイ・直搾りシークァーサーで乾杯です。

直搾りは全国の角打ちで人気のチューハイ。片手でプルタブをかしゅっとやって飲んでいくスーツ姿の年配サラリーマンが飲む姿が似合う商品です。

 

dsc06773

300円以上のおつまみを購入した方という条件がついていますが、250円で唐揚げ食べ放題という太っ腹なメニューがあるなど、フード類もいろいろエンタテイメント性をもたせているのが特長。ハイボールやチューハイなど、お店でつくってくれるドリンクも多々あり、デュワーズやキンミヤ焼酎なども取り扱っています。

この界隈のオフィスで働く人のための小さな隠れ家ですが、駅からも近く、遠方から横浜に立ち寄った際の「アジト」的な使い方をする人も。

何回か通うとサービスしてくれるポイントカードをくれるなど、接客も明るく楽しいのが特長です。勇気を出して覗いてみてください。きっと好きになって通いたくなるはずです。

ごちそうさま。

 

キンパイ酒店・クラーテル
045-441-5065
神奈川県横浜市西区高島2-13-6-2F
23:00まで
予算1,000円