いやー、凄いですよ。ここは。
毎日、明るい時間からせっせと日本中を飲み歩いていますから、ちょっとやそっとの酒場では驚かないです。そんな私が久しぶりに、「わぉ!!」と思ったお店が、西大島の「番外地」。
・日曜もお昼からやっている。
・明るい時間から常連でいっぱい。
・料理もお酒もほとんど100円
・閉店は20時。
どうですか、ワクワクしてきません?
都営新宿線ってどの駅にもひとつ・ふたつは素敵な酒場がありまして、次に住むのならば新宿線沿線かな、なんて考えているのですが、まさか、西大島にこんな素敵なお店があったとは。
土曜の明るい時間。すでに底に入れているのでふわふわといい気分でやってきました。
ガラガラっとドアを開けると、そこは地元のお父さんたちでいっぱい。まるで部活でもやっているかのように、みんなわいわいと楽しそう。
カウンターとドラム缶テーブルの立ち飲み屋で、カウンターの上にはサラダ、揚げもの、炒めものがずらりと並びます。これがなんと、どれも小鉢で100円というのだから凄い。
元気で明るいお姉さんが、「ここどうぞ!荷物はカゴにおいてね」と親切な接客。激安立ち飲みってもっとジャケンに扱われるものと思っているので、このまるでお洒落バルのような対応に二度目のびっくり。
ドリンクは奥のカウンターで買ってね、というシステムで、三度目のびっくりは酎ハイなどがなんと100円。アサヒ瓶ビール大びんが500円なのですが、ここは断然酎ハイだね!
まるで大人の駄菓子屋で、好きなものを100円玉をだして買ってきて、独りで飲んだり仲間とワイワイ飲んだり。私もとなりの常連さんと大島界隈酒場トーク。情報交換は大切ね♪
「ポテサラは新じゃがだよー」とか、とにかくお姉さんのトークが上手い。お腹がいっぱいになっても、じゃあそれももらおうかなとついつい頼んじゃう。
江戸前のお刺身盛り合わせはなんと大将が自ら釣ってきたもの。安く出すためには買うより釣ってくるのさ、なんて笑う大将もとても素敵な方。左から、サメ、アジ、イシモチね、これで400円。あと200円だせば山盛りにするけどどうする?だって。
いやー、二軒目だし、次も梯子するつもりなのでこれくらいで…
サメの刺身って初めての経験。ものすごい淡白ですが余韻が華やかでなかなかいけます。アジにイシモチも朝釣りというのだからプリッとしていて美味。
聖護院大根の甘酢漬け。ここは京都ですか、私は「たつみ」にいるのですか。(混乱)
※たつみは、京都にあるお昼から飲める立ち飲み酒場の銘店
いしもちで炊き込みご飯つくったんだけど試してみて。
と、また軽快なトークで勧められて頼んじゃった。私、普段はお米は食べないのだけれど…
これが、、、また美味しい!
いしもちがいっぱい釣れたから初めて作ったの。どう?と嬉しそうな笑顔で聞かれて、こちらもにっこり。
界隈のお父さんたちがお昼から集まる理由、よくわかります!
美味しいし、雰囲気がいいし、ここで常連さん同士のコミュニティに入れたら、毎日でも通ってしまいそう。
カキフライ200円、チャーハンにラーメンもあるの?
「海鮮丼は丼ぶりいっぱいに魚がのって300円だよ、もう自炊する気なくなるよ」と話す常連さん。そうですよねー、だってスーパーのお惣菜よりも安いじゃないですか。
立ち呑みの銘店、まだオープンして2年ですが、これは今後も注目です!
大人の駄菓子屋さん、大好き♪
ごちそうさま。
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(取材・文・撮影/なゆ)
番外地
03-3682-4810
東京都江東区大島4-13-5
12:00~20:00(水定休)
予算1,000円(2千円以上飲食するほどお腹に入りません)
注意:4名以下で訪問しましょう。5名以上はお断りとなっています。