創業から65年を迎えた江東区大島の人気居酒屋『大吉本店』。家族経営ながら70席もある大きな店で、さらに徒歩2分の場所に支店も構えています。地元の人々に愛され、連日満席となるほどの人気店。焼鳥が看板料理でありながら、刺身やフライ、ピザなど多彩な料理が揃う万能酒場として知られています。
目次
駅から離れていても満席になる活気ある酒場
駅から離れているにも関わらず、地元密着の酒場である『大吉本店』は連日満席となる人気店です。このような酒場は下町・城東エリアに意外と存在します。
明治通り・大島らかん通り商店街に位置し、都営地下鉄東大島駅から徒歩約5分、JR亀戸駅からも徒歩10分ほどのアクセスです。
外観
創業は1958年(昭和33年)頃。家族経営で地元密着の居酒屋です。
この頃に創業した居酒屋に多い、魚料理、鰻、焼鳥を主軸にした大衆割烹のスタイル。店頭には焼鳥等のテイクアウトコーナーが設けられており、居酒屋利用以外に惣菜店として買い物に来るご近所さんの姿も見られます。
内観
店は奥へと長く伸びており、外観から想像する以上に大きいです。縦長の厨房に向いた立派なカウンター席と、対面には同じく細長い小上がりが奥まで続いています。
いらっしゃい!と迎えてくれました。下町(城東エリア)の家族商売ならではの元気ハツラツな接客が嬉しいです。
品書き
お酒
- 樽生ビール サッポロ黒ラベル:小500円・中600円・大800円
- 瓶ビール サッポロ黒ラベル大瓶:780円
- 瓶ビール サッポロラガー大瓶:780円
- 瓶ビール ヱビス プレミアムブラック 小瓶:530円
- 酎ハイ:380円
- レモンハイ:450円
- 日本酒 合同酒精 富貴:350円~
- 日本酒 菊正宗:480円
料理
- おまかせ串盛り合わせ:5本750円~
- うなぎ蒲焼き並:1,800円(訪問時の値段)
- まぐろぶつ:650円
- あじなめろう:750円
- シーフード明太ピザ:950円
- 牛肉スタミナ炒め:980円
- がつ刺し:450円
- オムレツ:650円
- 串カツ:700円
- 鳥唐揚げ:580円
- カキフライ:650円
- アジフライ:750円
- 肉じゃがコロッケ:280円
おすすめ品
- 鯛刺身:850円
- いわし料理各種:830円
- かつお刺身・タタキ:825円
- カマス塩焼き:780円
- 鯛漬け丼:950円
手元のメニューはない料理が壁に貼られています。隅々見渡さないと見逃しそうです。
老舗らしい味の良い焼鳥
サッポロラガービール大瓶(780円)
まずはビールから始めましょう。赤星ことサッポロラガーを頂いて、それでは乾杯!
お通し
お通しは日替わり。今回はいんげんなどの和えものです。
串盛り合わせ(750円)
フレッシュな生肉にこだわり、鰻の蒲焼同様にしっかり大きく串打ちしているのが『大吉本店』の焼鳥。老舗らしいコクが深い濃厚な味のタレをまとって飴色に輝いています。
鶏、豚、そして牛まで揃い、このサイズで1本150円。安くてしっかり美味しいから、半世紀以上続く理由もわかります。
バンバンジーサラダ 小(450円)
壁に張り出された追加メニューから選んだバンバンジーサラダが、大正解でした。ハーフサイズ(450円)でも、巷の一皿サイズです。ボイルした鶏肉はぷりっぷりで噛むほど旨味が広がります。
魚あら煮(200円台)
焼鳥がメインの『大吉本店』ですが、築地市場時代から魚の仕入れにも力を入れていました。常時10種類の刺身や焼き魚、海鮮系のフライなど、魚料理も楽しむことができます。美味しくて手頃な価格の魚あら煮もおすすめで、魚にこだわるこの店ならではの”安・旨”おつまみです。
酎ハイ(380円)
酎ハイは城東エリアの個人店でよく見かける風味付きの酎ハイ、いわゆる「焼酎ハイボール」です。氷は入りますが、サッポロジョッキでドンと提供されるので飲みごたえがあります。
レバーフライ(600円)
レバーフライもオススメの料理です。600円でこのボリューム。豪快に盛られた生野菜が嬉しい。大きなトマトもごろんと2切れ。
レバーフライそのものも大きいです。外はザクザク、中はしっかり加熱されていてもプリブリ。ソースを気持ち多めにかけて頬張ります。
ごちそうさま
お客さんは近所の会社員や家族連れ、ご隠居さんたちがほとんどの地元密着店。皆さん勝手知ったる行きつけの酒場という感じで楽しそうに過ごしています。品数豊富で、一人飲みから小上がりの宴会まで幅広く対応してくれる、頼れる存在ですね!
お店の皆さんからは、「美味しい料理を食べて楽しんで欲しい」という熱意が感じられました。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
店名 | 大吉 本店 |
住所 | 東京都江東区大島2-35-8 |
営業時間 | 営業時間 16:00~23:00 日曜営業 定休日 無休 |
開業時期 | 1958年頃 |