【閉店】神田「大越」 素敵な素敵なお昼酒。名物はブリかま焼き

【閉店】神田「大越」 素敵な素敵なお昼酒。名物はブリかま焼き

2015年2月5日

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毎度おなじみ、神田の大越です。おとなりの升亀が店を畳んでしまってから益々混むようになりました。
最近は若いお客さんも増えてきましたし、この活気はずっと続きそう。
人生は動けなくなるまで現役さ、と語る社長が明るい時間からずっと店をしきっています。

JR神田駅から山手線の高架沿いを東京駅方向に30m。このへんの赤レンガアーチは東京駅の開通と同じ頃の構造物でしょうから、今年で100年目?
あの酒場が古い、この酒場が古い、なんて話していますが、神田で一番古い建物は、案外JRだったりしてね。

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さて、そんなレンガアーチの中に入るお店が大越です。まぐろをメインとした海鮮料理を中心に居酒屋の定番がひと通り揃う大衆割烹。

大箱で値段がリーズナブル、そしてなにより明るい時間からやっているのが魅力です。

私が好きなのは土曜日のお昼。
予定がある日もない日も、土曜日はお昼から飲みたい人なので、通しで営業している飲み屋は本当に好き。

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「いらっしゃい、あらまいど!赤星でいい? カメラ、ビールかけて壊さないようにねー」
あはは、昔こちらでデジカメをビールで濡らしてしまいまして…

えっと、今日は生ビールが飲みたいな、中生ください。

ここのジョッキは今どき珍しい500mlジョッキ。中ジョッキは本当はこれくらいないとね。
それでは、乾杯!
ふぅー、お昼から飲むビールは最高ね!

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壁一面にずらーっと貼られた短冊で、初めての人は何を頼んでいいのか迷ってしまうことでしょう。
お刺身、揚げもの、サラダ、煮物に焼きうどんまで。お店は少ない人数で大勢のお客さんを接客しているので、こういう大衆酒場では待たせずにズバズバと頼んだほうがいいというもの。

悩んだら、「まぐろぶつとブリかま」って頼んでおけば間違いなし。常連さん御用達のブリかまは350円で巨大なサイズ。食べる場所がいっぱいついているので、一人だとこれで十分に思えるかも。

塩焼きか照り焼きが選べますが、私は照り派です。

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あとは、この時期はとくに頼むことが多い肉豆腐。
すき焼き風の味付けが一般的ですが、こちらは甘さは控えめでお鍋の出汁のようになっています。お豆腐は弾力のある立派なも。お肉は控えめですが、これくらいが私の好み。入れればいいってもんじゃありません(笑)

生ビールをお代わり。そのあとはハイリキの1L瓶を頼んで、これをすいすい飲んでいれば、時間も進んでいき、そろそろ他の酒場も始まる時間になるでしょう。

神田ならば、山の手にも下町にも移動が早い。どこで飲もうか決まらないとき、神田集合で作戦会議というのもなかなか乙でしょう?

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頭上には中央線がひっきりなしに走っています。ですが、あまり音は気になりません。
実は大越には二階がありまして、そちらは天井が低いながらも宴会ができるので何かのときに便利そう。

よき酒場に浸かって心が癒やされました。

ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/なゆ)

 

大越
03-3254-4053
東京都千代田区鍛冶町2-14-3
11:00~23:00(土~22:00・日祝定休)
予算2,500円

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