桜木町「鳥しげ」 野毛、そこにあり続ける安心感

桜木町「鳥しげ」 野毛、そこにあり続ける安心感

2015年1月15日

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野毛。
それは飲兵衛の憧れの地。
何度訪れても、毎回違った一面を見せる場所。

いくら通い続けても、憧れは憧れのまま。野毛はなにかを満たしてくれるものがあると思う。

東京の飲み屋街をメインにしている私はこんなふうに野毛のことを思っています。遠いわけではないのだけれど、やはり山手線一円と比べればなかなか頻度は稼げていません。

でも、それでいいような気がするな。日帰りできる場所に、いつまでも憧れていられる場所があるってなんだか楽しいじゃない♪

今日はどこへ行こうかな。武蔵屋は混んでいるし、末広は行ったばかり。今日はホッピー仙人はお休みなのね。うーん。じゃあ「鳥しげ」ね!いつも、その日は居るお店を選ぶのは気まぐれです。

 

鳥しげは昭和48年生まれのお店。この界隈、老舗が多いから古参とはいえませんが、ベテランの域。長く続くお店はいいお店。

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ビールはキリンビール発祥の地らしくキリンラガー(中びん520円・一番搾りもあり)。それでは、乾杯しましょう。このどっしりした味わい、たまりません。

お店はカウンターと小上がりの2つ。お客さんは地元の方がほとんどですが、最近は若い人も増えましたね。

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名物はマグロタタキ巻き(560円)です。味噌などで味付けされたちょっと濃い味のマグロをたっぷりのかいわれ大根と一緒に海苔で巻いていただきます。

これこれ、ビールが進みます。けっこうボリュームがあり、これだけで瓶ビールは余裕でしょう。そのままホッピー(450円)へ切り替えましょ。

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牛モツに煮込み(450円)はお味噌味。スジがやまほど入っていてこれも食べごたえ十分。
薬味のネギがモツの特有のクセを打ち消して、見た目よりもあっさりとした味になります。

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野菜サラダ(520円)はこのボリューム。これでもかという野菜が丼ぶりにぎゅうぎゅうと押し込められています。
自家製マヨネーズとあわせて、飲兵衛の慢性野菜不足の解消を。

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鳥が店名につくので、もちろん焼鳥・もつ焼きがあります。タレはとろみがかって、艶やかなテカリが食欲を刺激します。

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鶏の酒蒸し中華風(580円)は、ここでフォーカスしたい逸品。柔らかく蒸された鶏にピータンにかけるような甘酸っぱい中華タレがかかったもので、冷製です。

鶏でぐるっと野菜を包んで頬張れば、納得の美味しさ。

その余韻にホッピーをあわせるのももちろん良いけれど、今日は冷えるから日本酒にしようかな。
おすすめのボードにはお刺身の名前が日替わりで並ぶので、マグロのタタキにいくまえに、まずはここから始めても良いかもしれません。

小上がりで座布団の上でのんびり飲んでいると、気分はまるで旅先の民宿みたいに感じてきます。ここに、こんな雰囲気のお店があるかぎり、野毛は安心ね。

ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/塩見なゆ)

鳥しげ
045-241-1603
神奈川県横浜市中区野毛町1-25
17:00~24:00(日祝定休)
予算3,000円