新小岩からはじまり、上野で人気に火がついた低価格居酒屋の「ほていちゃん」が、千葉県に進出。松戸店と柏店が開店となりました。
柏店のオープンは11月21日(土)。柏駅はJR常磐線のほかに東武野田線(アーバンパークライン)も乗り入れる一日30万人以上が利用するターミナル駅。そこから徒歩5分ほどの立地ということもあり、初日から多くのお客さんで賑わいました。
立ち飲みは10%引き
ほていちゃんの特長は、カウンター利用とテーブル利用で一部サービスが異なるところ。テーブル席は通常の居酒屋チェーン同等のサービスが提供されつつ、価格は一般的な立ち飲み店相当というお得感があります。
立ち飲みでは、この価格から会計金額より10%が値引きされます。さらに、大びん(サッポロラガー)が今時珍しい410円で飲むことができます。633mlのビールが410円ならば、自宅で飲むのと比べても大きな差はありません。
コロナ禍以前はカウンターでは、居合わせたお客さん同士のコミュニケーションも楽しみの一つという常連さんも多かったです。いまもクイックな使い方もできるので便利。
テーブル同士の距離は他の着席型の低価格居酒屋チェーンと比較しやや広め。丸椅子でも、飲み始めたら十分居心地はよいものです。
立ち飲み限定の赤星は大瓶で410円
それでは頂きましょう。まずは瓶ビールから。数年前まで「知る人ぞ知る」的な立ち位置だったサッポロラガーも、いまやすっかりおなじみの銘柄に。ほていちゃんは空冷ではなく、氷水にドブ漬けで冷やすことがこだわりで、芯までじっくり冷えています。
それでは乾杯。
生ビールはサッポロ黒ラベル(税別430円)。こちらも提供品質はお店のこだわりの一つで、ジョッキは専用スポンジでひとつずつ手洗いしています。
酎ハイ類はプレーンの290円から。ホッピーなどの一部を除き、酎ハイに使用している焼酎はサッポロビール群馬工場で製造するサッポロ甲類。キリっとした味わいです。
酎ハイ類もときどき顔ぶれが変わります。昔からあって筆者のオススメは豆乳ハイ(360円)です。濃厚トマトハイや、深緑で濁った抹茶ハイも定番です。
おつまみは定番と差し込み、そして日替わりの刺身の3種類。お刺身はその日のものが手書きで店内に掲示されます。
すっかり差し込みで定番となった人気の「牛バラすき鍋」(390円)。業態担当者によれば、最近の人気はUSハラミの「鉄板牛ハラミ焼き」(390円)。
柏店、松戸店ともに、標準メニューは他のほていちゃんと大差はなし。牛煮込みはお店仕込なので店によって味が異なります。特別なルートから仕入れる「本まぐろブツ」は中トロがごろっと出てくるので、ぜひお試しあれ。
差し込みメニューご紹介
差し込みメニューから春菊サラダ(190円)、豚レバのスカロッピーネ(330円)、レバカツ(タ260円)。※季節によって献立はかわります。写真の料理の取り扱いがない場合があります。
まさか、スカロッピーネがでてくるとは。
ほていちゃん流なのでイタリア料理のそれとは異なりますが、デミグラスソースとチーズをかけた味は、見るからにハズレなしの味。これひとつで酎ハイが何杯でも進みそうです。
※お酒は適量で。
豚レバのいいものが手に入るから、という事情があって導入したというレバカツ。甘いタレとタルタルの二重付けは、これもまたダイレクトに響く味。
テレビ番組のマカロニサラダ特集でも紹介されたという「冷製ツナポサラダ」(190円)。ナポリタン味のマカロニサラダ、シンプルだけどこういう料理はお酒を誘うものです。
バラエティ豊富な酎ハイ類も魅力
ほていちゃんのカラフルレモンサワーシリーズ(赤いレモンサワー、青いレモンサワー、黄色いパンチレモンサワーなど)に新色登場「モモ塩レモンサワー」(360円)。お酒との接点がそれほど多くない20代や、普段低アルコールRTDを好む人に最適な一杯です。
将来、店の奥に個室がつくれるスペースがありますが、使用するかは今後の状況次第とのこと。
ごちそうさま。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/株式会社フォートップス)
店名 | ふれあい酒場 ほていちゃん 柏店 |
住所 | 千葉県柏市柏1-6-7 |
営業時間 | 営業時間 [月~金]17:00~23:30 [土・日・祝日]12:00~23:30 定休日 年中無休 |
開業年 | 2020年 |