三軒茶屋駅から徒歩7分、太子堂中央街。50余年続いた惣菜店『天政』看板を引き継いだ、揚げ物立ち飲み『宇田川給水所 ebian』をご紹介します。揚げたてのコロッケやメンチカツを肴に、買い物客が行き交う商店街で気軽に一杯飲める立ち飲み店。昭和の風情残る商店でお酒を飲むという背徳感も、ここの魅力の一つです。
懐かしい青いテントの下で

三軒茶屋の駅から茶沢通りを抜け、少し入った太子堂中央街。ここには昭和の風情が色濃く残っています。
ひときわ目を引く青いテントには「天政」の文字。2023年に閉店した老舗惣菜店の跡地ですが、現在は渋谷で飲食店を展開するチームが『宇田川給水所 ebian』として暖簾を守っています。

惣菜店としての機能はそのままに、脇に立ち飲み用のカウンターが新設されました。夕飯のおかずを買い求める近隣の人々の横で、揚げたてのフライで酒を飲む。日常と酒場が混ざり合う独特の空間。

母体がしっかりとした飲食企業であるため、オペレーションや接客に安定感があります。若い世代の一人飲みでも気兼ねなく利用できる雰囲気です。
揚げたてコロッケと塩こんぶサワー

注文はキャッシュオンスタイルに近い感覚で、カウンター越しにお願いします。 まずは自家製レモンサワー(650円)をもらいました。甘さを抑えたすっきりとした酸味が、揚げ物を迎える準備を整えてくれます。

つまみには、やはり『天政』から受け継がれた揚げ物を。
コロッケ(100円)は、小ぶりながらもジャガイモの甘みが詰まった懐かしい味。1個から注文できるのが嬉しいポイントです。

ささみ明太(400円)もお願いしました。二人で訪れたところ、包丁を入れて一皿に半分ずつ盛って提供してくれました。こうした細やかな気配りが酒場での時間を豊かにします。

箸休めに選んだきゅうりのぬか漬け(350円)は、しっかりと漬かった古漬けタイプ。酸味が効いており、口の中をさっぱりとさせてくれます。

二杯目に選んだのは、名物の塩こんぶサワー(650円)。
チューハイの中に、乾燥した細い塩昆布がそのまま入っています。時間が経つにつれて昆布の旨味と塩気が酒に溶け出し、つまみ要らずの味わいに変化します。昆布を噛みながら飲む、クセになる一杯です。
世代を超えて愛される商店街の社交場

かつての店主が週に一度、揚げ方の指導に訪れるそうで、地元住民が愛した味はしっかりと継承されています。
嬉しいことに正午から夜9時まで通し営業。日中、散歩がてら小腹を満たすもよし、夜、仕事帰りで本格的に飲むもよし。三軒茶屋の日常に飛び込んでみませんか。
店舗詳細

| 店名 | 宇田川給水所 ebian |
| 住所 | 東京都世田谷区太子堂2丁目29−5 |
| 営業時間 | 12時00分~21時00分 月火定休 |
| 創業 |
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