有馬温泉『ARIMA　BREWERY（旧酒市場）』お風呂上がりは、腰に手を当て生ビール！温泉街の角打ちです

日本三古湯のひとつに数えられる神戸市の有馬温泉。神戸元町・三宮から簡単にアクセスできる立地にありながら、山間部の温泉街らしいムードが漂い、多くに観光客が訪れます。

おなじみの有馬温泉に、角打ちがあるのはご存知でしょうか。阪急バス有馬案内所近く、バス待ちの間に立ち飲みが楽しめる「酒市場」です。

酒販店の直営店で、きんぴられんこんやウインナーなど（310円均一）をつまみに、有馬山（辰馬本家酒造）などの日本酒や焼酎、ビールを飲みませんか。

朝9時から営業。日帰り入浴のあと、温泉上がりの一杯にぴったりです。

日帰りで温泉街へ飲みに行こう

有馬温泉へは、三宮などから路線バス、もしくは神戸電鉄有馬線でアクセス。港町神戸からあっという間に温泉地です。

親水公園として整備されている有馬川を散策したり、日帰り入浴を楽しんだり…

適度な運動と入浴がビールを美味しくしますよね。

人数減らして5～7人ほどでいっぱいになるゆうなコンパクトなカウンターは、まだ早い時間ながらお酒好きの皆さんが美味しそうに飲まれています。

コンパクトな店内なのに、中央にどーんと構えたゴールドのタンク。ちょっと昔のキリンロゴが書かれている通り、実はこれは醸造釜を模したビールサーバーです。

キリンビール神戸工場はかつて尼崎駅前にありました。現在は移転して、有馬温泉にも近い神戸市北区赤松台（最寄りはJR三田駅）で操業中で、有馬温泉的にはキリンビールは地ビールのようなもの。

樽冷、神戸工場直送のピンとしたキリン一番搾りの生ビール（中410円）が味わえます。

また、酒造好適米の山田錦をふくみ清酒酵母を使って発酵させる、日本酒蔵「小山酒造」が手掛けた「有馬麦酒 JAPAN ALE」の樽生（720円）が飲めるのもここの魅力。

ちょっぴりお値段高めですが、クラフトビール好きならばぜひ試してほしい個性的な一杯です。

お酒はだいたい300円台からあり、観光地にありながら、しっかり角打ち・立ち飲み価格なのも嬉しいところ。

温泉上がりの一杯は格別なのです。

ごちそうさま。

（取材・文・撮影／塩見なゆ）