新橋「大露路」あぁ、メンチ食べたい… 人気店は時間をずらして狙おう!

新橋「大露路」あぁ、メンチ食べたい… 人気店は時間をずらして狙おう!

2015年7月10日

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言わずと知れた新橋の人気店、「大露路」。お通し無料、ドリンクもおつまみもわかりやすい300円均一の大衆酒場です。新橋で昭和51年から創業していますが、女将の話によると以前は埼玉県熊谷市の大露路商店街で飲食店をやっていて、それが店名の由来なのだそう。

駅から少し離れたわかりづらい路地裏にありながらも、サラリーマンが仕事を終える18時頃になるとあっという間に満席になる超人気店です。そもそもお店はさほど大きくはないので、相席ごめんで詰め込みになるのですが、その相席で隣のグループと話が盛り上がることが多く、それもここが楽しいポイントのひとつです。

開店は16時と早いので、早くに仕事を上がれる人はぜひとも一軒目に。そうでない方は、18時以降の予約を受け付けていないため、しっかりと時間を見極めていくのがよろしいかと。

よく、入れない振られ続ける人気店として大露路の名前を聞きますが、私はほぼ毎回立ち寄ると店内の僅かな空席に潜り込ませてもらっています。新橋の人の流れを考えながらぜひ飲みに行ってみてください。

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ここで飲むお酒はやはりトマトハイ。吉田類の酒場放浪記(BS-TBS)でトマトハイが名物のお店として紹介されたのがきっかけで火がついたトマトハイブームですが、いまはすっかり大露路ドリンクの定番です。

では、カンパーイ!

ビールは樽詰めがアサヒスーパードライ、瓶ビールはアサヒとキリンラガーが選べます。ビール類はさすがに300円均一ではありませんので、トマトハイで飲み進めるほうがお財布も安心といったところ。

日本酒が広島呉の安政時代創業の老舗酒造「千福」で、これをビアタンで飲ませるいわゆるコップ酒を楽しむお店としてトマトハイブームになる前はよく日本酒も飲まれていました。

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さて、おつまみは圧倒的なコストパフォーマンスとして多くの飲兵衛から愛されているメンチカツ・ハムカツ。二枚一皿で300円なのに、笑ってしまうほど分厚く4人で食べ分けてちょうどいいほどのボリューム。今でこそ厚切りハムカツの人気店はあちこちにありますが、そんなお店がベンチマークしたであろうお店がここ大露路です。メンチカツも手作りで家庭的なのだけれど大手チェーンにはないぬくもりを感じて、飲みながら心がホカホカしてきます。

ハムカツとメンチ、そしてポテサラを自由に組み合わせて盛ってもらえるので、ハムカツばかり食べられない…という人にもオススメ。

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仕入れによって多少変わりますが、壁にかかる短冊の中からぜひ選んで欲しいメニューは煮魚。銀だらや鯖などがありますが、味付けが優しく甘すぎない、でもしっかりとお酒の肴として主張もある逸品です。

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イカゲソのわた焼きも日本酒との相性ぴったり!

料理の品数が多くて選ぶのも楽しいし、どれもボリュームはほどよくあり男性陣も満足できるものが多いのも嬉しいです。

家族経営のお店だかこその「あのころの街の酒場」の雰囲気があって、新橋の喧騒からは少し違った地方都市の酒場に来ているような気分になれるかも。

酒場ってあまり並んで入るようなものでもないですし、満席だったら諦めて他のお店で飲んだ後に再チャレンジを。私は基本的には17時頃か遅めの21時頃を狙って立ち寄ります。長居せずに1時間ばかしさくっと飲んで帰るという使い方が気に入っています。

ごちそうさま。

 

 

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

大露路
03-3431-0708
東京都港区新橋3-10-6
16:00~23:00(平日のみ)
予算1,500円