【閉業】荻窪「魚津本店」 杉並っ子御用達、富山の地魚地酒に浸る

【閉業】荻窪「魚津本店」 杉並っ子御用達、富山の地魚地酒に浸る

2015年7月11日

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荻窪には日本酒を楽しませてくれる種類豊富で知識もある酒場が多く、日本酒好きならばぜひ通いたいエリアです。

銀座ほど高級ではなく、古くからの住宅街ならではの落ち着きと程よい庶民感があるのが特長。

例えばここ、「魚津」もそんな一軒。中央線を挟むように駅の南北にお店があり、南口すずらん通りから一本入った路地にあるのが本店です。

店名の通り、富山県魚津の海鮮料理を看板にした酒場。店主自ら釣りに行くこともあるそうで、こだわりの鮮魚が割烹ではなく酒場価格で楽しめるのがなにより嬉しい。

金曜日は予約が取れないほど人気で、普段もなかなかの賑わいです。カウンター数席とテーブルの配置。お一人様も多く、芸術家風の女性やいかにも作家だなというオーラのある年配の紳士がノドグロなどを肴に飲んでいます。

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季節感の肴盛り小鉢をおつまみのして、今宵も美味しい生ビールで乾杯です。ヱビスと黒ラベルから選べます。

ディスペンサーもグラスもいつもピカピカ、極上な生ビールが最高に心地良いです。

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おひたし、きんぴら、特製しおからなど、お酒の杯を乾かすのには十分すぎる顔ぶれ。もちろん味は飲兵衛ならば間違いなく唸るもの。

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ビールから富山砺波の地酒、銀嶺立山に切りり替えて、肴はソイの煮付け。小ぶりだけど味はぎゅっと詰まっていて脂ものっています。付け合せのお豆腐も味がしみていて美味。

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刺身も豊富で鮮度が抜群。人気店だからこその食材の回転の早さが魅力。土地の魚と土地の酒、この組み合わせが嫌いな人はいないはず。

銘店が点在している荻窪はポテンシャルが高い。そんな街で飲んでいる人たちは舌が肥えていますから、そこで賑わい続けるのは相当な努力があるはず。

富山の魚が東京で食べたくなれば荻窪へ。

ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
東京都杉並区荻窪5-20-11

魚津
03-3393-4629
東京都杉並区荻窪5-29-11
17:00~23:00(第三木曜定休)
予算3,000円