阿佐ヶ谷「あるぽらん」 中央線文化のコアのような存在


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阿佐ヶ谷駅からスターロードを荻窪方向へ3分。途中にも人気の立ち飲み屋や老舗の酒場が立ち並んでいるのでこの界隈の梯子は実に楽しい。さまざまなジャンルのお店がありますが、ここでもっとも中央線らしいお店はと聞かれたらここでしょう。

国鉄風の駅名看板が目印の「あるぽらん」。中央線的酒場と書かれていますが、これが本当に、ここ以上に中央線文化のお店はさほど多くはないでしょう。そもそも中央線文化って?

アパートの二階へ登るような急な階段を手すりをしっかり握って登って行きましょう。ゴールデン街もそうですが、どうして酔っ払ってから行くような二軒目・三軒目のお店はどこも階段が急ですよね。これは、もしや酔っ払い返しみたいな?(笑)

では入ってみましょう。

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分厚く重たい木の扉をあけたら、そこはまるで映画のセットです。懐かしい金属の傘がついた電球に照らされたカウンター。そこにいる常連さんも店主さんも、本当にいい雰囲気です。中央線の飲み屋の風格がこれでもかと溢れているでしょう。

こういうお店で作家や画家の玉子が熱く語っていたり、場所柄そんな人が多いです。演劇や映像関係者なども。このお店は「ここだけゴールデン街?」って感じる人もいるかもしれません。ですが、昔の中央線の二軒目・三軒目にいくようなお店ってだいたいこんな感じだったと思うのですがどうでしょう?

杉並生まれの筆者は、両親やその友人がまさしくこういう酒場で討論するようなタイプでして、私も幼いころ連れられてきてはこんな飲み屋でナポリタンとか食べていたものです。

 

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分厚い木の板に手書きの品書きがテープで貼られています。これもまた「いかにも」な感じ。軽いおつまみがありますが、沖縄めんの焼きそばとカレーの二種類も実は美味しい。カレーはチキンカレーで家庭のよくあるものと違いかなり個性的。ミャンマーとか、そっちな感じです。

沖縄めんの焼きそばは塩味でこれもまたおつまみとして素晴らしい。

 

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ドリンクは定番のチュウハイからラムのソーダ割りまで色々あり、価格は500円程度。バーと酒場の間くらいの気持ちで利用するのが丁度いいです。うちなん酎やココナッツミルク酎などが私のお気に入り。

グループで来てもゆっくりできる大きめのダイニングテーブルがあり、そこで二軒目の会話をゆっくり楽しむのがここの使い方。通い続けて一人でカウンター席に座って常連さんと打ち解けたら、あなたはきっと中央線酒場文化の有段者。

89と書かれていますが、オーナーが変わったもののお店そのものはかなり昔から続いています。天井まで覆い尽くす演劇やライブのポスターが時間とともにいぶされていい味を出しています。

窓の向こうには中央線。終電まで1時間ありますし、ここでどっしりと飲みましょうか。ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

あるぽらん’89
03-3330-8341
東京都杉並区阿佐谷北2-11-2 2F
18:30~翌2:00
予算2,400円



“阿佐ヶ谷「あるぽらん」 中央線文化のコアのような存在” への2件のフィードバック

  1. たこちゅう より:

    ここ、ライブもやってるんでずよね。
    一度聴きに行ったことがあります。
    お? 店内写真の右端の人物はもしや還暦ブルースマンの大ちゃん(さこ大介氏)では?

    • 塩見 なゆ より:

      コメントありがとうございます。
      不定期ですがライブされているそうです。入って右側で。
      素敵なアーティストさんがいっぱいのお店ですよね!

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