代田橋にある沖縄タウンの酒屋さん『片桐酒販』では、店頭でお酒が楽しめます。オリオンビールはもちろん、琉球泡盛の品揃えも豊富。沖縄タウン散策の休憩がてら角打ちを楽しみつつ、ついで自宅用のお酒を買ってみてはいかがでしょう。
沖縄タウン 杉並和泉明店街
東京23区で最も沖縄出身者が多いといわれる杉並区。言われてみれば、中央線の沿線には沖縄料理店がたくさんあります。杉並区代田橋には、沖縄をテーマにした沖縄タウン 杉並和泉明店街も近年注目されるようになりました。といっても、この商店街は鶴見の沖縄タウンような歴史背景ではなく、2004年頃より進められた商店街活性化によるものが大きいです。
商店街の長さは300m以上。商店の数は約70軒と比較的規模は多きく、夜になれば公設市場を彷彿とさせる小さな沖縄飲み屋には明かりが灯ります。
新宿から近く、気軽に沖縄気分が楽しめる代田橋の沖縄タウンへ、ぜひ一度訪ねていただきたいです。酒場が開く夕方頃がオススメです。
80余年続く家族経営の酒屋さん
沖縄タウンには商店街らしく八百屋さんなどいくつもの店があり、それぞれ沖縄を感じるものも売っています。そして、お酒好きの筆者が自然と吸い寄せられたのは町のお酒屋さん、『片桐酒販』です。
もともとは沖縄のお酒はそれほど取り扱っていなかったそうですが、商店街の沖縄化にあわせてリニューアル。沖縄本島の酒販会社の協力もあり、琉球泡盛やオリオンビール製品が店頭に並ぶようになりました。
オリオンビールで沖縄気分
オリオン ザ・ドラフト350ml缶(一般的な小売価格)
大手4社のビール・RTD(チューハイ・ハイボールなど)が揃っていますが、ここにきたらやっぱりオリオンビール。本州でアサヒビールが製造するものではなく、なんと沖縄のオリオンビール名護工場で製造されたものです。
200円少々をお店のご主人にお支払いしたら、店先のベンチに移動。ありっ、乾杯!
オリオン WATTA(一般的な小売価格)
沖縄ではおなじみのオリオンビールが販売するチューハイ、WATTA。本州ではなかなか見かけませんが、ここ沖縄タウンの『片桐酒販』で販売されています。パッションフルーツなど南国らしいチューハイ、試してみませんか。
オリオンとWATTA、並ぶと沖縄の角打ちで飲んでいる気分になりますね!
天候が良い日は日中からお酒を楽しむお客さんの姿もあり、温かい雰囲気に包まれています。店内ではなく、店頭のわずかなスペースではありますが、界隈では貴重な店頭で過ごせるお酒屋さんです。
お近くでしたら、お散歩がてら訪ねてみませんか。
ごちそうさま。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
店名 | 片桐酒店 |
住所 | 東京都杉並区和泉1-3-17 |
営業時間 | 9:00~22:00(不定休) |
開業年 | 1940年頃 |