超好立地!『晩杯屋 新宿東口店』開店初日レポート。テーマは「立ち飲み浜焼き」

超好立地!『晩杯屋 新宿東口店』開店初日レポート。テーマは「立ち飲み浜焼き」

東京を代表する立ち飲みチェーンのひとつ『晩杯屋』が、2023年10月23日、なんと新宿の一等地・モア3番街に誕生。新宿で飲む人にはおなじみの通りにできた晩杯屋。酎ハイ類が200円台~という安さは変わらず、新たにロースターを導入。他店にはない、浜焼きの提供を開始しました。

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飲んだ帰りに吸い込まれること間違いなし

今年で開業15周年を迎えた『立呑み晩杯屋』。最初は武蔵小山駅前の小さな屋台風店舗で営業していた晩杯屋ですが、当時から猛烈に安く刺身が食べられる店として評判となり、店舗数を急拡大。2017年に「丸亀製麺」などを展開するトリドールHD傘下となりました。

2020年以降の3年間、酒類提供自粛の中、晩杯屋はセントラルキッチンを廃止し、店舗で丸魚を捌けるような研修体系へチェンジ。社長の池本さん自ら毎朝東京中央卸売市場豊洲市場へ足を運び、豊洲の水産仲卸から直接買い付けをおこなっています。※首都圏の店舗のみ

しばらく出店を控えていた晩杯屋ですが、そうした体制変更も完了たこともあり、再び店舗数拡大を開始。大阪の十三や大阪駅前ビル、横浜桜木町のぴおシティ、吉祥寺ハモニカ横丁など、”ノンベエの聖地”的な場所に新店を出してきました。

そんな晩杯屋が、待望の新宿東口にオープン。新宿にはすでに思い出横丁に店舗がありますが、あちらはややマニアックな飲み屋街です。

対する東口は堂々の一等地。新宿で飲む人ならば何十回と歩いていそうな、新宿東口広場から靖国通りへ抜ける道。鰻のこばやし、沖縄料理やんばる、ラーメンの博多天神がある通りと言えばおわかり頂けると思います。

以前は寿司店があった場所。いまはキリンビール等の提灯が灯る明るい晩杯屋です。歌舞伎町と新宿駅を結ぶこの道は数え切れないほどほろ酔いで歩いてきましたが、晩杯屋ができるとは1mmも思いませんでした。

店内は完全立ち飲みです。厨房を囲むように配されたL字カウンターと、3人程度で飲める丸テーブル、2名テーブルなど、30名程度が入れるスペースです。

思い出横丁店より天井が高く、遮る柱もないため開放感はこちらのほうが高め。明るいので立ち飲み入門の方も安心して利用できるのではないでしょうか。

品書き

お酒

  • 樽生 キリンラガービール500ジョッキ:490円
  • 緑茶割り:330円
  • トマト割り:330円
  • レモンサワー:330円
  • ゴールデンチュウハイ:290円
  • コーン茶割り:330円
  • すももサワー:330円
  • ハイサワーセット・バイスセット・ホッピーセット:各430円
  • 馬ハイ:290円
  • 日本酒 菊源氏:250円

料理

  • 煮込み:150円
  • 塩チーズ:190円
  • 納豆オムレツ:190円
  • なすしょうが:130円
  • 豊洲仕入れのマグロ刺し:310円
  • ぬた:190円
  • よだれ鶏:150円
  • 生サンマ塩焼き:250円
  • 野菜天:150円
  • ちくわ磯辺揚げ:150円
  • ビーフシチュー:370円
  • あら汁:110円

日替わりオススメ

  • あじなめろう:250円
  • ハモ湯引き:250円
  • カマス炙り刺し:250円
  • ヒラマサ刺し:250円
  • ホタテ浜焼き:310円
  • 真ガキ 生or浜焼き:310円
  • 白子ポン酢:250円
  • 金目鯛刺し:310円
  • 生うに:450円
  • マグロかま焼き:310円
  • エボダイ干物:250円

豊洲仕入れの魚介類が驚きの安さ

キリンラガービール(490円)

晩杯屋の良さを一言で伝えるならば、「ジョッキが500」です。創業時からのこだわりで、前社長からトリドール傘下になった今まで変わらない、飲みごたえ重視のサイズ感。マニアックですが大事なこだわりです。

ビールは現在キリンビールですが、銘柄は定番の一番搾りではなく、あえての「キリンラガー(RL)」。”中の人”は大変な酒場好きで、「浜松町にある老舗もつ焼き店の生ビール(銘柄はキリンラガー)が好きだから、うちもあえてキリンラガーなんです」と教えてくれました。

生ビール一杯のも想いあり。それでは乾杯

生サンマ塩焼き(250円)

「塩見さん、新宿東口店には新しい設備入れたんです」と”中の人”。従来のボックス型のグリラーに替わって採用されたロースターはカウンターから見える場所にあり、香りや調理風景でお客さんたちの食欲を刺激します。

「ここでサンマ焼いたら美味しそうだなー」と思っていたそうです。オープン初日、無事に豊洲市場から直送の生サンマが届き、浜焼き風のロースターで焼き上がりました。

昨今の物価高の中、新宿アルタ裏で一尾250円という値付けは安い!

ゴールデンチュウハイ(290円)

サンマ塩焼にはキリンラガーもよいですが、晩杯屋ならではの酎ハイ「宝ゴールデン」もおすすめ。甲類焼酎の樽貯蔵を行っている宝酒造ならではのお酒で、わずかな風味がついています。ノーマルな宝焼酎を使ったプレーンな酎ハイよりも飲み心地がマイルドなんです。

ホタテ浜焼き(310円)

「浜焼きができる新宿東口店向けに仕入れてきた」というホタテや牡蠣の浜焼き。ここ1~2年で魚河岸料理に磨きがかかってきたように思います。

緑茶割り(330円)

10年ほど前に晩杯屋を取材した際、一番売れるお酒は「緑茶割り」と聞いたことがあります。濁り系お茶ハイブーム到来前からこの濃さで、焼酎の度数も高めに設定されているそうです。

金目鯛刺し(310円)

高級魚金目鯛も、丸魚で仕入れて店舗で捌く。だからこの価格!脂がのっていてねっとりとした食感と甘味。アラはアル汁(110円)に使われます。

トマト割り(330円)

トマト割りも330円。一度は安いトマトジュースへの切り替えを考えたものの、結局割高だけど濃厚なNB品を使い続けているそうです。

納豆オムレツ(190円)

昔から変わらず人気の納豆オムレツ。チーズカリカリ、磯辺揚げ、野菜かき揚げなどと同様、10年以上続く晩杯屋の人気メニューです。

オリバーソースが何種類もセットされており、これをいろいろかけて味変を楽しむのがオススメ。最近はいった超辛いドロソース、ぜひ試してみて!

ビーフシチュー(370円)

魚料理ばかりだと飽きちゃうという方は、新メニューのビーフシチューを。シチューというより、牛角煮といえるような肉がゴロゴロ入っていました。

寶 和リキュール「産地めぐり」 出雲シャインマスカット(410円)

〆には甘いリキュールはいかがでしょう。宝酒造さんがいま力を入れている国産果実をつかった和リキュール。宝焼酎の派生ブランドということで、宝の甲類をベースにした樽貯蔵熟成焼酎です。ジューシーで、なんだか道の駅などで売っていそうな味。いい意味で大手っぽくない美味しさ!

ごちそうさま

この立地で盛況にならないはずがありません。営業時間も長く、これから新宿の昼飲み・センベロスポットとして定番化していくものと思います。豊洲直送の魚介類が書かれたホワイトボードメニューはまずチェックを。原価率度外視な料理がでてくるかも!

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/株式会社アクティブソース、株式会社アサヌマ、酒類関連メーカーの皆さん)

店名立呑み晩杯屋 新宿東口店
住所東京都新宿区新宿3-21-4
営業時間営業時間
11:00~23:00
定休日
無休
オープン2023年10月23日