大宮『多万里』幼い頃の記憶が蘇りそうな、80年続く中華食堂。通し営業で昼飲みも!

大宮『多万里』幼い頃の記憶が蘇りそうな、80年続く中華食堂。通し営業で昼飲みも!

大宮のタカシマヤの裏の小道に終戦直後から続く老舗の中華食堂があります。店の名は『多万里』。蔦に覆われた建物。昭和に流行ったアーチ型のテント。すべてが懐かしく感じるタイムカプセルのような存在です。さあ、餃子をつまみにビールで乾杯!

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合板の机にパイプ椅子。あの頃の食堂の思い出

外観

昭和26年から続く『食堂 多万里』は、鉢植え囲まれ、さらに蔦に絡まれている哀愁漂う路地裏の店です。そのいぶし銀の外観は、何周も回ってむしろ目立つ存在になりました。

首都圏ではおなじみの大手中華チェーンの元祖となった店をはじめ、大宮には長く続く大衆中華(町中華)が多数ありますが、その中でも同店はずば抜けて「いぶし銀の名物店」的存在です。

内観

私は大宮の出身ではありませんが、この店に入ると幼い頃、家族で食べに行った食堂を思い出します。蛍光灯が照らす白い店内に緑のパイプ椅子が並ぶ。しかも、大変賑わっていて、昨今の外食不況を感じさせない盛況具合も、在りし日の町の食堂を思い出す要因でしょう。

レトロなのに隅々までピカピカ。油が舞いやすい中華店にもかかわらずこの清潔感は、それだけ嬉しくなります。

のれんをくぐると元気な女将さんが迎えてくれました。事前会計なので、ビールとおつまみになりそうな料理をお願いして、のんびり待ちましょう。

品書き

  • 瓶ビール サッポロ黒ラベル:600円
  • 餃子:400円
  • 野菜炒め:750円
  • チャーハン:800円
  • 揚げやきそば:900円
  • ワンタン:700円
  • 味付け玉子:100円
  • メンマ:150円
  • ラーメン:650円

通し営業だから昼飲みの2軒目にも

サッポロ黒ラベル中瓶(600円)

お酒はサッポロの中瓶1種類のみ。それでも夕方になると飲んでいる人が数人いるのは嬉しいです。こちらもも、もちろん1本。と言わずに2本!

乾杯!

餃子(400円)

焼き目はパリッと、ヒダは厚めでモチモチ。餡の味は濃く、ビールを進ませる味。

小ぶりですが、店の雰囲気もあって大変満足感の高い一品です。

野菜炒め(750円)

食事ならばラーメンで〆るということになるのでしょうが、せっかく大宮に来て、中華の店一軒というワケにはいきません。

おつまみとして、中華店特有の旨味がしっかり効いた野菜炒めをいただきましょう。厚みのある豚バラがコロコロと入っていて嬉しい。大陸の味を再現した派手な本格中華とは違った方向性でも価値を感じます。

奥のテーブルではメンマをつまみにビールを傾ける常連さん風の大先輩も。渋い!

ごちそうさま

大宮駅前で中休みなく営業。80年続いてきた店ですが、店内の雰囲気は明るく清潔感があり、元気な接客も嬉しいです。こういう町中華、お好きな方にはたまらないはずです。お酒はビールだけですから、軽くゼロ軒目的に飲んでハシゴするのがオススメです。

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店名食堂 多万里
住所埼玉県さいたま市大宮区大門町1-62
営業時間営業時間
11:30~19:00
日曜営業
定休日
木曜
創業時期1946年