新木場『新木場ビアバー』開店!「サッポロ」愛好家必見、黒ラベルの注ぎ分けを堪能しよう

新木場『新木場ビアバー』開店!「サッポロ」愛好家必見、黒ラベルの注ぎ分けを堪能しよう

2023年5月12日

東京メトロ新木場駅の高架下に、サッポロビールに特化したビアバーが誕生しました。店名はシンプルに『新木場ビアバー』。店長を務める福本さんは、銀座の「サッポロ黒ラベル THE BAR」にて開店当初から働いていた方です。新木場の新店でも、こだわりたっぷりの黒ラベルの注ぎ分けが楽しめます。

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臨海のターミナルにできたビールスポット

東京都江東区新木場。東京から舞浜、幕張などを経由し蘇我までを結ぶJR京葉線や、りんかい線、東京メトロ有楽町線、錦糸町方面等に路線を伸ばす都営バスが集まる交通の結束点です。

大手ITベンダーのオフィスや物流センター、倉庫などが集まる新木場は、お酒を楽しむというより「働く場所」なのですが、駅構内や駅高架下には意外なほど飲食店は多いです。

新木場に用事がなくても、舞浜やビッグサイトから帰る際に、新木場駅で電車を乗り換えたことがある方は多いのではないでしょうか。

今回ご紹介する『新木場ビアバー』は、東京メトロ新木場駅の高架直下にあります。駅舎からは一旦広場へは出るものの、雨天でも傘いらずの場所です。

外観

サッポロビールの星「シャイニングスター」がトレードマークです。まるでサッポロビールの公式飲食店かのような店構え。

運営は同店一階にある「麺酒蔵どさん子 新木場店」と同じ、株式会社東京やまはち産業です。

「新木場ビアバー」という店名は、今後店舗展開をする際に「○○(駅名など)ビアバー」という統一された名称にしたいという考えから付けられたそうです。

内観

店は広くて開放的。非常によく作り込まれていて、壁の柱には星マークの造形があるなど雰囲気がでています。

弧を描くようにつくられたカウンター席が特徴的。ビールタップの前が特等席でしょう。

窓を広くとっており開放感たっぷり。テーブル席も多いのでグループ利用も安心です。

ビールタップ

ビヤホール好きとしは、やはりビールタップ(ディスペンサー)が気になります。

右から順に空冷サーバーと繋がるスイングカラン(液種は黒ラベル※20L樽)、隣は標準的な瞬冷サーバーと繋がるスタンダードコック(液種は黒ラベル)、その左も同様に瞬冷のスタンダードコックで、液種はSORACHI1984です。

左端は炭酸とデュワーズウイスキーを同時に注げるマルチサーバーの注ぎ口です。

店長の福本さんはビール注ぎ職人

店長の福本さんは、2019年に銀座で開店したサッポロビールのアンテナショップ「サッポロ生ビール黒ラベル THE BAR」のオープニングスタッフも務めていた方です。「THE BAR」時代から、福本さんのビール注ぎは抜群に美味しいと評判でした。

品書き

お酒

  • パーフェクト黒ラベル:600円
  • サッポロ黒ラベル ファースト注ぎ:680円
  • サッポロ黒ラベル セカンド:680円
  • サッポロ黒ラベル ハイブリッド:700円
  • サッポロ SORACHI1984:650円
  • デュワーズハイボール:500円
  • バカルディハイボール:500円
  • パリのハイボール:600円
  • コウベハイボール(氷なし・0度以下に冷やしたデュワーズベース):700円
  • ポッカサッポロ玉露茶ハイ:450円

料理

  • チーズ盛り合わせバケット付き:870円
  • 前菜盛り合わせ:1,500円
  • 人参ラペ:450円
  • 魔法の畑(バーニャカウダソース):870円
  • 本日のキッシュ盛り合わせ:870円
  • シャカシャカポテト:580円

確かな違い、注ぎ方で変わる生ビールの魅力を体感

サッポロ黒ラベル ファースト(680円)

黒ラベルの注ぎ分けだけで10種類。相談すれば、品書きにない注ぎ方も受けてくれるそうで、飲み方は無限大です。

全国的にも珍しいスイングカランが設置されているため、最初にスイングカランを使用して「ファースト」を注いでもらいました。

ファースト注ぎは、銀座のビヤホールライオンや札幌ビール園などの一部店舗で注がれてきた伝統の方法です。グラスを一気に満たし、勢いをつかって適度にガスを抜き、この時に発生する小さな泡の粒を活かし、きめ細かなフワフワの泡を作ります。

注ぎ始めの際にグラスにビールが当たると荒い「カニ泡」が発生しますが、この泡はこぼしてしまいます。ビール全体から持ち上がるきめ細かな泡がカニ泡を押しのけて、グラスの3割ほどを満たしたら完成です。

THE BARや銀座ライオンと同じ手法で注がれるビールでも、注ぐ人やグラスによって味が変わることが不思議です。普段から居酒屋や家庭で飲んでいるビールと同じはずなのに、まるで別のビールを飲んでいるかのような印象を受けることもあります。

一杯目にふさわしいみずみずしい一杯です。麦芽の甘み・旨味がしっかり感じられ、専門店ならではの美味しさです。

SORACHI1984(650円)

二杯目は「SORACHI1984」をいただきました。サッポロビールのホップ研究部門が1984年に北海道空知地方で生み出したホップの新品種「ソラチエース」を使用したビールです。ヒノキ・レモングラスのような風味がある個性的な味が特長。

パーフェクト注ぎで注いでいただきましたが、SORACHI1984も様々な注ぎ方ができるそうです。

このきれいな泡のクリーミーさ、ご覧ください。しっかりとしたガス圧と時間をかけてゆっくりと味わうことができる、素晴らしいビールです。

また、SORACHI1984のカランでは、様々なビールを提供したいという考えから、今後は白穂乃香などのビールにも繋ぎ変える計画があるそうです。

シャカシャカポテト(580円)

おつまみはビールにあうものばかり。シャカシャカポテトをつまみつつ、のんびりとした時間を楽しみます。

パリのハイボール(600円)

ビール以外で気になるお酒「パリのハイボール」をお願いしました。プレミアム フレンチリキュール「ST-GERMAIN サンジェルマン」のソーダ割り。

エルダーフラワー(セイヨウニワトコ)を原料にしたリキュールだそう。マスカットのような香りとトロピカルフルーツのような味でびっくり。非常におもしろい味です。

ごちそうさま

営業時間は11時から23時までで、中休みはなく通しで営業しています。

また、新木場駅はJR、りんかい線、東京メトロと、どの路線も改札を一旦出てから乗り換える必要があるため、「新木場ビアバー」へ立ち寄るタイミングが作りやすい駅です。駅ナカ感覚で、こだわりの生ビールを1杯だけでも味わってみませんか。

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名新木場ビアバー
住所東京都江東区新木場1丁目6 2F
営業時間営業時間
11:00~23:00
※ランチ11:00~14:00(ランチタイムもお酒を注文できます)
開業時期2023年5月2日