銀座「サッポロ生ビール黒ラベル THE BAR」 黒ラベルを3種類の注ぎ方で。銀座にサッポロのショールーム誕生。

銀座「サッポロ生ビール黒ラベル THE BAR」 黒ラベルを3種類の注ぎ方で。銀座にサッポロのショールーム誕生。

2019年7月5日

2019年7月5日、銀座五丁目にサッポロ生ビール黒ラベルのアンテナショップがオープン。これまでも夏季を中心に”究極の生ビール”をテーマにした黒ラベルの期間限定ビヤガーデンが開設されてきましたが、今年の夏は通年で営業する形態となりました。

場所は東京を代表する交差点のひとつ、銀座4丁目に向いたGINZA PLACE(銀座プレイス・所有はサッポロ不動産)の地階です。三越、和光などが向き合う銀座4丁目交差点。1911年(明治44年)に「カフェーライオン」という名の飲食店がオープンします。これが現在の「銀座ライオン」の”ライオン”の名の原点であり、昭和に入ると大日本麦酒(現在のサッポロビール)が経営していました。

サッポロビールにとって歴史のあるこの地で同社の看板ブランドのアンテナショップができることの意味は少なくありません。

 

その名は、「サッポロ生ビール黒ラベル THE BAR」。東京メトロ銀座線の改札口からすぐの場所にあり、ショッピングや街歩き、飲み歩きの合間に気軽に立ち寄れます。ちなみに、地下2階には、ライオン由来の地だけに、サッポロライオンの「ライオンビヤホール銀座5丁目店」があります。

 

スタンディング形式となっており、ビールタップを目の前にして注ぎたての生ビールが楽しめます。

 

ビールタップは2種類。昔ながらのスウィングカラン(ハンドルが水平方向にあり、水量が多い)と、最新のパーフェクト黒ラベルが注げるタイプが並んでいます。

 

グラスは飲み口が薄い同店限定のものを使用。グラスは原則、一日に一回しか使用せず、注ぐ段階でグラスのコンディションも完璧に整えているというこだわりです。容量は420ml。

 

飲み物はサッポロ黒ラベルのみ。注ぎ方が3種類あり、サッポロビール推奨のパーフェクト黒ラベル、スウィングカランから注ぐ昔のビヤホール方式のファースト、そしてそのふたつを合わせたハイブリッドの3種類です。なお、ビールはひとり原則2杯までとなっています。一杯500円。立地を考えるとだいぶリーズナフルです。

 

まずは、ハイブリッドから飲んでみます。さきにパーフェクト黒ラベルカランから注ぎ、泡をスウィングカランでつくる独特な注ぎ方です。

 

柔らかな飲み心地、マイルドな味。いつもの酒場で飲んでいる瓶の黒ラベルも、自宅の冷蔵庫で冷えている缶の黒ラベルも中身は同じなのに、全然感じ方がかわるのがおもしろいです。

 

生ビールは注ぎ方で味が変わる、この体験をぜひ皆さんにも楽しんでいただきたいです。

 

続いて、こちらはファースト継ぎ。注ぎ時間はわずか4秒。

喉で感じる爽快感がたまりません。スウィングカランは現在もライオン銀座7丁目やサッポロビール園などで現役ですが、まさかサッポロビールが公式としてアンテナショップで復活させるとは!

 

 

美味しい生ビールは、飲んだあとのグラスもキレイ。レーシングの線が残ります。

 

パーフェクト黒ラベルは、泡をあとから載せる最新のヘッドを使っています。これによりクリーミーで口当たりの良い泡が楽しめるほか、ビール液体もガスが高くキレのある味わいを保ちます。

この通り、ビールは3種類。どれが一番と決めるのは悩ましい限り。結局、毎回2杯ずつ飲んでローテーションしていきそうです。

 

ビールにあわせるおつまみは10種類。銀座サンド(480円)はここでイチオシのおつまみです。銀座の名店が監修し、定期的にお店はかわるとのこと。

 

今回は銀座7丁目の「とんかつ銀座梅林」によるヒレかつサンドです。

 

創業90年、ヒレかつ発祥の銀座梅林は行列の絶えない人気店。おみやとして人気のヒレかつサンドが一口サイズで食べられるのは嬉しい限り。

参考:【Syupo】銀座「梅林本店」 元祖ひと口ヒレカツで90年。銀座の老舗で星と鶴

 

万願寺とうがらしのじゃこ山椒&季節のビールピクルス(500円)など、どれもビールとの相性を考えて作られた料理ばかり。

 

お店の一画には、ガラスで囲まれた不思議な棚の空間があります。実はここ、グラスをキープするコーナー。

 

まるでファンタジー映画にでてくる貸し金庫のよう。

 

実はこれ、マイグラスの保管庫。グラスにはシリアルが入っていて、年間保管料の500円を支払うことで2つキープすることができます。マイグラス、ぜひともやってみたい。※毎月月初に限定70名

 

支払い方法はキャッシュレスオンリー。SuicaやPASMOなどの交通系IC電子マネーやクレジットカードなどが使用可能。

 

銀座線の改札から徒歩20秒。そのまま改札を通った交通系ICカードでビールにタッチ。内側からビールタップ越しに改札口が見えます。

 

運営は飲食事業会社のサッポロライオンではなく、サッポロビール本社組織の直轄。注ぎ方指導は、サッポログループ社内のベテランや、中野にある麦酒大学の山本さんなどが携わっています。

参考:【Syupo】中野「麦酒大学」 磨き抜かれたナショナルビールの魅力を感じる

今年、サッポロがビヤホールをはじめて120年になります。その歴史ある地ではじまった黒ラベルのアンテナショップ「サッポロ生ビール黒ラベル THE BAR」。サッポロファンだけでなく、すべてのビール好きの方におすすめしたい楽しい空間です。一杯目の格別な生ビールを手に持って、銀座で乾杯しませんか。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/サッポロビール株式会社)

 

サッポロ生ビール黒ラベル THE BAR
東京都中央区銀座5丁目8-1 銀座PLACE 地下1階
11:30~22:00(日祝は~21:00・基本無休)
スタンディングカウンター 25名
スタンディングテーブル 5名
予算1,500円