門前仲町で昼から地酒が楽しめる角打ち『地酒やすだ』。好きな料理を持ち込んで、全国の地酒やクラフトビールを気軽に味わえる、地元で親しまれる一軒です。
2024年6月に誕生した新進気鋭の酒屋さん

門前仲町駅から徒歩10分。住宅街の中にひっそりと佇む『地酒やすだ』を訪ねました。

地元の人たちから「昼から気軽に一杯飲める場所」として親しまれています。取材時は、早朝から市場で働く食材のプロの方も常連さんの姿も。

周辺にはテイクアウトできる焼鳥店もあり、好きな料理を持ち込んで、のんびりと昼飲みが楽しめます。他店ではあまり見かけないラインナップの日本酒を揃えているも特長。昼飲みもできる角打ちとしての魅力以上に、レアなお酒に出会える場所という価値を私は感じました。

一画にP箱(プラスチックケース)が並ぶ着席スペースがあり、1杯400円から、店主が厳選した全国の地酒を気軽に味わえます。クラフトビールや、冷やした脚付きグラスで提供されるお酒もあり、立ち飲みながらもリッチな気分を味わえるのも魅力のひとつです。


店主は、かつて業務用中心の酒販店で経験を積み、1年前に独立して『地酒やすだ』を開業。一人でお店を切り盛りしています。配達のために一時的にお店を閉めることもあるため、訪問前にはInstagramなどのSNSで営業状況の確認をおすすめします。

店内は明るく開放的な雰囲気ですが、日本酒へのダメージを避けるため、日差しの管理にも気を配っているのが印象的です。地元だけでなく、卸売市場で働く方や仕事終わりの一杯を求める人々も足を運ぶなど、門前仲町エリアでは貴重な昼飲みスポットとなっています。はしご酒のゼロ軒目にもぴったりです。

この日いただいたのは、愛知・長珍酒造の「長珍 純米60 無濾過生詰原酒」。生原酒らしいフレッシュ感と落ち着きが共存し、ボリュームのある旨みにキレイな酸が心地よいお酒です。しっかりとした味わいは、思わず料理を合わせたくなる一杯でした。

カフェ感覚でお昼に立ち寄るもよし、珍しい日本酒を探しに行くもよし。もちろん、王道の用途は門前仲町梯子酒のゼロ軒目だと思います。ふらりと立ち寄られてみてはいかがでしょう。
店舗詳細
