「食堂で飲む。」
それは、飲兵衛の心を掻き立てるのに十分な一言。
東京ではときわ食堂をはじめとした大衆食堂が多く残っています。戦後の食糧難を乗り切るために生まれた「外食券」が使える食堂の名残なんですよね。
そういう食堂では、定食を食べている人だけでなく、明るい時間から一杯飲んでいる人が多いです。
テレビの情報番組をみながら、瓶ビールを傾けて肉じゃがなんかをつまむのはいいものですよね。
この気持ちが分かる人は、これから紹介する食堂は絶対行ってみたくなると思います。
天満から徒歩5分、地下鉄扇町駅から徒歩1分の好立地にある大衆食堂「田舎家」は、この名酒場がひしめき合う天満においても地元飲兵衛かららしっかりと愛されているお店なのです。
いらっしゃいませー。どこでもどうぞ。
大阪の酒場はみんな親切でいいなぁ。
飲み物はアサヒとキリンから選べます。今夜はラガーの気分でしたので、これで乾杯♪
すぐ出る料理はショーケースに並んでいて、自分で直接見て選ぶスタイル。
しっかりとした手作りのおつまみが200円台の低価格で置かれていて、どれを摘もうか悩んじゃいます。
鯛のお造りと鮭の塩焼き。これだけでしっかり飲めそうです。鯛は300円台でこのボリューム・この価格。
食堂の焼き鮭って美味しいですよね。
よくあるカピカピのではなく、ほくほくしていて脂のノリ具合も丁度いい。
そして、瓶ビールをもう一本、行きましょう。
店内はテーブルが6卓ほどで、比較的コンパクトなお店で、お客さんは皆さん定食ではなくお酒を楽しんでいます。
若いお客さんの姿も多く、東京の食堂と同様、いまも生活に密着していることがよくわかります。
だし巻き卵は、ふっくら・ふんわり。
中からは鰻が出てきました。あ、これはう巻きだったんですね!価格が300円くらいとリーズナブルで、びっくりです。
よくわからないですが、天ぷらやマカロニサラダが一緒に盛られていますが、飲兵衛はどっちも大丈夫。
壁の品書きを見ると、カレーライスやラーメン、定食いろいろなどあらゆるものが揃っています。これでこそ大衆食堂ですよね!
ハンバーグが一番高級で、それでも370円。一品一品、ご主人と女将さんの愛情がこもっているようで家庭的で美味しい♪
午前10時から21時まで、ずっと続けて営業しているので使い勝手抜群。近くにこういう食堂、ひとつは欲しいですよね。
天満のコテコテ酒場に繰り出す前に、まずはここで軽く飲んでからのコースはいかがでしょう。
ごちそうさま。
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(取材・文・撮影/なゆ)
田舎家
06-6351-5739
大阪府大阪市北区天神橋4-7-12
10:00~21:30(日祝定休・土曜20:00まで)
予算1,200円
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