このサイトの読者様の多くは関東の方だと思います。
私自身、東京から離れたことがない人間なので、酒場が好きとは言っても、やはり関西はアウェイな気分。
いつかは住み込みで一年中飲みまわって徹底的に楽しみたいと思っているのですが、その夢はいつになることか。どなたか、関西で飲み屋さんに詳しい方に、特派員として関西発の情報を”Syupo”に載せてくれないかしら。
それまでは、時間を見つけてはちょくちょくと自力でまわっていきます♪
今回は飲み歩きだけを目的とした大阪訪問。
感覚としては、「ちょっと飲みに行ってくる、西へ」といったところ。
まず、大阪駅で降りたらば、ここへ行かなくちゃね。
梅田地下街など駅周辺に無数の立ち飲み串屋がある大阪駅周辺ですが、その中でも定番なのはここ「松葉」です。
JRの改札からも、地下鉄や阪急からも近いので出張ついでに飲んでいくなんて人も多く、私も出張帰りによく立ち寄っていました。
外観の間口は幅10m以上と大きく、店内も奥に広がっていて40人くらいは同時に立ち飲める大きなお店。それでも、お昼ごろの開店と同時に店内はお客さんで溢れかえります。滞在時間は短めなので回転がよく、あまり待たずに入れるのが出張族にもありがたいです。
飲み物は?
カウンターに立つとすぐにお姉さんから聞かれます。えっと、ダイビン(東京ならオオビン[大瓶])ください。
東京ではあまり見かけないサントリーモルツですが、大阪の立ち飲み屋さんでは定番ですね。最近、製法が変わってより美味しくなったように思います。
ラベルのデザイン変更で、「え、サントリーの新ブランド?」と驚く人はいまもまだ多いようで。
サントリー特有のフルーティーなテイストはアサヒの真逆だといつも感じています。どっちも好きです♪
さぁ、串かつを適当に頼んでいきます。
「クシください」って言うと牛串がでるのが大阪。
ししとう、牛くし、玉ねぎ、まぐろなどをチョイス。伝票らしいものがなく、手描きのポストイットのようなメモだけで注文が通っていきますが、これだけ混んでいる店内ではちゃめちゃにならないのはいつ見ても不思議。
衣は非常に薄く、パン粉も極めが細かいのが松葉の串かつ。
一本あたりのボリュームが結構あって、これで100円からというのはさすが大阪値段。
小さめの串をだす人気の「だるま」よりは一本一本が大きいので揚げるのに時間がちょっとかかります。40人が一斉に食べているので注文は余裕を持ってお早めに。
ソースはとてもさらっとしていて、串ごと全部漬けてちょうどいいくらい。
酸味は控えめ、絶妙なバランスで、たくさん食べれるように工夫された味です。
牛串が100円、野菜が120円以上と、野菜より牛のほうが安いのはさすがですね。こうやって”お値打ち”感をしっかり作るところは東京の立ち飲みではあまりない大阪ならではの商売だと思います。
場所柄、観光客が多いように思えるでしょう?
それが、実際は地元のおっちゃん(大阪の立ち飲み屋にいるオジサマには尊敬の意を込めて”おっちゃん”)がほとんど。
「大瓶といつものね!きみちゃん今日は休みなんやな」そんな会話がカウンターのあちこちから聞こえてくるのは、東京からこうして飲みに来ている私には新鮮で楽しいです。
ビール以外には、タコハイや角ハイボールをどうぞ。
大学生のカップルも、家族連れも、出張帰りのお父さんも、スポーツ新聞片手のおっちゃんも、ここはみんなにっこり笑顔です♪
ごちそうさま。
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(取材・文・撮影/なゆ)
松葉総本店
06-6312-6615
大阪府大阪市北区角田町9-25 新梅田食道街 1F
14:00~22:00(土12:00~22:00 日13:00~21:30 祝12:00~21:30)
予算1,600円
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