JR長崎駅は、西九州新幹線の開業に合わせて新駅舎になりました。改札目の前にある駅ナカ施設「長崎街道かもめ市場」には、長崎発の人気立ち飲み店『たたんばぁ』が出店し、お昼から気軽に長崎の地酒や樽生ビールが楽しめます。お酒は300円~、おつまみは100円均一。新幹線で長崎に着いたら悩むことなく『たたんばぁ』に直行です。
目次
生まれかわった長崎駅の新・駅飲みスポット
2022年9月23日、ついに西九州新幹線が開業しました。
終着駅であるJR長崎駅は、かつての姿を想像できないほど立派になりました。在来線も含め高架化され、ホーム階の下にはJR九州の商業施設「長崎街道かもめ市場」がオープン、54店舗が出店しました。駅ナカ施設の定番、おみやげ物店だけでなく、飲食店も8店舗登場。長崎県産の魚介類や長崎和牛を気軽に楽しめます。
外観
そして、なによりお酒好きには嬉しい立ち飲み店も営業中です。旧駅舎の頃から営業していた『たたんばぁ』が装いを新たに同施設内に移転しました。飲食店にぐるりと囲まれた横丁エリアの中央にあり、囲いのないオープンカウンターはまるで屋台です。
ふらっとカウンターに近づいて、都度払いでさくっと飲めるスタイル。日本一開放的な駅ナカ酒場です。※Syupo調べ
品書き
定番のお酒
樽生ビールはサッポロ生ビール黒ラベル:400円。よりお手頃なビールテイスト新ジャンル サッポロ麦とホップ樽生:300円もあります。
ハイボール・サワー類はデュワーズ:300円、男ウメサワー:300円など。さすが九州、本格焼酎(芋・麦・米)の焼酎ハイボール:300円~も用意されています。
長崎県産のお酒
焼酎は五島列島の五島芋:300円、南島原の青一髪:500円、壱岐の天の川:500円など。
日本酒は諫早の杵の川 特別純米:500円、島原の雲仙の輝き 特別純米:600円など。
おつまみ
おつまみは100円均一の小鉢のみ。ポテサラ、イカ刺し昆布、焼売、ちくわなど。
長崎飲み歩きの起点にぴったり!
サッポロ生ビール黒ラベル(400円)
カウンターに鎮座するドラフトタワーには、なにやら、ハイオクとレギュラーと書かれた文字。ここは給油所でしょうか。
ハイオクはサッポロ生ビール黒ラベル、レギュラーが麦とホップのこと。長崎の街に繰り出す前に、まずはビールで景気をつけようと思います。
どこからがお店なのか境目の分からないカウンターで飲むというのは、なんだか不思議。落ち着かないかと思いきや、これがなかなか居心地が良いのです。
結構しっかり入るワイドジョッキで登場、大分・日田でつくられたサッポロ生ビール黒ラベル。洗浄、鮮度、温度管理は完璧です。それでは乾杯!
おつまみは、ここから好きなのを選んでね、と店長さん。
イカ塩辛(100円)
長崎名物でもあるイカをもらって、ちびちびと。
ずらりと並んだ地元のお酒たち。角打ちのような雰囲気ですが、「たたんばぁ」は思案橋近くで「串乃屋」という串揚げ屋の二代目(現社長)が立ち飲み(飲食店)業態です。店長さんによると、長崎ではじめての立ち飲み(角打ちを除く)だったそう。たたんばぁの1号店は、現在も思案橋近くで営業中。
駅ナカの店舗はJRの要望もあり、長崎県内のお酒をメインにした品ぞろえとなっています。これなら、気軽に新幹線乗車前後で土地の味が楽しめますね。
長崎丸山(400円)
私も地酒を。選んだお酒は、日本最西端の日本酒酒蔵・福田酒造がつくるながさき丸山です。温度管理がしっかりされており、フレッシュな美味しさが楽しめます。
琥珀色をした旨口のお酒。長崎らしいやや甘めのお酒ですが余韻はキリッとしています。
JR長崎駅を利用する際は、通過することができない駅飲みの新スポットです。新幹線とセットで訪ねてみてはいかがでしょう。
ごちそうさま。
近くでお昼から飲める店
(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
店名 | 立ち呑み たたんばぁ長崎かもめ市場店 |
住所 | 長崎県長崎市尾上町1−1−番 67号 JR長崎駅 長崎街道かもめ市場内 |
営業時間 | 11:00~23:00(基本無休) |
開業年 | 2022年 |