上野『珍々軒』パラパラ炒飯にしっとり餃子。ガード下でビールが進む

上野『珍々軒』パラパラ炒飯にしっとり餃子。ガード下でビールが進む

2022年8月2日

上野から御徒町にかけてのガード下は、平日の昼間からお酒を楽しむ人達が集まる昼酒天国です。新旧様々な店がありますが、中華といえば『珍々軒』が有名です。シンプルなチャーハンやおつまみの蒸し豚が人気で、ラーメンだけの店ではありません。昼食を兼ねたお昼飲みは、キンキンに冷えたスーパードライで乾杯しませんか。

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ガード下で70年。いかにもアメ横脇の店らしい雰囲気。

『珍々軒』の創業は昭和23年頃。戦後すぐから続くアメ横脇の飲食店街を代表する飲食店のひとつ。店は通りに面しておらず、配線の都合か建設時の経緯か、上野駅から伸びた線路には高架の隙間があり、高架線路の谷間に張り付くように店があります。

店そのものはコンパクトで約半分が厨房スペースなのですが、店先の高架の隙間にテーブルを並べることで多くのお客さんに対応しているようです。休日の夕方ともなればちょっとしたビアガーデン状態となります。

ガード下で大勢が昼間から飲んでいるという特殊な環境。開放感もまたお酒を美味しくするアクセントです。

品書き

お酒

樽生ビール アサヒスーパードライ中:500円、瓶ビール アサヒスーパードライ中瓶:500円。

ブラックニッカハイボール:500円、レモンサワー:500円、日本酒八海山:500円、老酒:400円

料理・おつまみ

餃子:500円、チャーシュー盛り:500円、ネギチャーシュー:300円、蒸し豚:500円、生姜焼き:700円、チャーハン:700円、焼きそば:750円、レバニラ湯麺:900円など。

餃子、チャーハン、スーパードライのいい関係

アサヒスーパードライ(500円)

厨房は完全にオープンで、それを囲むようにカウンターが設置されています。一人飲みならば、カウンター越しに見える料理人の中華鍋さばきが酒の肴になること間違いなし。エアコンも効いており特等席です。

樽生ビール(アサヒスーパードライ)をもらって、はじめましょうか。乾杯!

半屋外のようなお店でも、樽生ビールの品質は良好です。よく冷えたスーパードライに思わず笑みがこぼれそう。

餃子(500円)

営業中も常に包み続ける人気の餃子。冷凍保管はせず、包んで間もないものがでてきます。人気の大衆中華ならではの圧倒的な食材の回転率が美味しさの理由でしょう。

比較的しっとり系で、正統派のもちもち餃子です。

餡は意外とあっさりとしておりニンニク感も控えめ。それでも酢とラー油をしっかりつけて頬張れば、溢れんばかりの汁も相まって満足感は非常に高くなります。

チャーハン(700円)

卵、ネギ、チャーシューだけでつくるシンプルなチャーハン。これが実に美味しいのです。具材を山盛りにしたチャーハンはその具でお酒が進みますが、ここのチャーハンは脂をまとったパラパラのお米そのものがおつまみ。

シンプルで、それほど塩味を効かせることもなく、バランスの取れた美味しさ。豪快に中華鍋をふる料理人さんの仕事風景を見ていたこともあり、より一層美味しく感じます。

お腹いっぱいになってしまうのがお酒好きとしては困りものですが、それでも空いていればたまに立ち寄りたくなる記憶に残る美味しさです。老酒も300円と手頃で美味しくおすすめです。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名珍々軒
住所東京都台東区上野6-12-2
営業時間10:00~23:00(日は10:00~20:00・月定休)
開業年1948年