四谷三丁目『焼とんあかし』高田屋の姉妹店、炭火焼と豊富な小皿料理

四谷三丁目『焼とんあかし』高田屋の姉妹店、炭火焼と豊富な小皿料理

2022年2月11日

都心で食べる味噌ダレやきとん。四谷三丁目の『焼きとんあかし』は、安くて美味しいと評判の酒場です。四谷荒木町にも近く、はしご酒の一軒目にもぴったり。名物のシロやカシラの味噌ダレ焼きを肴に、サッポロ赤星で乾杯しませんか。

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新宿通りに漂う美味しい香りに誘われて

外観

半蔵門から四谷見附を経由して新宿を結ぶ新宿通り。都心に居ると、なにかと利用することが多いです。

旧日テレ本社周辺のにぎやかな麹町、四谷の飲み屋街「しんみち通り」、そして花街の風情を残す荒木町、さらに新宿二丁目、三丁目と、道沿いには飲み屋街も多数。ですが、新宿通りそのものに限ってみればマンションとオフィスビルが立ち並ぶごくありふれた都心の国道なんです。

そんな新宿通りに、2013年、赤ちょうちんと道に溢れんばかりのお客さんで賑わう、まるで屋台のような焼きとん酒場が誕生しました。それが、今回ご紹介する『あかし』です。高田馬場にある焼きとん高田屋の姉妹店です。

焼き場に立つ大将を中心に、2名の店員さんが忙しく切り盛りするお店。調理場に向いたカウンター席には、一人・二人で飲みに来ている人で満席状態。皆さん近隣に暮らすご近所さん風。ラフな格好で晩酌を楽しんでいます。

大きく開け広げたつくりで、テーブル席は半分屋台状態です。こちらは20代の若い人や、グループで飲みに来ている酒場好きの人が多い様子。みなさん元気にもりもりと焼きとんを満喫中です。

乾杯は「サッポロラガー」で

モクモクの空間には赤い星が似合います。トクトクとビヤタンを満たしたら、顔の前まで持ち上げて乾杯。

品書き

お酒

樽生ビールはサッポロ生ビール黒ラベル:500円、瓶ビールはサッポロラガー中瓶:550円。ホッピーは白・黒あってベースはキンミヤ。セット:430円、なか:280円。

チューハイ・ハイボール類はほとんどが380円。角ハイボールバーボンソーダチューハイウーロンハイ抹茶ハイトマトハイ豆乳ハイバイスサワーなど。

料理

焼きとんは、レバタンハツカシラハラミシロテッポウヒラガツチレタンシタ:120円、ほかにも、バラみそ:150円、ツクネ:150円、さび焼き:150円など。

一品料理は、ガツ酢:150円、とり皮せんべい:250円、チーズハムカツ:300円、皿ワンタン:300円、しゅうまい:300円、ゴルゴンゾーラのペンネ:400円など。

品数豊富、張り出しメニューも要チェック

手元のメニューにとどまらず、カウンター上部にも料理が溢れています。一般的な焼きとん店よりも充実しており、串もの以外も「あかし」で飲む楽しみになりそうです。

ヒレカツ串:250円、明太子焼きうどん:500円、本日の焼き魚:500円、ピーマンナムル:200円、おろしトンカツ:550円、キクラゲと玉子炒め:400円。ザンギなめこ天マーボー豆腐まであります。

安くて美味しい、人気の理由がわかります

焼きとん(各120円)

高田馬場の人気焼きとん酒場の「高田屋」の姉妹店である「焼きとんあかし」。野方から広まった味噌ダレを受け継ぐ店のひとつで、部位によっては味噌ダレで食べさせてくれます。炭火の香りをまとって香ばしく焼き上がっています。とくにヒラみそはクセになる美味しさ。

マカロニサラダ(250円)

ゴルゴンゾーラのペンネも気になる料理ですが、マカロニサラダもなかなかの個性派。硬めに茹でたペンネにたっぶのマヨネーズと、刻みハムがアクセント。家でも真似したい味ですが、簡単そうに見えてテクニックがありそうです。

ガツ酢(150円)

しっかり効いた酸味がさっぱりとまとめています。食感、旨味ともに、まさしくお酒のつまみ。チュウハイを合わせるのが良さそうです。

トマトハイ(380円)

焼酎しっかり、トマトジュースも濃い目。豚モツの脂をすっと流して、なんだか体にいいことをしている気分になります。

口開けから次々お客さんが集まり、都心の大通り沿いとは思えない賑わいになります。お店の方し忙しくてもぴしっと接客されていて、そんな雰囲気も魅力です。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名焼とん あかし
住所東京都新宿区四谷3-3
営業時間16:30~24:00(土は23:00まで・日定休)
開業年2013年