お昼は人気のカレー店。それが夜になるとがらりと酒場に姿を変える、人気の二毛作店「トプカ」。酒場に詳しい酒類関係者も足繁く通う、神田の名酒場です。カレーをつまみにするのかと思いきや、名物はご主人こだわりの魚介類です。
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夜は雰囲気も飲み屋さん
カレー激戦区として知られる神田。そんな神田でカレーファンの間では大定番のお店である「トプカ」。カレーについてはそのジャンルの専門家が数多のレポートをされていますが、夜は素晴らしい酒場に姿を変えるため、Syupoでもぜひ紹介したいと思います。
創業は1994年。インド風と欧風の両方を提供するお店です。夜は「酒処」の暖簾に付け替えられ、ほんのりカレーの香りがするものの、常連さんがごく日常の居場所として皆さんお酒を楽しまれています。
カレー店ですから一人での利用向けのカウンター席が多く、今の時代の一人飲みにも適した雰囲気です。パーテーションもしっかり配置。
居酒屋営業中はレースで覆われているお昼のカレーメニュー。外すとお昼の人気メニューがでてきます。
居酒屋メニューをご紹介する前に、まずは一杯目をはじめさせてください。状態のよいサッポロ生ビール黒ラベル(ジョッキ490円)で乾杯です。
カレー以外にも力を抜かない豊富な居酒屋メニュー
夜のメニューを御覧ください。まさしくここは酒場です。
カレーの仕込みに10時間もかけるというこだわりのカレー店なのに、さらに居酒屋メニューがこんなに充実しています。料理にこだわり続けるご主人の人柄があらわれています。お話を伺うとやはり苦労はあるそうですが、それでも手を抜かず、終始笑顔で対応されている姿が印象的でした。
夜もカレーメニューの注文が可能。夕飯前に軽く一杯飲んでから食事を済ませて帰宅する、そんな用途にもぴったりです。
店内にはその日仕入れた旬の食材などを反映した短冊がずらり。鯛かぶと煮(380円)や、ジャンボまぐろメンチ(420円)など。この短冊も毎回、昼と夜で張り替えているそう。とくに魚介類が充実している上に、一品400円前後が多く価格もリーズナブルです。
カレーの香りがする中で食べるお刺身もここならばアリ!
夜の名物、まぐろの中落ち(490円)。仕入れについてもこだわりあり。500円未満でこれだけしっかりした本マグロが食べられるのは実に素敵なこととです。
こちらはイワシ刺し。脂がのっているだけでなく、鮮度の良さを感じるハリと輝きがあります。「カレー店の二毛作」、としての感想ではなく、純粋に魚を食べさせる居酒屋としてなかなかいいお店です。
樽生ビールのつぎは、サッポロラガー(大びん700円)。芯までじっくり冷えています。
メヒカリの唐揚げ(520円)
小ぶりで骨が柔らかく頭から頬張りたい!サクサクの衣とじゅわっと広がる旨味。
焼酎ハイボールが人気(380円)
ビールをある程度楽しんだあとは、ぜひ下町焼酎ハイボールを。宝酒造がつくる味付きの酎ハイ、これがトプカではとても人気なのだそう。ほんのり香る果実感が印象的。それでいてとってもドライで魚料理とも相性がいいです。
赤ちょうちんのトプカは優しいお店
ご主人も女将さんも、お店の皆さんがとっても物腰柔らかに接してくれます。
神田は忙しない場所、そんなイメージを覆す、夜は比較的静かなオフィス街にあります。都心の隠れ家みたいな雰囲気が心地いいです。旬の魚やマグロでお酒を楽しみませんか。
ごちそうさま。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/サッポロビール株式会社)
店名 | トプカ 神田本店 |
住所 | 東京都千代田区神田須田町1-11 竹内ビル 1F |
営業時間 | 営業時間 [月~金] 11:00~15:30 17:30~23:00(L.O.21:30) [土・日・祝] 11:30~18:00 日曜営業 定休日 無休 |
開業年 | 1994年 |