勝田『ドヨーズ(DOYLE’S)』徒歩30秒で常陸野ネスト、ギネスもある

勝田『ドヨーズ(DOYLE’S)』徒歩30秒で常陸野ネスト、ギネスもある

2021年3月6日

JR勝田駅東口正面、本格的なアイリッシュパブの「ドヨーズ(DOYLE’S)」ご紹介します。改札からでも1分かからない場所にあり、列車の待ち時間にギネスで一杯楽しめます。茨城を代表するクラフトビール、常陸野ネストの樽生もあります。

こんな場所にアイリッシュパブが!?と最初、驚きました。

ここは茨城県ひたちなか市、JR勝田駅前。県庁所在地・水戸市のお隣です。常磐線は勝田駅止まりの列車が多いことや、那珂湊、ひたち海浜公園へ向かう路線の乗換駅なので、名前を聞いたことがある人は多いかもしれません。駅の西側は日立グループの広大な事業所が広がっています。

そんな勝田駅の真ん前にある「ドヨーズ」。アイルランドのシンボル「シャムロック」が描かれていて、ここだけはダブリンの雰囲気です。

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駅前で15年のアイリッシュパブ

店内も本格的です。丁寧に作り込まれたアイリッシュパブのダークウッドの雰囲気に、心がじんわりと安らいでいきます。

本場のパブと同じように、キャッシュオンで飲めるようなカウンターコーナーと、ハイチェアの丸テーブル、ベンチシート席など、スタイルも様々。その日の気分にあわせて選びたいですね。

お店は今年で創業15年目。都心のアイリッシュパブは飲食チェーンが仕掛けるものが多いですが、こちらは地域に根づいた家族経営の店。初代と二代目の板垣 光紀さんが中心となって切り盛りされています。息子さんは震災をきっかけに店を手伝うようになったそうです。

常陸野ネストの樽詰めが飲める

板垣 光紀さんに、地元の銘柄・常陸野ネストビールの樽詰を注いでもらいました。※取材はコロナ禍以前

ネストヴァイツェン(350ml 700円・以下税別表記)。

常陸野ネストビールをつくる木内酒造は勝田から車でわずかな距離です。クラフトビールはやはり生産地で飲むとより美味しく感じるもの、ここで飲む一杯も格別です。

それでは乾杯。

ドラフトビールは、キリン系では取手うまれのビール「キリンハートランド」とハイネケン。アイリッシュパブの主役、ギネスキルケニー(ともに1パイント950円)のほか、アサヒ系のピルスナーウルケルも選べます。

ボトルビールも豊富なラインナップです。サンフランシスコを代表するクラフトビール「アンカースチーム」(1,000円)が筆者のおすすめ。

ウイスキーなどの各種ハードリカー、和酒もよく揃えられています。

パブですから列車を待つ間に一杯だけ、なんて利用もできます。ですが、せっかくならばファンが多いギネス風フィッシュ・アンド・チップス(Sサイズ680円)を頼みたいところ。

時間がなければ自家製ピクルスなども。

フィッシュアンドチップスとギネス

ハイチェアのカウンターで、ざっくばらんにギネスを飲みながら、のんびり過ごすこのひとときが心地いい。ドラフトギネスで、Slainte/スランチェ(アイルランドの乾杯の言葉)。

ギネスビールを使用して揚げるポクポクの厚切り鱈。これがなかなか本格的でいい味です。ギネスとフィッシュ・アンド・チップスで、気分はすっかりアイルランドのダブリン。

そうそう列車を待っているのでした。特急ひたち号の発車時刻まで、もう少しゆったりさせていただきたいと思います。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名ドヨーズ(DOYLE’S)
住所茨城県ひたちなか市勝田中央3-14
営業時間営業時間
月~木 17:00~翌0:00
金 17:00~02:00
土 16:00~02:00
日 16:00~23:00
日曜営業
定休日
年末年始
開業年2006年