清水『ふじいち飯店』新清水駅前、真夜中の町中華。〆の半炒飯とラガーで乾杯

清水『ふじいち飯店』新清水駅前、真夜中の町中華。〆の半炒飯とラガーで乾杯

2021年2月21日

清水の深夜食堂、ふじいち飯店。歓楽街にある〆中華の店として長年親しまれてきました。

カウンターだけの中華店ですが生ビールの取り扱いもあり、夜はお酒を飲みながらのんびり過ごす地元の人々で賑わっています。

清水は静岡を代表する漁師町のひとつで、東海道の宿場町だったことから古くから栄えてきた町です。昭和は歓楽街が広がるも今は縮小傾向。それでも、古くから続いてきた飲食店は多く、同じ静岡市内の静岡駅前とはまた違った街の魅力をもっています。

静岡鉄道の新清水駅前の「ふじいち飯店」は、店先のショーケースといい、典型的な大衆中華(町中華)といった店構えです。富士山のお膝元らしい店名にも惹きつけられます。

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新清水で一番遅くまでやっている中華食堂

営業時間は深夜1時30分までとかなり遅いです。筆者がたどり着いたとはきだいぶ深い時間だったにも関わらず、長い清水の夜を楽しんだ人々が一人、また一人とやってきました。

さてさて、何軒目でもやはり一杯目はビールが美味しいものです。キリンらしいしゅっとした感じの大瓶をもらい、トクトクと注いだらそのまま乾杯です。

瓶ビールはキリンラガー(600円)で、樽生はアサヒスーパードライ(中ジョッキ550円)。日本酒は白鹿(1合400円)です。

麺類の人気は醤油味のチャンポンメン、手づくりのギョウザ(450円)はお店のイチオシ。昔は真夜中に営業しているこういうお店は全国にたくさんありましたが、だんだん貴重になってきました。

〆にミニチャーハン

チャーハン(ミニ500円)はミニサイズもあり、〆にちょっとだけ摘みたいという気持ちに応えてくれます。これと半ギョウザ(250円)をあわせて、大瓶一本で程よい〆飲みセットの完成です。

炒めるときには卵を入れず、あとから錦糸卵をトッピングするという、古い町中華で稀に見かける作り方です。

醤油味に漬けこまれた玉ねぎや椎茸、チャーシューといった濃い味の具材がインパクトあり。しっとり系のチャーハンに、ガツンとしたキリンのラガー味がよくあいます。

赤い化粧板のカウンターにぎーっと音を出す丸椅子、昔ながらの雰囲気にほっとします。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名ふじいち飯店
住所静岡県静岡市清水区相生町9-39
営業時間営業時間
11:30~15:00
17:30~1:00[火~木]
17:30~1:30[金・土]
17:30~0:00[日]
日曜営業
定休日
月曜日