下北「Moony」 むつのアイリッシュパブでギネス、気分は北ヨーロッパ?

下北「Moony」 むつのアイリッシュパブでギネス、気分は北ヨーロッパ?

今日はシモキタのアイリッシュパブ「Moony」をご紹介します。本州最北の歓楽街「田名部」で、アイルランドのギネスを飲んで夜空を見上げれば、気分は北ヨーロッパかもしれません。

その前に、田名部(たなぶ)についてご紹介します。田名部は1959年に大湊町と合併する以前の町名で、現在はむつ市の一部。下北半島の経済の中心です。

2001年までは下北交通(旧国鉄大畑線)「田名部駅」がありましたが、同線の廃止に伴い、現在の最寄り駅はJR大湊線の下北駅です。駅までの距離は2.7キロメートル。近くに駅がない場所に、田名部神社を囲むように50軒以上の飲食店が店を構えています。

 

かつて遊郭があった街。居酒屋だけでなく、スナックやクラブが密集していて、人口5万人のむつ市において、その規模は驚くほど大きいです。雪国に多い平屋の集合型飲食店ビルがいくつもあり、昭和の歓楽街の雰囲気をそのまま残したような町並みが広がっています。

 

一歩足を踏み入れると、どこまでも続く飲み屋横丁に目がまわり、そして、ノンベエの心を掻き立てられます。

むつ市はエネルギー関連事業や国の機関、海空自衛隊が置かれた街。飲み屋街に集まるお客さんも、出張や転勤で全国からこの地に訪れてきた人が多い印象です。

 

昭和歌謡が漏れ聞こえるスナック街。ここに店を構える「Moony」は本州最北のアイリッシュパブ。今年で創業12年目。

ビールやウイスキーだけでなく、本格的なカクテルも楽しめます。また、地元の人たちは二次会などのパーティー利用もあるようです。

 

ダークブラウンのシックな空間。L字のカウンターのハイチェアに腰掛けて、軽くビールをいただきましょう。

 

近年導入が進む、キリンビールがてがけるクラフトビールサーバー「タップマルシェ」がここにも。ブルックリンラガー(ニューヨーク)や496(横浜)、インドの青鬼(軽井沢)などのビールがセットされています。(1杯650円)

 

そして、見逃してはいけないのは、この生樽ギネスサーバー。しかも新型。

 

アイリッシュパブといえば、主役は樽生GUINNESS!1パイント(570ml 900円)で乾杯。

まさか、シモキタでも下北沢ではなく下北半島で樽生ギネスを飲むことができるとは。クオリティ管理も行き届いているようで、味は抜群です。

 

ギネス以外にもキリン一番搾り(500円)やシードルなどが樽生で用意されています。ほとんどのサワー、ワインは500円均一です。本格カクテルもジンフィズ(600円)、ダイキリ(700円)、ボストンクーラー(600円)などどれもお手頃価格。

 

こちらがフードメニュー。スタンダードなバーフードが用意されています。

 

田名部という不思議な歓楽街にいながら、ここの雰囲気は完全にヨーロッパのパブのよう。丁寧な接客のマスターとの会話をスローペースで楽しみつつ、ギネスをちびり、ちびりと。

 

美味しいギネスは1パイントでは終わりませんね。

静けさと、飲み屋街の賑わいの挟まれた「Moony」。郷土料理や土地の酒場を訪ねたあとに、こういうひとときもまたよいものです。

ほろ酔いで空を見上げたら、満天の星空でした。ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

Moony
Facebook https://www.facebook.com/moony.arigato
0175-23-7316
青森県むつ市柳町1丁目1
20:00~26:00(不定休・営業時間は通常時の情報です)
予算2,000円