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水道橋で飲むときは、JR水道橋駅の南側で飲むことが多いと思います。神田や神楽坂にも負けない居酒屋の軒数があり、はしご酒が楽しめます。ですが、実は駅の北側、後楽園のすぐ横にも一軒のよき老舗大衆割烹があることをご存知でしょうか。
豊洲直送の鮮魚や旬の食材を手頃な価格で楽しませてくれる店「大衆割烹丸八」です。
このお店、刺身、小鉢2品、お酒一杯ついた「サク飲みセット」というものがあり、お通しを含めて1,310円で楽しむことができます。タイムサービスなどではなく、いつでも注文可能なのも嬉しいポイント。
手頃な価格で飲みたいけれど、今日は落ち着いたお店で飲みたいなんてときには最適。後楽園や東京ドームシティに遊びに来た前後に、老舗のカウンターでホッと一息、いかがでしょう。
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JR水道橋駅から徒歩3分。地下鉄三田線のA6出口からは30秒の距離。白山通りに面したお店です。お店の目の前は後楽園。
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分厚いカウンターに安心感。店長、板長が立つ厨房に向いたカウンターは、一人飲みでも楽しく過ごせます。
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テーブル席あり。大人数でも利用できる二階は約30席あります。
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サク飲みセットのお酒は、樽生ビール、焼酎、サワーから選べます。となれば、私はもちろん生ビール。キンキンに冷やしたジョッキに注がれるサッポロ黒ラベル。あぁ、美味しそう。
それでは乾杯!
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サク飲みセットと侮るなかれの内容なのでお楽しみに。(取材時は1,250円、現在は1,310円)
実質4品のおつまみがでるのにお酒1杯では足りませんよね。ですがご安心を。二杯目は多くのお酒が340円で注文可能。これで済ませれば二千円でお釣りが来ます。ただ、お店の雰囲気にはまってしまうと、つい長居してしまうのです。
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ビールの通常価格は600円、瓶ビールはサッポロラガー(600円)。チューハイは350円からと手頃。日本酒は定番酒が秋田の太平山辛口(1合350円)。宮城の浦霞(1合470円)、新潟は佐渡島の酒・真野鶴辛口純米酒(1合550円)など、地酒が1合500円前後で飲めるのも、この立地ではお得感があります。
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焼酎は和ら麦など、ボトル2,200円から。
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続いて料理のメニュー。黒板メニューが楽しいお店はよいお店。インド鮪(ミナミマグロ)刺身(1,000円)を筆頭に、カワハギ、シマアジ、しゃこ刺しなどのお刺身が並びます。
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こちらは定番メニュー。煮込み(320円)、ねぎまや鶏レバーなどの焼き鳥(140円)、いかげそ揚げ(420円)など。
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さて、おまたせしました。こちらが「サク飲みセット」です。「サク飲み」の概念がぼやけてしまうほど、サービス満点の内容です。
ねぎとろとタコの刺身盛り、つぶ貝煮、小さめアジフライ、そして小鉢のサラダまでついています。
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菊を添えた盛り付けは割烹らしさ。盛り付けも美しく、一人飲みではちょうどいい内容です。
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アジフライはしっかりレモンを搾りいただきます。この内容、いくら中ジョッキが昔ながらのたっぷり入るサイズでも、ビール1杯で済ませるのはお酒好きには難しいというもの。
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浦霞(サク飲みセット価格340円)。水道橋の南側の賑やかさや、後楽園の喧騒とは離れた、ここはほっとする飲み屋の時間が流れています。
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手頃なセットだけでは終わるわけもなく、名物の特製つくねと人気料理のなっとう巻きを追加注文。
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鶏のいろんな部位がまざり肉の旨味は濃厚。ナンコツのコリっとした食感がアクセントのつくね(210円)。甘くしっかりしたタレに気持ち多めの七味をかけていただきます。
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なっとう巻き(370円)はこの通り、本来酢飯の部分にかきわり納豆が入り、中心にキュウリをいれた、おつまみアレンジの一品。お酒飲みって納豆好きが多くないですか?(笑)
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世代交代をしながらも古き良き大衆割烹の雰囲気を残す、都心で貴重な一軒。場所柄、お店の方は巨人ファン。野球観戦前のサク飲みに、試合後の一杯に立ち寄る方も多いようです。
ごちそうさま。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ ※外出自粛要請以前に取材)
大衆割烹 丸八
03-3811-0142
東京都文京区本郷1-4-7
17:00~24:00(日祝定休)
予算2,300円