石垣島「なつや」 八重山諸島の肴と一緒に日本最南端の樽生ヱビス。

石垣島「なつや」 八重山諸島の肴と一緒に日本最南端の樽生ヱビス。

沖縄本島から南西410kmの場所に浮かぶ「石垣島」。早くも3月(2020年の海開きは3月14日)には海開きが行われ、いち早くビーチを楽しみたい人々が集まるリゾート地です。

といっても、私の目的は海ではなくて飲み屋さん。石垣島南部、美崎町を中心とした石垣島の繁華街には、約200軒もの飲食店が軒を連ねています。

今回ご紹介するお店は本州から移住し漁師になった方が開いたお店「なつや」です。新鮮な八重山諸島近海の魚や郷土料理で楽しませてくれる飲み屋さん。

 

石垣島の空の玄関口、南ぬ島 石垣空港。羽田、セントレア、関空などからANAなどが直行便で結んでいます。羽田からは3時間30分の空の旅です。

 

飲み歩く前に、まずは簡単に島巡り。石垣島は島を一周するように路線バス網が整備されていて、時刻表を確認すればバスだけでも十分島の景色が楽しめます。

 

海開きが早ければ、桜のシーズンだって早い石垣島。緋寒桜は、早ければ1月下旬が見頃を迎えます。

 

さてさて、中心街・美崎町に戻ってきました。バスターミナルや石垣島離島ターミナルがあり、 交通の結節点となっています。

 

波の音を聞きながら、暮れた街をぷらぷら歩いてやってきました「なつや」。間口は狭いものの、店内はカウンターを長く配置し、席数は17ほど。結構広いのです。

ご主人は2005年に漁師を目指して石垣島に移住してきた方。水揚げ次第ですが、その日の釣り魚をお刺身やマース煮などで食べさせてくれます。

 

沖縄県の飲食店で提供される樽生はほとんどが沖縄のビール、オリオンビール。ですが、こちらはなんと珍しい、ヱビスビール(中ジョッキ500円・価格はすべて2019年取材時のデータです)を取り扱っています。日本最南端のサッポロビールの樽生を取り扱うお店です。(2019年 Syupo調べ)

状態抜群の一杯が飲めることに感謝して、では乾杯!

他には、石垣島地ビールや、瓶ビール(大ビン各700円)でアサヒスーパードライ、キリン一番搾り、オリオンを置いています。酎ハイは氷彩サワー(420円)、泡盛ソーダ割りのハイサイサワー(480円)など。

泡盛は島のお酒が6種類。カラカラで700円、グラス400円と手頃な価格です。クースー(グラス800円~)もあります。

 

お通しは八重山の野菜をつかった自家製のお漬物。とくにゴーヤの漬物は深みがありビールを誘う味です。

 

ヤンバル若鶏の焼鳥(7本1,150円)や島豆腐ステーキ(680円)、アカマチやツノザメなどその日の漁次第でかわる島魚の天ぷら(780円)が人気だそう。

 

取材時は海の状況もあって、お刺身ではなく、ちょっとした珍味を楽しむことに。もずく酢(380円)から。もずくはもちろん八重山の天然もので、細くてもプリプリしていて非常に食べごたえかあります。

 

このあたりの郷土料理のひとつ、たらし揚げ。かまぼこの生産が盛んな八重山地域。お酒のおつまみにかまぼこは昔からの定番だそうです。

 

原料はイカやシイラ、カジキ。いかにも沖縄という魚が使われています。シンプルであっさり、これはビールをチェイサーにして泡盛を飲み始めなくてはなりませんね。

 

そうそう、最南端の樽生ヱビスと同時に、もしかしたらホッピーもここが最南かもしれません。甲類焼酎のキンミヤ(三重県・宮崎本店)を冷凍庫に入れてシャーベット状にし、それを”ナカ”として使った、本場関東でおなじみのスタイル。氷なし、ジョッキも冷やされている本格派です。

 

美崎町の夜はまだまだこれから。

居合わせたお客さんとの会話も盛り上がり、遠く離れた島の酒場で過ごす時間は楽しく過ぎていきます。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

炭火串焼屋 なつや
0980-82-0948
沖縄県石垣市美崎町10-17
17:00~24:00(不定休)
予算2,500円